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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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和漢百魅缶」 へのアップ、通算4001体目は
やっぱりすきなものはアレ。「しろいうさぎ」さんです。

しろいうさぎ 白い兎

奄美につたわる昔話に出て来るもので、
夜ごと夜ごとに人間をさらったり、
お餅を盗んだりして食べてたという白い兎(うさぎ)たち。

勇気のある男が「これはなにもののしわざであろう」と
大きな犬をつれて夜詰めをして、
これらが餅と人間を運び出してるのを見つけ、
ついに退治しました。


兎たちは、坊主の姿に化けて出没したようです。


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いよいよやって来た「和漢百魅缶」通算4000体目のアップは 
毛だらけんけん。「けむくじゃら」さんです。

けむくじゃら 毛無垢志屋良

宮川春水『怪物図巻』に描かれている画像妖怪で、
毛でむくむくと包まれてるような姿の妖怪。

どんなことをするのかは不詳です。


漢字が「毛無垢志屋良」という完全なあて字ものですから
音が先にあって、それに絵をあたえた、あるいは
こういう見た目デザインだから、それに呼び名をつけた、という形式が
パッキリうかがえますネ。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは通算3999で、3000番台のどんづまり。
そんな満願? に合わせてかどうだか、「おひゃくどきじょ」さんです。

おひゃくどきじょ お百度鬼女

豊前臼杵に出たことがあるという妖怪。

むかし、おゆかという芸者が
弁天さまにお百度参りを踏んでいたら、
いつの間にか自分とは交替交替に
お百度参りをしてる女のひとの姿があったので、

「おや、誰だろう」と思っていると、

すれ違う時にちらりと見える顔がすごく青白くて、
「キキキキキ」と無気味な声をたてる鬼女のような顔。


おどろきながらもお百度参りを続行してると、
いつの間にかまた気づかないうちに
その鬼女の姿はなくなってたトカ。



9月の「和漢百魅缶」はじまりのアップは 
いつのまにかタイガー。「こそう」さんです。

こそう 虎僧

むかし、袁州のある山のお寺にいたお坊さんで、

あるとき街であたまからおっぽの先まで
見事な毛並をした虎の皮のしきものを手に入れたのですが、

わるいできごごろ。

それを引っかぶって虎に変装して
山道でひとをおどろかしては楽しむといういたずらを挙行。

何度もそのいたずらは成功して
大いに愉快わ味わいましたが、
ふと気が付くとお坊さんは総身が虎になってしまっていたトカ。


8月の「和漢百魅缶」へのアップ千穐楽は、
ふわふわりん。「ひけ」さんです。

ひけ

長門の国の阿武郡の大島あたりにつたわる、
海に出るという怪火。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ひかるものにふた。「ゆどのさんのやまんば」さんです。

ゆどのさんのやまんば 湯殿山の山姥

出羽の湯殿山にいたという山姥。

むかし、湯殿山の滝からきらきら光る梵字が
いくつもいくつも流れて来たので

「これはまぶしくて邪魔だ」

と流れて来る梵字流れて来る梵字に蕗(ふき)の葉っぱをかぶせて
封じてしまってたといいます。


川下に流れて来たその葉っぱを
ふしぎがってあけてみた弘法大師が

「これは大日様がおられるのだな」

と、山へやって来て、山姥を法力で封じ、
それが姥ヶ岳の名前のはじまりになったのだソウナ。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
事故ちゅうい。「みさきさま」さんです。

みさきさま みさき様

武蔵の国の多摩郡などにつたわるもの。
人や馬を事故にあわせたりするという悪霊です。
道中で亡くなった人や馬の霊が
これになって生きてるものを誘うといわれてて、
悪いことをしないように
ほこらなどに祀ってあげたりしたといいます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
レールこんこんマウンテン。「きつねのやま」さんです。

きつねのやま 狐の山

線路が先につづいてるはずなのに、
とつぜん線路の先にででーんと山が現われて
行く手を阻むというもの。

狐たちの化け種目の一ッで、
かまわずにスーッと進んでしまえば
山などは無いのだといいます。



明治13年(1880)ころ、
京都から大津へと向かう汽車の線路にもこれが出たそうで、
逢坂山近くの狐たちがよくこれをやらかしたソウナ。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ぶくぶく馬具のシリーズ。「かいくらぬま」さんです。


かいくらぬま 貝鞍沼

陸奥の国の三戸郡下長苗代村につたわるもので、
沼の底にいるという鞍(くら)。

沼の主で、天気のとても良い日などに沼の底をのぞくと、
ときどきその姿が見えたと言います。


むかし、罪を受けて都から落ちて来た公家が
この地にたどりついて、身の上のかなしさから
馬に乗ったまま沼に身を沈めたのが
そのはじまりだと言われてたといいます。



各地につたわる「くらぶち」(鞍渕)のうちのひとつ。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ヴィールスはこぶはこぶ。「イカタンパカムイ」さんです。

イカタンパカムイ

沙流のアイヌなどにつたわる
悪い病気のかみさまです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
びゅわーと荒ら浪。「おおうみへび」さんです。

おおうみへび 大海蛇

津軽海峡にあらわれて海を荒らしては
北海道に渡ろうとする舟を沈めてしまっていたという
巨大なうみへび。

むかし、源義経(みなもとのよしつね)が
落ちのびて蝦夷に渡ろうとしたとき、

津軽の三馬屋で出逢ったふたりの乙女のうちの
ひとりだけを連れて舟で出発。

連れていってもらえなかったもうひとりの乙女が
それに激怒して海に身を投げて大海蛇になり、
義経たちの舟を襲ったのがその端緒だトカ。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ろうそくともして歩いてる。「ろうそくのおんな」さんです。

ろうそくのおんな 蝋燭女

磐城の国などにつたわる山に出る妖怪で、
ろうそくの明かりを灯して
山道などにあらわれるふしぎな女。


鉄砲などで撃ったりしてもびくともしませんが、
持ってるろうそくを数発撃ってみたらたちまち倒れて消え、
その正体を見てみると狸(たぬき)だったといいます。


プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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