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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは!!
ほっくりほっくりほっくりほっくり。「ほっくり」さんです。
 
ほっくり

佐渡につたわっているもので、むかし、東平という名前の石工さんが
夜道をあるいていると、地蔵川というあたりで

「東平ほっくり!!」

というナゾの呼びかけをされました。
こいつはむじなの仕業だろうか、なんだろか、と思いつつも
いきなり変な呼びかけをされたのでイラっと来た東平さん、
「バカっていったほうがバーカ」とおなじ論法で見えぬ相手を攻めます。

「そういうもんが、ほっくり!!」

すると、すかさず間をあけず、ブレスもなしにタンギング。

「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」
「東平ほっくり!!」
「そういうもんがほっくり!!」


結局、この舌戦は夜明けまでえんえんつづき
コケコッコーの声のするまで、「ほっくり!」の応酬はつづいたんだそうな。
 

似たようなものに「ちんちろり」という妖怪などがおりますが
この手のお話は、実におうむがえしほっくり。


■残菜話
4月2日にアップした「からじん」は精密検査の末「からじし」と判明しましたので校訂いたしそろ。
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本日の「和漢百魅缶」へのアップは、ボコボコビャン
シオミリバー in 「かわっそ」さんです。ボコボコビャン
 
かわっそ

肥前の国は杵島郡、武雄のあたりにながれゆく潮見川あたりが巣な、
川の中に出て人や家畜をひっぱりこんで悪さをしていたものもの。
はやいはなしが、「河童」のお仲間でごぜぇます。

ひょうすべ」さんたちとは関係が深いので、
カラーリングはやっぱり狩野な古式にのっとってイエローひょうすべん。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ヘモグロビンがはいってます。「いくし」さんです。
 
いくし 生石

豊後の国の大分につたわるもので、いまの西大分駅あたりに
どすーんと座ってた大きな石で、土の下にもずーんと背高く埋まってて
ひとびとからは生きちょる石、と見られつづけていました。


 そのあたり地名「生石」は、この石さんが名前の由来。


むかし、この石はどのくらいあるんだろとでも考えたのか
石のまわりをどっさりどっさり掘り起こしていったところ
その作業でできた石の欠けからドロドロドロと血のようなものが
流れ出して来たので「わぁ、やっぱり生きてる、こわい」と
ひとびとは思ったりしたんだトサ。
本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
コペルニクスのおやじなてんかい。「がきのめしわん」さんです。
 
がきのめしわん 餓鬼の飯椀

東里山人(とうりさんじん 山東京伝のお弟子すじにあたる鼻山人)が
あの世にいったあとの弥次さん喜多さんのおちゃらけ道中を書いた
『読而未来記』(よんでみらいき)に出て来るもので、

真っ暗すぎてほとほと困る「くらやみ地獄」を便利にあるくための
(それじゃ地獄の責め苦の意味が100パーセントカットですばい)
「ちょうちん」を売り出せばイイダロウと喜多八のバカが考えて、

餓鬼道から、触れればたちまち火に包まれてボーボー燃え立つ
「餓鬼」たちの飯椀を輸入して来る、というくだりに登場して来ます。


この本は、ほかにもふたりは焦熱地獄でかんぴょうを乾かしたり、
八寒地獄で凍豆腐や氷餅を製造したり、なかなか
地獄の環境をテクノロジーにしてるあたりが面白きもの。アハハ。
本日の「和漢百魅缶」へのアップは
チェリー・レッド。「あおたきのちざくら」さんです。
 
