氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
エイエイオー。「あつたのしらさぎ」さんです。

太閤記の講釈などに出て来るもので、
永禄3年5月、織田信長が熱田神宮に今川を討つ祈願をしに来たとき、
神社の中から馬の轡(くつわ)がチャリチャリ鳴る音が聴こえだして
それが東の空の方角へ響いていったかと思うと、
織田のとのさまの旗の先にふしぎな白鷺が2羽現われて、
その行く先をスイスイと飛び出したというもの。
ふしぎの鳥が行く先や軍事上の方角を示す、というのは
それこそ、大陸の古い軍記物にもあるものですが、
このふしぎな白鷺の現われたのをみた木下藤吉郎は
大声で「やーーーーー、これぞ熱田さまのおみちびきじゃ」と
まわりにふれまわって、大いに軍の士気をあげましたんだトカ。
ああ、いくさはやまぬものなり。たえぬものなり。
エイエイオー。「あつたのしらさぎ」さんです。

太閤記の講釈などに出て来るもので、
永禄3年5月、織田信長が熱田神宮に今川を討つ祈願をしに来たとき、
神社の中から馬の轡(くつわ)がチャリチャリ鳴る音が聴こえだして
それが東の空の方角へ響いていったかと思うと、
織田のとのさまの旗の先にふしぎな白鷺が2羽現われて、
その行く先をスイスイと飛び出したというもの。
ふしぎの鳥が行く先や軍事上の方角を示す、というのは
それこそ、大陸の古い軍記物にもあるものですが、
このふしぎな白鷺の現われたのをみた木下藤吉郎は
大声で「やーーーーー、これぞ熱田さまのおみちびきじゃ」と
まわりにふれまわって、大いに軍の士気をあげましたんだトカ。
ああ、いくさはやまぬものなり。たえぬものなり。
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本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
プロパガンダに音は似てる、「おきくかんた」さんです。
陸前の国は志津湾に浮かぶ、籬島(まがきじま)と椿島(つばきじま)に
それぞれ住んでいた、お菊という美女と、勘太という若者が想いを通じたものの
たがいの島の人々同士が争っていたために、なかなか公然とは出会えず、
そのうちに勘太の家で、このことが露顕して一族のモンダイとなり、
勘太は座敷牢にぶちこまれてしまうことに。
そのことを知らぬお菊のほうは、想いびとを待ち続けて石になってしまった
松浦の佐用姫のように、夜毎に勘太を島で待っていましたが、
相手は出られぬ牢のなか。
「ああ、あのひとが来ぬなんて、もはや、あのひとはこの世のものでないのかも」
と、思いつめてしまったお菊は、ついに海に身をザボンボカン。
美人薄命、その花のいのちを散らせてしまったのでありました。
いっぽう、二十一日間の座敷牢での反省を命じられていた勘太は
二十一日目についに牢から出され、フラフラした足取りでおもてに出てまいりますと、
向うの島からスーッとお菊の姿が飛んできて、彼の目の前に現われたので
まわりにいた勘太の一族も、村の人々も大騒ぎ、
ふと、見てみると勘太が姿を消していたので、島中を探してみたらば、
浜に、お菊・勘太のふたりが打ち上げられていたんだトカ。
それまで紛紜ゴタツキのあった籬島と椿島の人々は
これを機にたがいに和して、暮すようになり、
お菊・勘太のふたりは一緒に夫婦塚に葬られたということです。
あー、要点かいつまんで要約しても長くなっちゃうイイはなし。
プロパガンダに音は似てる、「おきくかんた」さんです。

陸前の国は志津湾に浮かぶ、籬島(まがきじま)と椿島(つばきじま)に
それぞれ住んでいた、お菊という美女と、勘太という若者が想いを通じたものの
たがいの島の人々同士が争っていたために、なかなか公然とは出会えず、
そのうちに勘太の家で、このことが露顕して一族のモンダイとなり、
勘太は座敷牢にぶちこまれてしまうことに。
そのことを知らぬお菊のほうは、想いびとを待ち続けて石になってしまった
松浦の佐用姫のように、夜毎に勘太を島で待っていましたが、
相手は出られぬ牢のなか。
「ああ、あのひとが来ぬなんて、もはや、あのひとはこの世のものでないのかも」
と、思いつめてしまったお菊は、ついに海に身をザボンボカン。
美人薄命、その花のいのちを散らせてしまったのでありました。
いっぽう、二十一日間の座敷牢での反省を命じられていた勘太は
二十一日目についに牢から出され、フラフラした足取りでおもてに出てまいりますと、
向うの島からスーッとお菊の姿が飛んできて、彼の目の前に現われたので
まわりにいた勘太の一族も、村の人々も大騒ぎ、
ふと、見てみると勘太が姿を消していたので、島中を探してみたらば、
浜に、お菊・勘太のふたりが打ち上げられていたんだトカ。
それまで紛紜ゴタツキのあった籬島と椿島の人々は
これを機にたがいに和して、暮すようになり、
お菊・勘太のふたりは一緒に夫婦塚に葬られたということです。
あー、要点かいつまんで要約しても長くなっちゃうイイはなし。
本日の「和漢百魅缶」へのアップ、は、
ああ忠臣のくびったま。「いがきじんじゅうろう」さんです。

