忍者ブログ
氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
≪   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  ≫
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6] 
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
てるやま。「やまひめのぬさ」さんです。

やまひめのぬさ 山姫幣

「やまひめ」(山姫)のために美しく山をいろどる
紅葉あるいは山の精たちのこと。



『後撰和歌集』にある「わたつみの神に手向くる山姫の幣とぞ人は紅葉といひける」
などの和歌に見られることば。千重錦(ちえのにしき)とも称されます。





PR
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
11月の恒例、酉の日の「とり」しばりで「おおおそどり」さんです。
いちの酉でござる。

おおおそどり 大おそ鳥

人間に、期待はずれなわくわくを持たせたりして、
がっくりさせる鳥のいたずらのこと。



人間を無駄にたぶらかしたり、
不安にさせたりする鳴き声に対しても用いられます。




古くは『万葉集』などに「からすとうおおおそどりの」と見られる呼び方なので
「からす」に対して用いられることが多いようです。
「おそ」は嘘、また「おおおそ」は軽率・粗忽・あわてもの・そそっかしい
――などの意味と考えられてます。

いっぽう、下河辺長流『万葉集管見』に
「をそろ をそは きたなしといふ心なり 呂は助詞なり」
「おそといふ詞は 恐ろしきといふ心と きたなしといふ心とにかよへり」
――などとあるように、「おそ・をそ」を、
「おそろしい」(おそろし・きたなし)の意味と説く流れの古註もあったようです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
式場おやすみ。「なつのひのえうま」さんです。

なつのひのえうま 夏丙午

祝言をあげると良くない日
として古くは挙げられてたもので、夏の時季には
「ひのえうま」の日にあたる日が良くないとされいました。




『東山往来』の3条「五月不納聟状」で説かれる
婚姻に向かない日についての羅列のなかにみられるものです。


夏の丙午は、金神が遊行活動をはじめる日として
暦書ではよく出て来るものでもあります。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
かどにもたたすな。「ひつじのおんな」さんです。

ひつじのおんな 未の女

ひつじ年うまれの女のひとのことで、
むかしは俗に「上(かみ)を喰う」あるいは「神(かみ)を喰う」などと称されて、
縁談やお見合いのうえで縁起が良くないとされてました。



「未の女は門にも立たすな」や「未女は門へも立つな」あるいは
「未の女は男とり」などの短句はしばしば用いられてたもの。


配偶者が早死にする・財産を浪費するなどと勝手に結びつけて語られてました。
特に「ひのとひつじ」(丁未)がそれにあたるなどの迷信も見られました。



逆に、ゆたかな金満の運が伴う(なので出してはいけない)と説かれる場合もありますが、
基本的には「丙午」や「五黄寅」とおなじ根拠のない迷信で、
人生の選択の上で、悪い使われ方をされることの多かった性質のものです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
とえっとえっ。「とえうま」さんです。

とえうま とえ馬

長門の国に伝わるもので、小正月の夜に「とえとえ」と呼び掛けながら
家々からお餅をもらってまわるとき、そのお礼として置いてゆく
藁(わら)でつくった馬のこと。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
妖胡不知敬。「ようこ」さんです。

ようこ 妖胡

漢字で書けば「妖胡」で
異境や鄙野に暮らしてる蛮族や妖魅たちのこと。



正信を持たず、あやしげな信仰をしてる存在のことをあてはめて用いる形容としては、
仏典や聖書の漢訳などにもみられます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
みのりなめなめ。「ごしょくじん」さんです。

ごしょくじん 五稷神

漢字で書くと「五稷神」で
小さい祠(ほこら)などにまつられてる
穀物などのみのりをもたらすかみさま。


稷(しょく)の字は「社稷」などのことばから採られてるとみられます。
「こうど」(后土)なども参照。


11月のさいしょの「和漢百魅缶」へのアップは、
昨日の主任の1960~1970年代のヤッパンでのすがた。「シンナテテオ」さんです。

シンナテテオ

メキシコにいるとされる妖怪で、
辻に出て来て力試しを挑んで来るとされます。



「シウアテテオ」のつづり「Ciuateteo」の活字の組みが
『吸血妖魅考』で「Cinateteo」になってたり、音写が「シナテテオ」となってた結果、
書籍を通じた情報空間のなかで生じた異名です。



