▼本日の妖怪（5976）こうそくじじい

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いらいらスピーダ―。「こうそくじじい」さんです。



夜に自動車をすごい速度で運転してると、
それよりもすごい速度で車道を走って来て
運転手に向かって窓ごしに顔を見せたり、
呶鳴ってきたりするトカ。

▼本日の妖怪（5975）ターボばばあ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
エンジンぼこぼこハイスピード。「ターボばばあ」さんです。



夜に自動車をすごい速度で運転してると、
それよりもすごい速度で車道脇を走って来て
運転手に向かってにこにこ不気味にわらいかけたりしたという。


追い越されてしまうとよくない、
事故に遭うなどと言われてたトカ。

▼本日の妖怪（5974）リヤカーのばばあ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
重量ついてもスピードあるぞ。「リヤカーのばばあ」さんです。



夜に自動車をすごい速度で運転してると、
それとおなじぐらいあるいは、それよりもすごい速度で
小さいリヤカーを引っ張りながら車道脇を走って来て、
自動車を追い越したりしてったといいます。

▼本日の妖怪（5973）はしるばあさん

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
スマイルダッシュ。「はしるばあさん」さんです。



夜に自動車をすごい速度で運転してると、
それよりもすごい速度で車道脇を走って来て
運転手に向かってにこにこ不気味にわらいかけたという。


追い越されてしまうとよくない、事故に遭うなどと言われてたトカ。

▼本日の妖怪（5972）ひゃっキロばあちゃん

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
手足駆動。「ひゃっキロばあちゃん」さんです。



夜に自動車をすごい速度で運転してると、
それよりもすごい速度で車道脇を
動物が駈けてるみたいに走って来たりするという。



追い越されてしまうとよくない、事故に遭うなどと言われてたトカ。

▼本日の妖怪（5971）いわおきばばあ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
車道に置いちゃう。「いわおきばばあ」さんです。

時速100km以上を出して夜に自動車などで車道を走ると、
車道をばあさんが走って追い抜いたり突然出没したりして、
岩や大きな石を置いてあぶない目に遭わせたりしたトカ。

車道を自動車で走ってるときに出ると語られるはなしの一類で、
岩や石を置いたりするとされるもの。

▼本日の妖怪（5970）ひゃっキロばばあ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
時速100kmよりちょいと早し。「ひゃっキロばばあ」さんです。

時速100km以上を出して夜に自動車などで車道を走ると、
車道のまんなかを下半身だったり、馬に跨ったりしたばあさんが
ギリギリまで追い付いて走って来たり、
追い越したりしたりするんだトカ。

自前の脚力ではなく、馬が下半身になってる・乗馬してるなどの例。
姿を現わしてギョッとさせる以外は特に危害は無いみたい。
筑波大学民俗学研究室『フィールドへようこそ！2004 いわき市久之浜の民俗』には
子供たちからの複数のデータがあって、
もちものがいろいろ別のものだったりのパターンなどもあります。
（持ってるだけで、それをどう使うとかは無いみたいですけど）

▼本日の妖怪（5969）ジェットばばあ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
振り向いて見るとダメよ～。首が戻らないのよ～「ジェットばばあ」さんです。

夜に自動車を運転してると、
自動車よりもすごい速度で車道脇を走って来たりするという。
なんだろうと後ろを振り向いてこれを見たりすると、
なぜか首が前に戻せなくなって事故につながるんだトカ。

目撃遭遇や、追い越されたりするとダメなどとは
また別の要素が付与されているタイプの例。

筑波大学民俗学研究室『フィールドへようこそ！2004 いわき市久之浜の民俗』に
収録されてる6年生の男の子のはなしてた例のなかにあったのをサンプル。

▼本日の妖怪（5968）ふじゅくのくいもの

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
病人が喰うものになる。「ふじゅくのくいもの」さんです。

