▼本日の妖怪（5305）そうみのけ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
毛がいっぱいドリーム。「そうみのけ」さんです。



体中すべてにもくもくぞわぞわ
大量の毛が生えて来て毛だらけになってしまうという夢を
たびたび見たりするのは、
血気がさかんに起こって武人としては吉なる兆しである、
などといわれてたソウナ。

▼本日の妖怪（5304）がまけい

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
こけろけろ。「がまけい」さんです。

霊鬼たちがに人間を化かしたりするときにつかうというもので、
良い鶏（にわとり）をもらったゾとうれしがって帰り、
よくみてみたらただの汚いがまがえるだったりするというもの。

日本の狐たちなどがつかう化け術などにも近いものです。

▼本日の妖怪（5303）さやまわりのふち

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
ぐるぐる、取れません。「さやまわりのふち」さんです。



岩代の国の河沼郡につたわるもので、
淵の水面に脇差の鞘（さや）みたいなものが
浮かんでたり流れて寄って来たりするので、
ふしぎだなと近寄ってみようとしても、
くるくる流れて行ってしまったりして、取ることは出来ないのだトカ。

▼本日の妖怪（5302）こくこう

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
きらきらブラック。「こくこう」さんです。



夢の中にこれが出て来ると、
口舌にまつわるよくないことが起こるといわれてるもので、
真っ黒い虹。

▼本日の妖怪（5301）てんこいたち

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
荒らした荒らしたてんこいたち。「てんこいたち」さんです。

長門の国のあたりでいわれてるもの。
畑を荒らしたり、ひとを化かしたりするといわれてたようです。

▼本日の妖怪（5300）だんごどり

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
足がでかいTYUUTAデザイン。「だんごどり」さんです。

にくだんごみたいにぐるぐるしたかたちの体から
大きな足の生えてる鳥の妖怪。

伊東忠太が日頃つけていたという
『怪奇図案集』の中に出て来るもの。
完全なるデザイン妖怪です。

▼本日の妖怪（5299）てっぽうしし

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
ズドン。ぽんぽんぽん。「てっぽうしし」さんです。

おならの屁玉がものすごくきょうれつな大いのしし。
あたるといのちがあぶない。

陣太鼓ーな日ということで、

歌川国芳『化物忠臣蔵』に描かれてたりするものから。
『仮名手本忠臣蔵』五段目に出て来る
鉄砲と猪とをあわせ含めたものです。ズドン。

▼本日の妖怪（5298）さんがんへい

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
魔民シリーズ。「さんがんへい」さんです。

顔に目が三ッある魔民で、剣や楯をそうびしています。

歌川国芳が『水滸伝』の絵を描く際、
喬道清（きょうどうせい）の出してくる魔軍のなかに
描いているデザインのひとつ。

▼本日の妖怪（5297）くにところたたずおあしすくなのみこと

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
びんぼうゴッド。「くにところたたずおあしすくなのみこと」さんです。

おかねの無い状態をもたらすかみさま。

鈍九斎章丸『残座訓』のなかに登場するもので、
「くにのとこたち」や「すくなひこな」などの神名を下敷きにしているもの。

▼本日の妖怪（5296）ぶらぬれわらじ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
ぶらんこ。「ぶらぬれわらじ」さんです。



肥後の国の富岡につたわるもので、
溜池下と呼ばれるさびしいやぶのあたりに出たというもの。
うえから濡れた草鞋（わらじ）がぶら下がって来たり、
火の玉がとんだりしたといいます。

▼本日の妖怪（5295）たにみじょうろう

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
たにみ山に鬼神ありて。「たにみじょうろう」さんです。

たにみ山に住んでいた身の丈数丈の鬼神で、
ちかくにある田村の里などを荒らしていました。
帝からの命を受けて派遣された
いなせの太郎年人によって退治されました。

年人が山へ来たときは、
山の中でうたげをひらいている美しい女たちに化けていたりしました。

慶安ころの浄瑠璃『たむら』の一段目などに出て来るもの。
鬼退治をするときの流れは『紅葉狩』などと似た流れ。

▼本日の妖怪（5294）ばさんま

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ばさまフィッシュ。「ばさんま」さんです。

おばあさんな、さんま。色身はぼろぼろぐずぐず。

戯文などに見られるもので「婆さま」と「さんま」のぬえ合成。