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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
金の針で鯛をつる、「いのちながえのさお」さんです。

いのちながえのさお 命長柄の棹

神々や鬼神などが用いてるふしぎなつりざお。




歳末の厄払いでうたわれてた文句のなかなどにも、
七福神の恵比寿が釣りをすることをうたいこんでる箇所に
「いのち長柄の棹をもち、金と銀との針をつけ」など見られます。








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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぽっかり大きな。「かずさにゅうどう」さんです。

かずさにゅうどう 上総入道

常陸・下総の国などでいわれてるもので、
夏の季節に南の方角にみえる大きな入道雲のこと。




「常陸」や「下総」からみて南の方角に見えることから
「上総」と呼ばれてる例。
このように地名つきで「入道」とか「太郎」とかと呼ばれる雲たちは
各地に多くいて、天気をみるときなどに言及されます。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
店賃おはらい。「おわるるたなご」さんです。

おわるるたなご 追るる店子

巣穴から店立(たなだて)を喰らって
困り顔で泳ぎまわってる「たなご」たち。




「当世水産狂産会」などで描かれてるもの。
「店子」と「たなご」をかけたもの。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
お盆びゅーん。「かえんぼん」さんです。

かえんぼん 火炎盆

火を吹きまといながら、宙をまわったりするというお盆。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
チチッチッかげろう。「かげろうそう」さんです。

かげろうそう 蜉蝣僧

虫のかげろうが化けたもので、
撞木を持って鉦(かね)を叩き鳴らしたりします。 




 大伴昌司の手掛けた妖怪図解記事
(「四谷怪談ウルトラ妖怪画報」)などにみられるもの。
「かげろう僧」とひらがなのみで呼び名が示されてますが、
虫のかたちで描かれてることから蜉蝣であろうと知れます。
さぁ新年度のはじまりの「和漢百魅缶」へのアップは、
きれいなおべべで、「らっふるざる」さんです。

らっふるざる 襞襟猿

南蛮人のような衣服や帽子をつけてる獣のおばけ。



歌川芳虎がその他大勢な仕出しな妖怪として描いてたりする画像妖怪。
特に定まった名称はないもの。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ねりねり日火月水。「ごしきせき」さんです。

ごしきせき 五色石

五色の石からつくられたという
まるい鏡のようなふしぎな石で、
日から火をつくり、月から水をうむことが出来るといいます。


五色石は、5月の丙午の日、午の刻に
五色の石を煉ったものであるともいいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
中の中の黒仏何で背が低い
あんまり杖に叩かれてそれで背が低い。「くろぼとけ」さんです。

くろぼとけ 黒仏

真っ黒いほとけさま。
むかしぼかぼかと杖で叩かれたために背が小さいとされます。
童謡に出て来る存在で、加賀の国の能美郡などでは
子守歌にこの文句がみられます。




なすのがはらのくろぼとけ」(那須野原の黒仏)などとはかなり異なるもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
にぎると雷よけ効果。「かみなりよけのたま」さんです。

かみなりよけのたま 雷除玉

雷が鳴ってるとき、てのひらにギュッと握るとよい
という触れ込みで販売されてたという玉で、
落雷をさけることが出来る、雷の音が小さく聴こえる
などの効力があるとされてたソウナ。




『梅翁随筆』には、江戸の麻布長坂などで売られてたことが見られます。
実際の効果は不明なものの、買い求める者は多かったとのハナシ。
同書は寛政年間あたりの記録が多い随筆。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
予定調和。「いろりのきのこ」さんです。

いろりのきのこ 囲炉裏の茸

山小屋などの囲炉裏に出て来て
ひとをびっくりさせようとしたりする
ふしぎなきのこ。



昔話などにあるもので、囲炉裏にくべてる
薪(まき)に、きのこが突然ニョキニョキ生えて来たりしますが、


「木に生えるのは普通のことだ、おどろかそうと思うなら、
 鍋から生えるぐらいせねば」


と声をかけたところ、
しばらくすると鍋の鉄の部分からきのこがニョキニョキ。




「いまさらそのとおりに生えて来ても
 おどろくわけないだろう」



と、みんな美味しく食べられてしまったなどのはなしがあります。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
化叉いうおっとろしい魔物。「かしゃ」さんです。

かしゃ 化叉

人間を襲ったり食べてしまったりするという魔物。




伊予の国などでは、昔話のなかで「げどう」(外道)とかと同様の意味あいで
用いられてたりします。 あの世へ魂を運んで行く「火車」や「夜叉」から来てる
と思われますが、くわしい前後関係はよくわかりません。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ご乱心ソード。「あわたぐちやすつな」さんです。

あわたぐちやすつな 粟田口康綱

康綱(やすつな)が鍛えたすぐれた刀ですが、
これを所持するものは乱心することがあるといわれてたソウナ。



『梅翁随筆』に伊東播磨守長寛の家中の剣術指南役がこの刀のせいなのか、
おかしくなってしまってひとを斬り、竹やぶのなかで切腹したはなしがあり、
そのなかで語られてるもの。
康綱が後年、乱心をしておかしくなってしまったこと
に由来してるなどと語られます。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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