不熟日に田畑にたねをまくと、育った食物は
病人や死人の出る家の食物となる（家に不幸が起こる）ので
まいてはならぬ、と言われてたもの。

不熟日についての俗信で、その理由づけが
より民間的なものとなっているかたちのもの。
磐城国をはじめとした各地でみられます。

不熟日は暦で定まってるもので、以下のような日取り。

正月・4月・7月・10月　子の日

2月・5月・8月・11月　午の日

3月・6月・9月・12月　酉の日

▼本日の妖怪（5967）あびだいじょうえん

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
阿鼻大城の炎の中に来る人も無し。「あびだいじょうえん」さんです。

八熱地獄のいちばん底にある阿鼻（あび）地獄に
すきまがないほどわだかまって燃え盛ってる炎たち。

「阿鼻大城」は阿鼻地獄を形成してる鉄製の壮大な城。
炎は獄卒などの口から放たれてるともいいます。

▼本日の妖怪（5966）

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
先日、津田屋敷について幕としましたが「さわだやしきのきつね」さんです。

澤田将監の屋敷をさまざまな妖怪たちや
うそ神仏のへんげ術をもって襲来した狐たち。

澤田将監のはなしは筆写されるうちの誤記から結果発生したと考えられる
別系統の変化物語。展開は基本となってる変化物語とだいたい同じ。

将監の祖母である尼公などは、このきつねたちに対して
ごはんをあげるなどをしていましたが、
屋敷の下僕たちが狐狩りをして以後、
変化術を用いてさまざまな妖怪を巻き起こしたり、
神仏をかたってにせ霊験を起こしたりして、
最後には将監によってしりぞけられました。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『変化物語』に登場する狐たち。特定の1匹ではなく子狐たちなども含めた複数の狐です。
特定の1匹ではなく子狐たちなども含めた複数の狐です。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

◆『大佐用』vol.171「丹後国変化物語の狐と妖怪3」
◆『大佐用』vol.172「丹後国変化物語の狐と妖怪4」

◆『大佐用』vol.173「丹後国変化物語の狐と妖怪5」
◆『大佐用』vol.174「丹後国変化物語の狐と妖怪6」
◆『大佐用』vol.175「丹後国変化物語の狐と妖怪7」
◆『大佐用』vol.176「丹後国変化物語の狐と妖怪8」
◆『大佐用』vol.177「丹後国変化物語の狐と妖怪9」

▼本日の妖怪（5965）つだやしきのきつね

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
狐の妖怪いたすにつき。「つだやしきのきつね」さんです。

津田利信の屋敷をさまざまな妖怪たちや
うそ神仏のへんげ術をもって襲来した狐たち。

利信の祖母である尼公などは、
このきつねたちに対してごはんをあげるなどをしていましたが、
屋敷の下僕たちが狐狩りをして以後、変化術を用いて
さまざまな妖怪を巻き起こしたり、神仏をかたってにせ霊験を起こしたりして、
最後には利信によってしりぞけられました。

前歴としては「うききぜんこう」というかたちで各地を巡ってたり、
津田屋敷から退去した狐のうちには後に「きつねのうらかた」などをして
異なる土地で屋敷にもぐりこんで失敗して死んだ後日談があるなど、
「変化物語」の写本によっては増減があります。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する狐たち。
特定の1匹ではなく子狐たちなども含めた複数の狐です。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

◆『大佐用』vol.171「丹後国変化物語の狐と妖怪3」
◆『大佐用』vol.172「丹後国変化物語の狐と妖怪4」

◆『大佐用』vol.173「丹後国変化物語の狐と妖怪5」
◆『大佐用』vol.174「丹後国変化物語の狐と妖怪6」
◆『大佐用』vol.175「丹後国変化物語の狐と妖怪7」
◆『大佐用』vol.176「丹後国変化物語の狐と妖怪8」
◆『大佐用』vol.177「丹後国変化物語の狐と妖怪9」