「力試し」というのは、それだけで理解すると
「ちからくらべ」みたいなことをしてくるのかナと読めてしまいますが、
日夏耿之介の文でもいろいろな魔力の解説をしたあとの文に
「十字路によく現われその力を試みる」とあるので、
子供を病気にしたりする魔力を辻で行使するという意味だったものが、
別の意味に解釈されたものだと言えます。



「シンナテテオ」の別名としてあげられる「チンパピチン」も、
別名ではなく活字の組みが異なってしまった「Chinpapiltin」の読み間違いで、
正しくは「Ciuapipiltin」とあり、似たものではあるものの、少し別箇の存在です。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、ハロウィンですので
おなじみ世界篇アップ連続興行です。連続12体を今年もアップ致しましたので
改めましてコチラでもひとくちコメントを入れつつご紹介ご紹介。




■ カザカルダ(Casacalda)
スタートを飾るのは、イタリアのディアボロツォッポの昔話にも出て来る
魔物たちの棲み家・あるいは地獄そのものについての呼び名から。
個人的に、河島英昭さんが翻訳であててる「あっちっちの家」という表現が
おとぎ世界な雰囲気を加算させてる良い翻訳例なのでこのみです。

■ カイポーラ(Caipora)
お次はブラジルの森のなかに出て来る妖怪のひとつ。
サシペレレたちとおなじように、煙草が好きな妖怪たちが多いのもアチラの特徴。

■ スティクリャンネ・クークラ(Steklyannaya kukla)
ロシア連邦の怖いはなしの1定型のなかに出て来る、おそろしいもの
つまり怕鬼属性もある存在のひとつです。

■ ネツラング(Netlang)
寒い地域から暑い地域にぐるっと飛んで、タンザニアに伝わる
人々に病や不幸を運んで来ると言われる、ごく基本種な存在です。

■ ピョラクバウイ
朝鮮半島からは今年は伝説タイプのおはなし。
いけにえをださないと堤の工事が完成出来ない、そこにちょうど
いけにえに適する旅のものがやって来る――という流れは
この手の昔話や伝説ではおなじみの展開です。

■ ゴサイン(Gossain)
さっき出したネツラングとおなじような基本種を
インドのほうからもつれてきましたというもの。
基本種たちは、凝ったかたちにデザインするか
応用展開を利かせる(という建前での)ごく簡単なフォルムにするのか
いつも選択が難しいのですが、ネツラングは「かんたん」なほうを選んだので
ゴサインは比較的、特徴「おおめ」に仕上げてみました。

■ ビーシュ
エジプトとアラビア、どちらから描くものを香盤に入れるか
という勝負が30日ごろまで、実はつづいてました。
結果、アラビアのかおりも入れましょう
――ということでビーシュが入ったわけですが
向こうの地で「天竺では……」という情報で語られてた内容なので
厳密にいえばワールドワイドな説話です。
いわゆる「毒娘」をつくりだすというおはなしですネ。

■ アトリン(Atrin)
これは以前、noteの記事でも描いてたコですね。
インドの文献も基本的なところは、もっと使って『妖界東西新聞』とか
造物大女王さまイラストにドシドシ登場させていきたいですネ。
天竺用のデザインノート・研究ノート(アナログ作業)をつくらねば……ですナ。

■ モンスターインザミラー(Monster in the mirror)
『スプラッターハウス』のシリーズ各作品をおさらいしてるときに
鏡のなかから出て来るタイプのボスがいたので
「こういう基本的なモンスターのパターンというのも入れやしょう」ということになって
こういうモンスターどんも、香盤に入ったわけです。
タイプで言えば、ハロウィンのカードとかに描かれてる面々というより
初期の活動写真やパルプ雑誌の時代に醸成されてった画像妖怪たちの範囲内ですネ。