あおたきのちざくら 青滝の血桜

磐城の国の草野村、絹谷にある
青滝という滝のたきつぼには、おおきな大蛇がおりました。

ある年、ひでりがつづいて村の水が涸れ果ててしまったとき
この滝つぼから水をひいてこよう、ということになったのですが
その計画を阻んで来たのはこの滝の大蛇、

そこで村の若いものの中でも勇敢なるひとりが
刀をくちにくわえて、ドボン。はげしい水中戦の後ちにコレをざっくり。

みごと大蛇を退治して、水は村へ引けるようになったのですが
このときに大蛇から飛び散った血しぶきが滝のまわりにあった
桜の木にシパパパパ。

大蛇のうらみが沁みたか付いたか、これ以後、
ここの桜は伐ると中から必ず真っ赤な血のようなものがタラタラ出る、
と言われるようになって怖がられていたンだソウナ。


桜の木にはなぜだか赤血球なお話も多いですナ。ふしぎふしぎ。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ガウガウワンキャン、「からじし」さんです。
 
からじし 唐獅子

きのうがお山のなかでの妖怪でしたので、本日も
それに続いて山のもの。

讃岐の国の鵜足郡あたりの山で
山仕事をしているひとを悪いものから守ってくれると言われていた
山犬のような存在で、オスとメスのつがいで山腹を駈けたりしてたんだトサ。

「からじん」っていう呼び名は、どういうところから来たのか
厳密精細に調べてないのでナントモ漢字をおっつけられませんが
「唐獅子」とかから来てたりするんでしょうかね?あくまでも想像です。

(後註)2011.4.7
キチンと読み込んでいったらそのまま「からじし」だったので
項目名と表記を「からじん」から「からじし(唐獅子)」に校訂しました。
こんげつの「和漢百魅缶」のとっぱじまり・舞いはじめは、
効果音だけです。「てんぐのいしころがし」さんです。

てんぐのいしころがし 天狗の石転がし

越後の国の山のなかなどにつたわっているもので、
山小屋などで夜やすんでいると、
山のうえの方角からゴロゴロゴロゴロゴシャーと
石が転がり落ちてくるような音が響いて近づいてくるというもの。

落石だ! と思って小屋の外にとびだして四方をみまわしてみても、
なにも転がってきてはおらず、草木一本、そよりとも動いてなく、
なーーーーんにも、起きてない、という展開が待っているので
ひとびとはこれを「天狗」たちが起こしてる音のいたずらのひとつとして
カウント認識しておりましたとやら。
こんげつの「和漢百魅缶」の千穐楽!のアップさまさまは、
岡田玉山センセイのお作のなかから、「なすのがはらのくろぼとけ」さんです。
 
なすのがはらのくろぼとけ 那須野ヶ原の黒仏 

綿密につくりものがたりの作をなさる一方、絵のほうもお達者で
その作品の挿絵のなかにいろいろと妖怪めいた絵も残していらっしゃる
岡田玉山センセイの作の中でもなかなか広範囲に名前が知られてる
『絵本玉藻譚』に出て来るのがコチラの真っ黒い仏像さまで、

正体が狐だということが見顕されて、平安京を追われた「玉藻前」が
討手の矢を受けクヲーンと毒を吹き吹き続ける「殺生石」に変わったのち、
ゆきかうひとや、とりけだものを害するコレは何とかせねばならぬと、
やって来たお坊様、その名は石屋法師。

(――殺生石をポンと砕く、玄翁和尚が出て来る一個前の話なの――)

さっそく殺生石だとおぼしき石に向かってゴニョリンコンと
法華経をとなえあげて成仏させんと頑張る石屋法師でしたが

「こんな石にわれらの法力が効くのかなぁ……」と
だんだん不安になってきて、お経をとなえながらも
じりじりじり……と後ろにむかって前進している石屋法師。

そんな法師の目の前にニュとあらわれるのが、ものすごく大きなこの黒仏。
石屋法師はぶったまげてお経もとなえるのをブチ忘れて
あしももつれてごろごろと逃げ転んじゃうというありさま。


――という、もの。
真っ黒いほとけさまという映像は、狩野家の絵巻物にある「ぬりぼとけ」などが
似た感じなのですが、玉山センセイがこの絵をみてこういう話を出したのかどうかは
知りません。

