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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
どのお味が好きでッか。「しみぼく」さんです。

しみぼく 四味木

漢字で書くと「四味木」で、
祁連山に生えてるというふしぎな木。

この木の実は、ふしぎな実で切るときにつかう刃の素材によって
さまざまに味がかわるといわれてました。

竹の刃で切れば甘く、
鉄の刃で切れば苦く、
木の刃で切ればすっぱく、
芦の刃で切れば辛く、

そのフレーバーは増したそうです。

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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
みずをよくのむ。「しんぎゅう」さんです。

しんぎゅう 神牛

牧牛山にすんでるという神牛。
山のてっぺんに住んでて、山のふもとにある99個の泉の水を
のみにおりてくるといいます。

『水経』によると
この牛がいるので山の名前を牧牛山、
泉を神牛泉とよんでたそうですが、
かなり昔に泉は地殻変動か何かで無くなって、
川にかわってしまったらしいです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぐるぐるコイン。「かいふうかんせん」さんです。

かいふうかんせん 回風巻銭

漢字で書くと「回風巻銭」となりやす。

銅銭がぐるぐるつむじ風のようなものに
巻かれながら空を飛んでくというもで、
地面に空いた穴などにしゅるーっと入っていってしまうといいます。

ある男が、これを見て穴に手を入れてみたところ、
何枚かの銅銭が拾えたりしたソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
びょうきお知らせメーター。「かんじょう」さんです。

かんじょう 汗杖

漢字で書くと「汗杖」で
西の国でつかわれてたというふしぎな杖。

これの持ち主がからだに何か不調や疾病があったりすると
杖が汗をかいたりして知らせたりするといいます。
持ち主が亡くなると同時に折れてしまうとも。

むかし、東方朔がこれをもらって来て
皇帝に献上したりしたことがあったといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
焼肉だいすき!!「ようしせい」さんです。

ようしせい 楊枝精

漢字で書くと「楊枝精」で、楊柳(やなぎ)の木の枝が化けたもの。
巨大な手となって人間達のたべてるものを
「よこせ」とせびって来たりしたといいます。

本体とされる木を伐ってみると
どくどく血が出て来たりしたといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ビカビカバリバリ。「かみなりのすし」です。

かみなりのすし 雷の鮓

こちら、雷の鮓は、かみなりさま(雷神)を
おすしの具にしてしまったおすし。
普通ありえない存在の食品、として戯文などに登場します。
とてもおいしいそうですが、少し雲くさいそうです。



味などについては、『軽口御前男』にある
「雲くさいので困った」というジョークからの採用です。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
水のめない。「うしかいひばり」さんです。

うしかいひばり 牛飼い雲雀

美作の国の阿波村につたわるもので、
むかし、牛飼いが主人に「牛を水をやったか」と聴かれたとき、
あげてもないのに何度も「あげた」と答えてるうち
牛をひからび殺してしまい、
死後、その牛飼いが鳥になってしまったというもの。

水がのめなくて常に困ってて、木に止まってると
木の下に水がずうずうずうずう流れてるように見えるのですが、
地面におりた途端に水はまぼろしで消えてしまい、
いつもかなしんで鳴いてると言われてました。



「ざあざあどり」(ざあざあ鳥)などの仲間。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
シガレットだいすき。「かわらんべのむすめ」さんです。

かわらんべのむすめ かわらんべの娘

尾張の国の海西郡につたわるもの。
川にすんでる「かわらんべ」(河童のなかま)で、
きれいな娘のすがたになって
川のほとりでたばこをのんでたりしてたといいます。



ある男が、そのすがたを見て声をかけたところ

「自分はかわらんべだ、ひとには告げるなよ」

といって来たそうですが、ついうっかりしゃべってしまい、
数日後、その男は佐屋川に逆さまにささって死んでたトカ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
窃盗被害。「ざつがんさん」です。

ざつがんさん 座頭神さん

日向の国の諸塚村につたわるもの。
むかし、宇納間越という峠道で強盗たちに座頭さんが襲われて
たくさんの金品を奪われてしまいますが、その座頭さんの亡霊が

「金はこれから増えるが、たたりも増ゆるぞ」

と、その金を元手に大金持ちになった強盗たちの家に
つぎつぎと災いをもたらしたといいます。

そのたたりを恐れた人たちが、
この座頭さんの亡霊をまつったのが
「座頭神」(ざつがん)というほこらになってます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ごろごろりん。「らいのこま」さんです。

らいのこま 雷の駒

漢字で書けば「雷の駒」で、
かみなりさまの乗り物という意味だと考えられます。

雷といっしょに落ちてくると言われてる
らいじゅう」(雷獣)の一種であります。

きょうの「和漢百魅缶」へのアップは
こうじちゅう。「こんこんさんのみち」です。

こんこんさんのみち こんこんさんの道

但馬の国の養父郡などにつたわるもので、
こんこんさん(きつね)が化け術で見せてくるという
実際にはそこに存在していない道。

まっすぐ進んでいったら実は道がなくて、
小川にはめられたり、
段差から転げてしまったりしてしまったといいます。







2011年にアップした新作もの「たにだれのかい」(谷垂怪)は
この、こんこんさんの道をベースにしたもの。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
オール・メス。「ヤマトのカッパ」さんです。

ヤマトのカッパ

沖縄の謝名城などで言われてたもので、
やまと(本州)に住んでるといわれてる「かっぱ」たちは
女ばかりだというもの。

ブナガヤ」には男ばっかりしかいないが、
その女たちはどうしたんだ、というと
みんな本州に渡ってかっぱになったのだ、と言われてたソウナ。



想像上の存在のさらに想像上の存在です。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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