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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
蟻ワールドのおなご。「ぎじょうし」さんです。

ぎじょうし 蟻娘子

漢字で書くと「蟻娘子」で
蟻(あり)の精で、黒や青の着物を着てる若い女の姿をしてるというもの。
蟻の巣の中の世界に存在してます。



『太平広記』にある盧汾というひとが行ったという
蟻娘子のいた蟻の世界の御殿には
「審雨堂」という扁額がかかってたといいます。








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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
達摩はおそば、閻魔はおさけ。「えんおうぞう」さんです。

えんおうぞう 閻王像

漢字で書くと「閻王像」で閻魔の像が動き出して来た、といったもの
お酒をやたらと飲ませてくれ、と家に訪ねて来たりしたそうです。



神像自体が動き出してやって来るもので、
『聊斎志異』の「陸判」などと同様のもの。
日本でいうとお地蔵さんや仁王さんの像たちが出歩いたりするものに近い感じ。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
だんごじゃないよ、こくきだよ。「だんこくき」さんです。

だんこくき 団黒気

もくもくとまるくかたまって浮かんでいる
あやしい黒い気体で、人間の近くに近寄って来て
いろいろなかたちになったり
大きくなったりしたといいます。


『太平広記』におさめられてる中に、
牛成(ぎゅうせい)という人物がこういうものにあった
という話が記されてます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ぶんぶくちゃがま、ではなくて、きんぴかおぞうに毛が生えた。
こんぞうしょうもう」さんです。

こんぞうしょうもう 金像生毛

漢字で書くと「金像生毛」――金の仏像や神像に
本物の髪の毛や眉毛がにょきにょきと
すっかり生えそろったりするというもので、
これが現われたりするのは、
国が衰亡するの兆しであるなどといわれてます。



『洛陽伽藍記』には、普泰元年(531)に
北魏の国にこれが生じたことが記されてます。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
白衣美公子。「はっくせい」さんです。

はっくせい 白狗精

漢字で書くと「白狗精」で、年を経て霊力を得た白狗(白いいぬ)が
化けたりして人間をたぶらかしたりするといったもの。




むかし杭州のある家に出たという白狗精は、
白い衣服を着た美しい少年のすがたに化けて
あらわれたりしたといいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
どろんどろん。「ふくまのおさんぎつね」さんです。

ふくまのおさんぎつね 福間のおさん狐

筑前の国の宗像郡の福間にいた化け狐。
いろいろとひとを化かしてはたのしんでたようです。



「おさん」という名前の化け狐は、
どんどん和漢百魅缶にも増えておりますネー。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
大納言にうらみはさるさるござる。「せんげんさまのさる」さんです。

せんげんさまのさる 浅間様の猿

駿河の国につたわるもので、
むかし駿河大納言(徳川忠長)が山で狩りをしてたときに、
浅間様のつかいであるとされる猿たちを狩り捕ったため、
そのたたりであわれな末路におちいったのだ、
などと言われてたりもしたソウナ。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
骨。「ソーキブニのゆうれい」さんです。

ソーキブニのゆうれい 肋骨の幽霊

沖縄の与那城に出たというもので、
ソーキブニ(あばらぼね)の化けたもので、
夜道で女の人の髪の毛を
うしろからひっぱって驚かしたりしたソウナ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
がぶがぶぱくぱくバトル。「ししづか」さんです。

ししづか 獅子塚

羽後の国などをはじめとして各地にいくつか存在するもので、
獅子舞(ししまい)のかしらなどが埋められてるとされてるもの。




そのうちのいくつかには、
獅子頭と別の村とかの獅子頭同士が大あらそいをくりひろげて、
それに負けてずたぼろになってしまった獅子を埋めてやって
塚をつくってあげた、といったものもあったソウナ。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
みがわりボス。「のかみがわのおおごい」さんです。

のかみがわのおおごい 野上川の大鯉

紀伊の国の野上川にいたという大きな鯉(こい)で、
山崎にある淵に棲み、川のさかなたちのぬしのような存在だったもの。




むかし、殿様が野上川で大規模な漁を計画しておでかけしたところ、
白い着物をきた見知らぬじじいが出没して、
「どうか小さい魚たちは捕らないで下され」と懇願。



翌日の漁ではさっぱり魚は捕れませんでしたが、
一匹だけとんでもない大きさの鯉が捕れ、それをさばいてみたところ、
白い着物の見知らぬじじいに茶菓子として出した麦団子が
なかから出て来たソウナ。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
くいくいがくがく。「またづめ」さんです。

またづめ 又爪

又状になった腕の先をもってるすがたの妖怪。



その他おおぜいな感じで描かれる感じの
いたって一般画像妖怪なので、どういうものなのかなどは
特にありません。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
角間の鬼。「びや」さんです。

びや 毘耶

信濃の国の角間(かくま)にいたという鬼のかしらで、
平城天皇のころに暴れまわってたといいます。
大和朝廷からつかわされた坂上田村麻呂によって退治されたといいます。




田村麻呂が苦戦をしていたとき、
実相院というお寺の真誠という僧侶のおいのりによって出現した観音さまの
金縄(かななわ)が毘耶をぐるぐる巻いて動きを封じ、
退治することが出来たともいわれてて、
それが金縄観音の縁起物語であるとされてます。












プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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