■ バハ(Baha)
アフリカのほうでは、ハイエナたちが日本での狐や狸みたいに
いろいろと伝承要素が語られてるケースが多いようで、
コチラもそのうちのひとつを格納するカンジで描いてみた例です。
『妖界東西新聞』などでは、既にハウサランドのほうでのハイエナたち
「クラ」(Kura)たちがわりと何度も登場してますが、今後は
タンザニアのバハたちも待機可能ということ。

■ フルシェット・ドゥ・マラン(Fourchette du Malin)
お料理についての豆知識というか雑学というか、
フォークがいつから人間たちによく使われるようになったのでしょうか?
といった流れの記事や放送などの内容に良く出て来るヤツにご登場を願いました。
フォークみたいな食器をつかうな!人間なら五本箸(指のこと)を使え!!
――という教義がどのぐらい徹底されてたのかは
キチンとその実例と変遷を考証する場合は、
ヨーロッパの寺院の文書を並べてゆく必要もありそうですね。

■ シウアテテオ(Ciuateteo)
今回の主任はメキシコから来ていただきました。
主任ですので『妖界東西新聞』用のイラストでも、
あまつおおみつかいであらしゃる「ミカエル」さんとバトルさせておきました。
サマーズの吸血鬼についての原書のほうを今年はちゃんと
入庫出来たので、それをキチンと読んでみましたということから
シウアテテオさんには出ていただいた次第でごさるヨ。



と、いった具合の12体、今年もつつがなくハロウィンの世界篇も出来ましたので
めでたしめでたし、三界万霊、十方至聖。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
崇徳院さまの麾下6。「みなもとのためよし」さんです。

みなもとのためよし 源為義

保元の乱で敗れた源為義の霊がなった魔物。
世の中にわざわいをもたらす活動の手伝いをしてます。



六条判官の呼び名でも知られる武将で、
「よりかた」(四郎)「よりなか」(五郎)「ためむね」(六郎)
「ためなり」(七郎)為朝(八郎)「ためなか」(九郎)たちにとっては父親。
曲亭馬琴『椿説弓張月』でも崇徳院に従う天狗のひとりになっています。




中瑞雲斎『窓廼独許登』でも
「為義・忠正・家弘を始め其人々の子弟を帥させ給ひて
 処々に御幸坐しを見奉り絶えいりしもの或は其御手先の為に蹴殺されしものあり」
――といった文面も見られて、軍談を通じて形成された魔王たちの様子が反映されており
為義たちのような武将の魔物たちは「御手先」や「御尾前」などと表現されます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
崇徳院さまの麾下5。「みなもとのよりかた」さんです。

みなもとのよりかた 源頼賢

保元の乱で敗れて処刑された源頼賢の霊がなった魔物。
世の中にわざわいをもたらす活動の手伝いをしてます。



「源為義」の息子のひとりで、源為朝からみれば兄にあたります。
曲亭馬琴『椿説弓張月』では崇徳院に従う天狗のひとりになっています。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
崇徳院さまの麾下4。「みなもとのよりなか」さんです。

みなもとのよりなか 源頼仲

保元の乱で敗れて処刑された源頼仲の霊がなった魔物。
世の中にわざわいをもたらす活動の手伝いをしてます。


「源為義」の息子のひとりで、源為朝からみれば兄にあたります。
曲亭馬琴『椿説弓張月』では崇徳院に従う天狗のひとりになっています。





プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
妖界東西新聞

妖界東西新聞 日刊紙だから まいにち更新中

和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


最新コメント
[01/24 دکوراسیون منزل]
[11/29 NONAME]
[05/08 100]
[01/13 佐藤]
[01/05 ひょ―せん]
妖怪マガジンYOMIMANDARA
月刊?妖怪マガジンYOMIMANDARA

文車堂版社妖改革宣言

新・妖怪党 部署一覧


 Logo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党




 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党

最新トラックバック
フリーエリア
© 2007-2024 Koorintei Hyousen

本ブログの内容、画像の無断転載、無断転用を禁じます。

忍者ブログ   [PR]