こつこつしょぼふる雨のおつかい、「ばけこぞう」さんです。

大きな笠をかぶって、豆腐のおつかいをしてる姿をしてるおばけ。
「とうふこぞう」(豆腐小僧)とは大体おなじものです。
目の玉がひとつだったりして、その顔でひとをびっくりさせるみたいです。
名前のごとく、おつかいの小僧さんの姿のおばけですが
絵によっては、尻尾やおキンなどが描かれてたりして、
こちらも豆腐小僧な妖怪同様、正体はたぬきだったりかっぱだったりするみたいです。
錦耕堂の『をりかはりゑ』(折り変わり絵)という
きってたたんで絵がかわるおもちゃ絵では
おりたたむとカカシになる絵で描かれてたりします。
やっぱり、おっきな笠がポイントなんでござんすナー。
硬貨イノシシ。「ぜにひりじし」さんです。

薩摩の国の川辺郡につたわるもので、
むかしむかし山の中にいたという、銅銭を糞として出してたふしぎないのしし。
あるじいさんが山でこれをみつけて、
ポロポロ落とす銭をひろい集めてお金持ちになった、
という話を聴いた欲深いじいさんが、
後ろをついて行っておなじように銭を拾ってたのですが、
途中でなかなかおしりから出て来ない銭があってイライラ。
まだ出切ってない銭を取ろうと引っぱった途端に、このいのししがびっくりしちゃって
銭をじいさんの腕と一緒におしりに吸い込んじゃって暴れ出したので大変。
じいさんはそのまま山中をひきずられてしまい、死んでしまったソウナ。
おしりから、お米を出したりする「こめひりじぞう」(米ひり地蔵)や
一定のごはんを食べるとその分だけ金を糞としてだした「りゅうぐうのくろねこ」(竜宮の黒猫)などと
おなじラインにあるおはなしです。
天敵には手がだせなーい。「まんがぶちのぬし」さんです。

越前の国の下池田村にあった淵のぬし。
むかし近くに住んでる小兵衛という男の夢の中に
美女の姿に化けて現われ出て
「たのみがある、歯が8ッある魔物に苦しめられているから助けてくれ」
と言ったそうで、
目を覚ました小兵衛が家にあった水滴のあとをたどってゆき、
ひとつの淵にたどりついてみると、水底に馬鍬(まぐわ)が沈んでいて、
これを取り除けてあげると、ぬしはよろこんだんだソウナ。
「馬鍬(まんが)淵」という呼び名の由来が語られてる話で、
馬鍬(土をたがやすときにつかうもの)が怖いというのは「かっぱ」などの話にもある形の話です。
鉄製のものがやっぱり怖いのヨ。
みずを得る。「ごろべえのどんぶり」さんです。

越前の国の上河瑞村につたわるもので、
むかし五郎兵衛さんの家に家宝としてつたわってた汚くて古いどんぶりばち。
先祖代々天井に秘め置いていたそうですが、
五郎兵衛さんの家の経済がどうにもいかなくなってしまいうるものも無くなり、
ついにこれを売ることに。
これをなかなか趣きのある古色のどんぶりばちだ、
と源右衛門というひとが買ってくれたのですが、
家に帰って「どのくらいものが入るかな」と水を試しにそそいでみたところ、
中に描いてある鯉(こい)の絵が動き出して跳ね上がったんだトカ。
「これはすごい宝だ、五郎兵衛はこれを知らなかったろう」
と、源右衛門が五郎兵衛の家にこれを返しますが、
これを聴いた五郎兵衛が自分の家で水をはってみても、
鯉はピクリとも動かず絵のまま。
「この丼があの家に行きたがってるのじゃろう」と、再び売り返したんだトサ。
このはなしを記した中村九堂の「丼の奇瑞」という記事(『南越民俗』5号)によると、
この丼鉢はこわれてしまったため昭和10年代の時点で、すでに現存してなかったことが知れます。
惜しい。
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
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