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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
月の珠。「ちゅうがんぎょく」さんです。

ちゅうがんぎょく 駐顔玉

漢字で書くと「駐顔玉」、「ちゅうがんそう」(駐顔草)とは同じようなもの。
ふしぎな珠玉で、薬に用いると不老不死の仙人たちのように
顔が老けないまま保たれるトカ。
月のうさぎ(とうやくと・搗薬兎)たちが搗いてる薬だとも。





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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
明目固牙、「ちゅうがんそう」さんです。

ちゅうがんそう 駐顔草

漢字で書くと「駐顔草」
深い山の奥にあるというふしぎな草で、
薬に用いると不老不死の仙人たちのように
顔が老けないまま保たれるトカ。




仙朮や芙蓉のことなのだろうとの説もあるようですが
それ専門の草がどのようなものかは未詳。
「駐顔膏」(ちゅうがんこう)という言葉もあるようです。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
幻術つかいだ。「かしわやでんはちろう」さんです。

かしわやでんはちろう 柏屋伝八郎

壁に描いた絵からごちそうや大きな舟を出したり、
出した舟にひとを乗せてまた絵の中に入れて
どこか違う場所へ運んだりすることの出来たふしぎなひと。


この柏屋伝八郎、「しおやのちょうじろう」(塩屋の長次郎)みたいに
幻術をつかう大道芸人だそうですが、くわしくはよくわかりません。











ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
急ぎ魔道へ引き入れよ。「あしゅらおう」さんです。

あしゅらおう 阿修羅王

天竺にいるとされる魔王で、
日本を魔道に引き込もうと考えてたりしました。




『田村の草子』などに出て来るもので、
物語に登場する剣(大とうれん・小とうれん・けんみょうれん)の
もともとの所有者として会話の上に出て来ます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
通算5400体目だニョロ。「こへびのてんじょう」さんです。

こへびのてんじょう 小蛇の天上

阿波の国の鎌田村の東条勘左衛門というひとの家の畑で
見られたりしたことがあったという1尺くらいの小さい蛇で、
毎年夏になると豆のつるを縦にのぼっていって
天上するといいます。




頭に白い綿のようなものがあるのが特徴で、
なかにはそれがないものもいて、そういうのは途中で落っこちて
天上できなかったりするんだというハナシ。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
毒ある魚。「かまとと」さんです。

かまとと 釜魚

色町で流通してるというおさかなで、
むねのなかに毒を保有してることがあるので
食べる時は注意が必要だとやら。




戯文などにみられるデザインおばけで
「かまととぶる」の「かまとと」を
「釜」と「魚」のぬえ合成にそのまま仕立てたもの。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
道にずずーん。「おおいわ」さんです。

おおいわ 大岩

道をひとりで歩いてると、目の前の道が大岩にはばまれたりしてて
進めなくなってたりするというもの。
よけようとして通ると、どうしても足場が悪かったりして、
無理に進もうとしたひとは、水におちたり、
転んでやぶに突っ込んでしまったりしてしまったりもしたソウナ。



上野の国などにつたわるもので、
狐の化け種目の一ッと言われたりしてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ねこ型の病鬼。「びょうびょうき」さんです。

びょうびょうき 病猫鬼

漢字で書くと「病猫鬼」
猫のようなすがたかたちをしてるという病鬼で、
『駆蠱燃犀録』に記されている病鬼の例の話のひとつに出て来るもので
ひとの眠っているところにやってきて死にさそい込んだりするといいます。





2018年の妖怪の日、ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
むにむに、大陸の病の虫。「にくひゃくそく」さんです。

にくひゃくそく 肉百足

漢字で書くと「肉百足」で
人の中に入り込んで食物を横取りし、養物不足を発生させる病虫の一ッ。



走方医生などと呼ばれた行商形態のやぶ医者たちが
「そなたのやまいの原因は……」などと語る際に述べ立てられる病虫の名前として
挙げられることがあったといいます。










ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
弘法たぬき。「ぽんた」さんです。

ぽんた

尾張高野山の奥の院を弘法大師がひらいたときに
山にいたという狸で、化益(けやく)をされて
壮大な霊力をもつ狸になったともいわれます。




徳川幕府ができたころ、千姫にとり憑いたことがあったといいますが
高僧たちによって祓われたトカ。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おおきい目の玉、ちいさい目の玉々。「おおみつめ」さんです。

おおみつめ 大三ッ眼

一ッ目の大きな目の玉と、くちの脇あたりにふたつの目のある、
おおきな図体の妖怪。




高井鴻山の絵に見られる画像妖怪。










ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
1回だけ! 「はざんけん」さんです。

はざんけん 破山剣

漢字で書けば「破山剣」
地面の中から出て来ることがあったりするというふしぎなつるぎで、
一度だけならどんな岩石や山も
まっぷたつに割ることが出来るというすぐれもの。




むかし、たまたま地面の中からふるぼけたつるぎをみつけた人がいて、
市場に並べてると、たまたまそこをとおりかかった胡人がこれを見て目の色をかえて
どんどん値が高騰。百万銭にまでなりましたが、
「こんな剣がどうしてなのかな」とたまたま庭の石につるぎを向けたところ、
石がまっぷたつ。




翌日おかねをもって来た胡人はつるぎをみて
「ああ、どうしたことだ、剣光がなくなってます、使ってしまったのですか」と
残念がりながら、これは破山剣というものでわしは山をひらくために欲しかったのダ
と語ったソウナ。





プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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