氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
きょうの「和漢百魅缶」へのアップは
帰宅希望。「ちょうずばちのたましい」さんです。

むかし、江戸に住んでた人見友元という医者が
番町のあるひとの屋敷で目にした
石で出来た手水鉢(ちょうずばち)のかたちの良いのにほれこんで、
それをもらって自分の庭に置いたところ、
夜になると手水鉢が「帰りたい、帰りたい」としきりにしゃべり出したので、
けっきょくもとの持ち主に返却することになった、
というもの。
帰宅希望。「ちょうずばちのたましい」さんです。
むかし、江戸に住んでた人見友元という医者が
番町のあるひとの屋敷で目にした
石で出来た手水鉢(ちょうずばち)のかたちの良いのにほれこんで、
それをもらって自分の庭に置いたところ、
夜になると手水鉢が「帰りたい、帰りたい」としきりにしゃべり出したので、
けっきょくもとの持ち主に返却することになった、
というもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おかねは葉っぱじゃありんせん。「おきゃくたぬき」さんです。

おかねは葉っぱじゃありんせん。「おきゃくたぬき」さんです。
妓楼にあがったおきゃくさんの正体がよくわからなかったり、
気をゆるめて眠ってるうちに普通の人間の顔からものすごいばけものみたいな顔になってたり、
気がついたら朝だれも知らぬうちに消えてしまってたりするなどといったもので、
たぬきが人間のおきゃくの姿に化けて登楼してた
のだろうとされるもの。
気をゆるめて眠ってるうちに普通の人間の顔からものすごいばけものみたいな顔になってたり、
気がついたら朝だれも知らぬうちに消えてしまってたりするなどといったもので、
たぬきが人間のおきゃくの姿に化けて登楼してた
のだろうとされるもの。
妓楼に支払うおかねは本物だったりしたそうで、
文化のころに吉原の佐野松という妓楼にやって来たおきゃく
(眠ってるうちに人間ではないすがたに変わってて禿(かむろ)がびっくりして
騒いでるうちに姿を消した)の渡してたおかねも
本物だったソウナ。
文化のころに吉原の佐野松という妓楼にやって来たおきゃく
(眠ってるうちに人間ではないすがたに変わってて禿(かむろ)がびっくりして
騒いでるうちに姿を消した)の渡してたおかねも
本物だったソウナ。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
手荒にあつかうとダメなレアちゃん。「つえのしょうね」さんです。

手荒にあつかうとダメなレアちゃん。「つえのしょうね」さんです。
むかし、ある男が
杖にするのにちょうどいいような大きさの木の枝をひろったので、
大切に細工をして杖にしていたところ、
男の留守中にたまたまその家に泊まった旅の商人が
「この杖はとんでもなく素晴らしい、しばらくしてまたここを通るが、
是非これこれの値で売ってくれるように頼んで下され」と
家族に高額な値を告げて懇願して行きます。
杖にするのにちょうどいいような大きさの木の枝をひろったので、
大切に細工をして杖にしていたところ、
男の留守中にたまたまその家に泊まった旅の商人が
「この杖はとんでもなく素晴らしい、しばらくしてまたここを通るが、
是非これこれの値で売ってくれるように頼んで下され」と
家族に高額な値を告げて懇願して行きます。
帰った男はその話を聞いて、「この杖はそんなにすごいのかな」
とふしぎに思いながら振り回していると、家のあがりかまちに杖がガチンと当たると共に
「きぃぃぃぃぃぃ」というものすごい声が。
とふしぎに思いながら振り回していると、家のあがりかまちに杖がガチンと当たると共に
「きぃぃぃぃぃぃ」というものすごい声が。
後日、またやって来た同じ旅の商人が言うには
「実に惜しいことをした、それは変に叩いて杖の性根が飛んでいってしまったときの声です、
はいったままであったらもっともっと高くなることもあったのに」ということだったトカ。
「実に惜しいことをした、それは変に叩いて杖の性根が飛んでいってしまったときの声です、
はいったままであったらもっともっと高くなることもあったのに」ということだったトカ。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
菖蒲前のライバルとしてのキャラ。「まこものまえ」さんです。

菖蒲前のライバルとしてのキャラ。「まこものまえ」さんです。
源頼政(みなもとのよりまさ)が菖蒲前(あやめのまえ)をえらんだことによって
口惜しい思いをしたライバルの官女で、漢字で書けば真菰前(まこものまえ)
頼政と菖蒲前のふたりが宇治川で逢っているのを邪魔しようとして
柳の木にのぼってうっかり転落、
そのまま川にしずんでしまって怨霊と化してしまいます。
口惜しい思いをしたライバルの官女で、漢字で書けば真菰前(まこものまえ)
頼政と菖蒲前のふたりが宇治川で逢っているのを邪魔しようとして
柳の木にのぼってうっかり転落、
そのまま川にしずんでしまって怨霊と化してしまいます。
頼政を病気にして弱らせますが、三井寺の浄明という僧の法力や
頼政の持っていた不動の剣によって退散しました。
頼政の持っていた不動の剣によって退散しました。
『艶色万歳頼政』という浄瑠璃に登場するもの。
頼政が花を見て病気の気晴らしをしている場面で怨霊として出て来るときは、
はじめは蝶の姿であらわれるなどの演出もあったようです。
頼政が花を見て病気の気晴らしをしている場面で怨霊として出て来るときは、
はじめは蝶の姿であらわれるなどの演出もあったようです。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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