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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
鶴さんや。「しゅかんこうい」さんです。

しゅかんこうい 朱冠縞衣

漢字で書くと「朱冠縞衣」で
丹頂の特徴を持つ鶴(つる)たちの精霊。



「縞衣」は色を染めてない生のままの糸で織られた
真っ白い衣服のこと。もともと丹頂鶴の形容の一ッで、
それにあった衣裳で人間のすがたにへんげする
といったトコロ。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
繁盛繁昌。「たいりょうだるま」さんです。

たいりょうだるま 大漁達磨

手足が生えてるだるまで、
大福帳と大きなお魚を手にぶらさげてるのが特徴です。
駿河の国の清水でつくられてた張り子の郷土玩具の型の一ッ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ふわふわ竜宮ライト。「すすけたちょうちん」さんです。

すすけたちょうちん 煤けた提灯

毎年正月7日の夜中になると、
竜宮からおひめさまがこれを灯して只見川をさかのぼって、
岩代の国の河沼郡柳津にある虚空蔵さんの宝玉を
奪い取ろうとしてやって来る、と語られてました。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
水晶にだんだんついてく、わるいものたち。「くうかんのよごれ」さんです。

くうかんのよごれ 空間の汚れ

水晶などに次第次第についちゃうというよごれで、
これが多くなっていくと石の効力は弱まってしまうんだソウナ。



汚れを落として「清める」ためには、
ふつうに洗剤とかをつけて洗ったり、
天然の塩水につけたり、
粗塩のなかに何日か漬け込んでおいたり
などの処置をしてやるとよいんだトカ。





20世紀以後のヒーリングストーンや
天然石などに関する神秘的な言説にみられるもの。欧米からの翻訳知識のようです。



色のついてる水晶の類にはあまりつかなく、
透明な水晶にはだんだん汚れがつく。
きれいに研磨された透明な水晶には、さらにより一層こういった汚れがつきやすい
――などの言説があるようです。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
個々の石にあり・なし。「むらさきすいしょうのじゃき」さんです。

むらさきすいしょうのじゃき 紫水晶の邪気

紫水晶(アメジスト)には、はじめから石のなかに
邪気が含まれてることもあるそうで、そういうのにあたってしまうと
良い効果のあるしんぴてきな水晶ではなかったりするソウナ。




20世紀以後の天然石などに関する神秘的な言説にみられるもの。
欧米からの翻訳知識のようです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
お湯をわかすおしごと。「かし」さんです。

かし 華歯

漢字で書くと「華歯」で
仏蓮(ぶつれん)が越後の国にある国上山で修行をつづけてたときに、
どこからともなくやって来て、
薪わりや水くみなどの労働をしてくれたという童子。


一緒にあらわれた「こくし」(黒歯)と共に、ちからが強く、
仏蓮のためのお湯をわかすこと以外にも
あちこちから木の実を集めて来たりなどのこともしてました。




仏蓮が亡くなるまで手伝いをつづけており、
ふたりは仏蓮の四十九日が過ぎると共に国上山からすがたを消したソウナ。




『日本法華験記』(巻中)や『元亨釈書』(巻11)では「華歯」、
『今昔物語集』(巻13)では「花歯」の字で書かれてます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
お湯をわかすおしごと。「こくし」さんです。

こくし 黒歯

漢字で書くと「黒歯」で
仏蓮(ぶつれん)が越後の国にある国上山で修行をつづけてたときに、
どこからともなくやって来て、
薪わりや水くみなどの労働をしてくれたという童子。



「黒歯」という名称が十羅刹女に存在する名前だったため、
『今昔物語集』(巻13)などでは仏蓮が
十羅刹女の化身してやって来たものたちかな?――と考えてみる場面などもあります。



仏蓮は毎日毎日3回、お湯をわかして沐浴し垢穢を去るのも日課にしてたため、
このふしぎな童子がやってて来るまでは、
その作業に疲れ果ててしまい下僧が辞めていってしまうのが常だったソウナ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
塔建立反対住神。「くがみやまのじしゅのかみ」さんです。

くがみやまのじしゅのかみ 国上山の地主神

越後の国にある国上山のかみさまで、
上にお寺が出来てしまったことで自分の居場所がなくなってしまう
――と怒り、お寺の塔を「かみなり」(雷)に頼んで
壊させてつづけてました。



『日本法華験記』(巻下)や『今昔物語集』(巻12)の文では
寺の塔を壊させてた「かみなりのわらわ」(雷の童)とは深き契りのある仲だとされてます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
仏塔破壊ボーイ。「かみなりのわらわ」さんです。

かみなりのわらわ 雷の童

越後の国にある国上山のお寺の塔を蹴りやぶってた、
男の子ぐらいのすがたの「かみなり」(雷)で、
ひとびとが何度再建しても塔を破壊してたといいます。



これをきいた神融(しんゆう・泰澄のこと)が法華経を念じ唱えると、
雷はしばられて動けなくなったすがたで空から落ちて来て退治され、
もう塔を壊さないこと、きれいな湧き水を出すこと、国上山の近くに落ちないこと、を誓い
釈放されるに至ったソウナ。



『日本法華験記』(巻下)や『今昔物語集』(巻12)の文では
「十五、六歳」ぐらいの年恰好の童・男童だったと形容されてます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
足があるので并行します。「へいこうげいぎょ」さんです。

へいこうげいぎょ 并行鯨魚

明恵(みょうえ)が見た夢のなかに出て来たもの。
足の生えてる8寸ほどのおさかな。



明恵がこの夢を見たのは嘉禄2年(1226)6月1日で、
五秘密法を修した結果としてこの夢を見たと夢記で述べてます。
紙に包まれたひもの状態で登場しており、
そのうちに明恵と一緒になって足で歩行したといいます。


「鯨魚」は「まかつぎょ」(摩竭魚)の漢訳のひとつで、
本来はとても大きな魚なためこの字が用いられてます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
善悪人心。「おにとほとけのあいずまい」さんです。

おにとほとけのあいずまい 鬼と仏の相住まい

人間ひとりひとりのこころの善悪両面を示すたとえのことば。
「ひとのこころの奥底は鬼と仏の相住まい」
「鬼と仏の同居」などと表現されてました。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おさかなたべたい。「びょうじ」さんです。

びょうじ 猫児

猫児や狸猫(ねこ達)は人間に取り憑いて、
自分の好きなものをバリバリ食べる
などの悪さをすると言われてました。


『千手経』には「猫児有所着者 於千眼像前呪一百八遍」とあって
観音さまを拝んで「大悲呪」を108回唱えると、祓うことが出来るソウナ。
ふくちゅうびょう」(腹中猫)などが観音さまへお経を唱えることで祓われてるのは、
このお経の説に則ってるものだと言います。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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