なお、本日は年度末でございますので
ドスン、えいやぁと「押戻し」さんも更新です。


こだけばかまてんがく 小竹袴典赫

毎度毎度、持ち物にあわせて「竹」をあみこんだ名前にしておりますが
今回は「こたけばかま」(小竹袴)というものにしてみました。

モトは「殿様のながばかま若殿様のこながばかま」という早口言葉からです。
むづかしぃんだ、コレも。
本日の「和漢百魅缶」へのアップ、ぽぇーん、は、
ことばデザインのみ!なものの中から、「やくそくかたきばけもの」さんです。
 
やくそくかたきばけもの 約束かたき化物

つかってる言葉をどことなく妖怪めかした地口を並べてみて、
それに「ほにゃらららの化物」と名前をつけてる『化物ぢぐち』
という題名の戯文の中に出て来るもので、こちらさんはこんな地口。

 【約束かたき化物】  …… たがいに化生とりかわし

「たがいに起請とりかわし」っていう文句の「起請」(きしょう)の部分を
「化生」(けしょう)に地口ったというシロモノ。

遊女がお客にあげる「起請文」のことを入れてあるのですが

あえて

「約束かたき」と妖怪の名前をつけたあたりがくすぐりどころ。デショーカネ
本日の「和漢百魅缶」へのアップちゅどーーーんは、
おしょくじマナーはキヲツケテ。「みかんくねんぼ」さんです。
 
みかんくねんぼ 蜜柑九年母

歌舞伎の世界のあれこれを
『和漢三才図会』のような形式に落とし込んで
その国に存在するすべてをザーッと事典のようにしるした本
朋誠堂喜三二の『羽勘三台図会』に出て来るもので、

あっちこっちに飛び上がって、流れ星のように
白い尾っぽをうしろに引いて飛び散りまわる柑橘類デス。
 

「くねんぼ」と「みかん」は、むかし歌舞伎を観に行ったときに
芝居茶屋(芝居小屋の近くにあって、席やお弁当の手配をしてくれるところ)が
出してくれた水菓子(くだもの)の常連顔で、
この『羽勘三台図会』が書かれた時代(寛政のころ)から
かなりたった時代でも、この「くねんぼ」は常連顔に君臨しつづけていました。

岡本綺堂センセイなども、小さい頃、お芝居を観にいったとき
この「くねんぼ」を食べたことを何かに書いてあったと思いますが

この芝居茶屋の「くねんぼ」、あんまりジューシーではなく、スカスカな感じだったらしいヨ。

本日の「和漢百魅缶」へのアップは、もくもくもく
無脊椎動物をもくもくもく、「はなごう」さんです。
 
はなごう

無脊椎動物とかほざきましたが、実際、こちらさんが
無脊椎動物由来の「しんきろう」なのかはよく知りません。

ということで、こちらさま、ですが、

東海道をどんどこてくてく、尾張の国からちゃぷちゃぷと
七里の渡しを船で渡ったその向こう、伊勢の国は四日市あたりの海で
ほわわわわわんと海上に遠くのものを映し出すという
「蜃気楼」のお仲間な呼び名のおひとつであります。もわもわもー。
本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
万亭シショーの本のなかから、「かねがほし」さんです。
 
かねがほし 金が星 

万亭応賀シショーが明治に入ってから書いている
『和談三才図笑』に出てくるもので、こちらは
天の部のなかに出てくるへんな星のおひとつ。

絵は、応賀シショーが描かせてるものをリデザインして
「しわん坊」さんみたいなのをくっつけたのですが
あたまから生えてる手のかたちは、モトの絵をひっぱりまくりです。

もちろん、このお手のしぐさは、「れこ」(おかねのことで「これ」のさかさコトバ)
を現わす万国共通な(?)おサインから。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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妖界東西新聞 日刊紙だから まいにち更新中

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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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