但馬の国の昔話は、あんまりうちに本がないので
なかなかアップできずじまいでしたが、本はボツボツ調査しだしてますので
ボツボツと但州からもアップです、というわけで、コチラさんに
ご登場を願ったわけですが、
井垣城の家老職として忠義に仕えていた井垣甚十郎でしたが、
どこのくにでも、おしろでも、出て来ますのは悪い家臣。
この悪玉たちの讒言にそそのかされてしまった殿様は、甚十郎を処刑。
しかし、その首は川をざぶざぶどぶんと
さかのぼっていったり、くだっていったり、あやしいことが多々頻々。
そうしているうちに、甚十郎の忠義の念か、
悪玉たちの悪事は白日のもとにピカピカされることとなり、
おのれのあさはかさを悔いた殿様は、甚十郎への詫びとして
立派な石塔を建立してあげましたとのコト。
お顔は、歌川風にさらさらり。
ああ忠臣のくびったま。「いがきじんじゅうろう」さんです。

但馬の国の昔話は、あんまりうちに本がないので
なかなかアップできずじまいでしたが、本はボツボツ調査しだしてますので
ボツボツと但州からもアップです、というわけで、コチラさんに
ご登場を願ったわけですが、
井垣城の家老職として忠義に仕えていた井垣甚十郎でしたが、
どこのくにでも、おしろでも、出て来ますのは悪い家臣。
この悪玉たちの讒言にそそのかされてしまった殿様は、甚十郎を処刑。
しかし、その首は川をざぶざぶどぶんと
さかのぼっていったり、くだっていったり、あやしいことが多々頻々。
そうしているうちに、甚十郎の忠義の念か、
悪玉たちの悪事は白日のもとにピカピカされることとなり、
おのれのあさはかさを悔いた殿様は、甚十郎への詫びとして
立派な石塔を建立してあげましたとのコト。
お顔は、歌川風にさらさらり。
九月も半分こな本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
山の名前がなんだかイヤン。「ばふんがたけのだいじゃ」さんです。
周防の国の馬糞ヶ岳にある沼に宿っていた大蛇で、
この沼を棒っきれなどでぐるぐるねるねる掻き回したりすると
「ひとめら、なんてことしやがる」と怒って、必ず雨を降らせたんだとか。
この馬糞ヶ岳というヘンチョコリンな山の名前は、
壇ノ浦のそのむかし、このあたりに落ち延びてきた
平家のさむらいたちの馬のうんこがもり重なって、
それまでの山のかたちとは違ったかたちになったから、とか
いろいろと伝わっているようですが、
なぜ、あえて、その名を堂々と山の呼び名に定着させたのかは
いま考えると、なかなかふしぎ。
山の名前がなんだかイヤン。「ばふんがたけのだいじゃ」さんです。

周防の国の馬糞ヶ岳にある沼に宿っていた大蛇で、
この沼を棒っきれなどでぐるぐるねるねる掻き回したりすると
「ひとめら、なんてことしやがる」と怒って、必ず雨を降らせたんだとか。
この馬糞ヶ岳というヘンチョコリンな山の名前は、
壇ノ浦のそのむかし、このあたりに落ち延びてきた
平家のさむらいたちの馬のうんこがもり重なって、
それまでの山のかたちとは違ったかたちになったから、とか
いろいろと伝わっているようですが、
なぜ、あえて、その名を堂々と山の呼び名に定着させたのかは
いま考えると、なかなかふしぎ。
本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
イヤなめざまし。「おそくなります」さんです。

信濃の国は上伊那郡の箕輪村などにつたわるたぬきな昔話で、
村のみんなが夜明けまえに起きて畑仕事をしていた頃のもの。
戸をたたきながら「おかみさん、早くしないと遅くなるよ」などと
近所のひとの声が響いてくるので、ハッと目を覚まして、
「あ、しまった、寝過ごしたか、明ける前でよかったよかった」と
光速の手ぎわでゴハンのシタクにとりかかっていると
だいぶ作業が進んだころになっても、とんと
カラスのカーも、おケッコのコーも聴こえないし、
虫のリリリリリリリと鳴く音の方がよく耳に響く。
ん?さすがにおかしいな、と思ってちゃんと調べてみたら
まだまだ夜明けにゃ早すぎる夜中の頃だったんだトサ。
こまった狸だ。
イヤなめざまし。「おそくなります」さんです。

信濃の国は上伊那郡の箕輪村などにつたわるたぬきな昔話で、
村のみんなが夜明けまえに起きて畑仕事をしていた頃のもの。
戸をたたきながら「おかみさん、早くしないと遅くなるよ」などと
近所のひとの声が響いてくるので、ハッと目を覚まして、
「あ、しまった、寝過ごしたか、明ける前でよかったよかった」と
光速の手ぎわでゴハンのシタクにとりかかっていると
だいぶ作業が進んだころになっても、とんと
カラスのカーも、おケッコのコーも聴こえないし、
虫のリリリリリリリと鳴く音の方がよく耳に響く。
ん?さすがにおかしいな、と思ってちゃんと調べてみたら
まだまだ夜明けにゃ早すぎる夜中の頃だったんだトサ。
こまった狸だ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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