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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
非保護色。「あかいうさぎ」さんです。

あかいうさぎ 赤い兎

羽前の国などにつたわるもので、雪の上を見た事も無いような
あかい兎(うさぎ)が駈け跳んでったりするというもの。



追いかけてもヒュッと姿を消してしまいますが、
その姿を消すあたりを掘り返してみたら
雪の中で死んだひとが見つかったりしたトカ。







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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
毎日重箱もってきてけろ。「あずきとぐ」さんです。

あずきとぐ 小豆磨

羽前の国置賜郡などにつたわる昔話に出て来るもので、
森に棲んでて「とんかたなたかかた」と音をたてるといいます。




たぬきがこれを起こしてるとされてて、
ある年、ものすごい日照りで田んぼに水をいれるのを困ってた男が
森で若い女に化けたこれに遭遇。



「毎日重箱につめたやきめし(おむすび)を持って来てくれたら、
田に水かけをやってやる」


と約束。それ以後、重箱を置いておくと水が入っており、
おかげで米も実った。女はたぬきの子供たちの食べるおむすびを得るために
これを持ちかけてたのだソウナ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いきな黒塀。「はなげ」さんです。

はなげ 花毛

黒板塀でかこった中でそだつというふしぎな植物。
ねこのなみだが良い肥料になるとも。



色香に迷ったことを示す「鼻毛をよまれる」
などが下敷きになってるもので戯文などにみられるもの。
黒板塀というのは妾宅の造りを利かせた設定。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
オウルのもよう。「かるたのえども」さんです。

かるたのえども 骨牌の絵輩

かるたの絵柄が紙からぬけでて
争ったりするというものです。


七福神を描いた絵草紙などに見られるもの。天正かるたの絵柄。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ほんのちいさな、「ささいのつぼやき」さんです。

ささいのつぼやき 些螺の壺焼

こつぶくらいのものすごくちいさな貝。
ものごとに対して謙遜がはげしい。




地口や戯文などに見られるもので、「さざえ」と「些細」のぬえ合成。
無駄口などにある「ささいのつぼやきほどの功績」などから
引いて出たものとみえます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
袖から5尺も屏風もいだせそろ。「おおしほうがみ」さんです。

おおしほうがみ 大四方髪

四方髪な髪型をした、1丈くらいの背丈のある
巨大な武士のすがたの妖怪。
袖の中から小坊主やら机や屏風を
出したり入れたりできるようです。




『御伽百物語』にあるはなしに登場するもの。
三万両のおかねがうまった場所を教えにきてくれる役の妖怪として登場してます。
「しほうがみ」というのは月代をもたない髪型のことで「総髪」のこと。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
有鯉魚般的身軀、但其頭部卻像鴿子或鸚鵡、也有人認為像海豚。「ちょうぎょ」さんです。

ちょうぎょ 鳥魚

2018年6月、貴州省の川で釣り人がつりあげたとされる
へんな鳥みたいなあたまの怪魚。
くちが下向きにつきでてるのが奇妙な特徴。


海豚(いるか)みたいな顔、鴿(はと)か鸚鵡(おうむ)みたいなあたま
などと表現されたりしてました。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
幡オンザフェイス。「ばんにかお」さんです。

ばんにかお 幡に顔

おてらにあるような幡(ばん)の布のところに顔が出てきて
ひとをびっくりさせたりするもの。



武芸者が無人の荒れ寺とかに入ってくような絵本などに
ときどき描かれてるものです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
箱妖術のひみつ奥義所持地仙。「かくれがのあるじ」さんです。

かくれがのあるじ 隠家主

紀伊の国日高郡のとある山のなかに棲んでたという
ふしぎな通力をもってる女。
ただひとりで何百年も棲んでおり、必要な用事があったりすると
はこのようじゅつ」(箱妖術)を使ってたようです。


道に迷ったひとを泊めてくれたりしますが、
術のひみつなどについて執拗に知ろうとした者は、
いのちをとってしまったといいます。




『太平百物語』に載ってるはなしに出て来るもので、
岸和田の志賀右衛門という各地の寺社におまいりをしてた男が
熊野山に行く途中みちにまよってこの女の家にたどりついた
という展開が書かれてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
はこはこことことん。「はこのようじゅつ」さんです。

はこのようじゅつ 箱妖術

何のへんてつもない古いふしぎな木箱を用いた妖術だというもので、
何か用事をしてもらったり調達してもらったりしたい時に
ことことこんと叩くと、中から子供や女が出て来て
それをしてくれるといいます。



『太平百物語』に載ってるもので
「かくれがのあるじ」(隠家主)が用いています。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
さらさらさらり、うっふふー。「しゃれこうべい」さんです。

しゃれこうべい

野ざらしのがいこつで、「しゃれこうべいの筆」は
とても立派なもので骨がっかりしておられる。



地口などにあるもので、書の名人をさす「佐理行成」(さりこうぜい。
藤原佐理[ふじわらのすけまさ]と藤原行成[ふじわらのゆきなり])と
「しゃれこうべ」のぬえ合成。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
だんなさんは首がのびーーーーーる。「たけやはんしろう」さんです。

たけやはんしろう 竹屋半四郎

江戸に天保のころいたというふしぎな男で、
別になんの変哲もない商人でしたが眠っていると首が
「ろくろくび」(轆轤首)みたいに
1、2尺くらいのびてごろごろ転がったりしたソウナ。




『甲子夜話三篇』にかきしるされてるうわさばなしで、
この竹屋半四郎は、その前年には亡くなってたそうですが
4・5年間のうちにおかみさんがびっくりして逃亡しちゃうこと
7人もあったりしたトカ。





プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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