氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぱんと飛び散る火の玉。「てんかじん」さんです。
![てんかじん 天火人](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/65b15eed6c7c3941d4c642540d329365/1692689054)
上野の国の那波郡の上福島に伝わる怪火。
ふわふわと飛びまわってたかと思うと、背後から
飛び上がって花火のように飛び散り、
それにおどろき倒れたひとの血を吸ってたといいます。
ぱんと飛び散る火の玉。「てんかじん」さんです。
上野の国の那波郡の上福島に伝わる怪火。
ふわふわと飛びまわってたかと思うと、背後から
飛び上がって花火のように飛び散り、
それにおどろき倒れたひとの血を吸ってたといいます。
この土地の殿様で上杉家によって討たれた
「那波又太郎」(なわまたたろう)の亡霊だと語られてたり、
飛脚がこの火を斬ったところ馬ぐらいのおおきな貂(てん)が死んでおり、
以後ぷっつり出なくなったので、その大貂が化けてたのだ、と語られてたりしたそうです。
「那波又太郎」(なわまたたろう)の亡霊だと語られてたり、
飛脚がこの火を斬ったところ馬ぐらいのおおきな貂(てん)が死んでおり、
以後ぷっつり出なくなったので、その大貂が化けてたのだ、と語られてたりしたそうです。
「天火人」というのは、昭和初期の報告文で
筆者の高井義信によって独自につけられたと明示されてる宛字で、
「てんかじん」という名称のモトモトの語義は不明瞭です。
筆者の高井義信によって独自につけられたと明示されてる宛字で、
「てんかじん」という名称のモトモトの語義は不明瞭です。
蛍(ほたる)の出る時季に出現したともいいます。
『日本怪異妖怪事典 関東』の天火人の項目では正体が「狢」「大狢」と載ってますが、
これは参考資料(高井義信)にある「貂」の字の誤読なので
「むじな」ではなくて「てん」だと思って読んで下さい。
邦波は那波に直せたのにソッチも直しておくのが抜けてました。粗漏頓首。
『日本怪異妖怪事典 関東』の天火人の項目では正体が「狢」「大狢」と載ってますが、
これは参考資料(高井義信)にある「貂」の字の誤読なので
「むじな」ではなくて「てん」だと思って読んで下さい。
邦波は那波に直せたのにソッチも直しておくのが抜けてました。粗漏頓首。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
天竺徳兵衛・七草四郎のしょうたいは、「しょうてんじゅ」さんです。
![しょうてんじゅ 正天寿](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/65b15eed6c7c3941d4c642540d329365/1692512297)
漢字で書くと「正天寿」で、蟇(がま)の妖術をたくみ用いる妖術使いの賊で、
足利義輝が天草・高麗征伐のために朝廷から貸与された
「くさなぎのつるぎ」(草薙剣)を盗み出し、将軍を暗殺してしまいます。
殺されたはずの足利義輝は、実は
天寿の腹違いの弟・安大公(正福寿)と寸前で入れ替わっており、
大切の幕で華麗に正天寿を取り囲みます。
天竺徳兵衛・七草四郎のしょうたいは、「しょうてんじゅ」さんです。
漢字で書くと「正天寿」で、蟇(がま)の妖術をたくみ用いる妖術使いの賊で、
足利義輝が天草・高麗征伐のために朝廷から貸与された
「くさなぎのつるぎ」(草薙剣)を盗み出し、将軍を暗殺してしまいます。
高麗国の武将で、九州の天草で闘った正林賢(しょうりんけん)の子供で、
普段は耶蘇の開山の忘れ形見・七草四郎(ななくさしろう)と呼ばれていたほか、
幕府などには天竺徳兵衛(てんじくとくべえ)だと名乗って登場します。
普段は耶蘇の開山の忘れ形見・七草四郎(ななくさしろう)と呼ばれていたほか、
幕府などには天竺徳兵衛(てんじくとくべえ)だと名乗って登場します。
みかどのご威勢によって、妖術をもってしても
内裏に侵入出来なかったのですが、
それを打ち破ることの出来る
「辰歳辰刻うまれの男の目玉」と「子歳子刻うまれの男の目玉」を、
それぞれ赤松緑丸・赤松則祐からえぐりとることで、
国崩しに本格的に着手しようとしましたが、
「黒蛇の法」によって術を封じられ、退治されました。
内裏に侵入出来なかったのですが、
それを打ち破ることの出来る
「辰歳辰刻うまれの男の目玉」と「子歳子刻うまれの男の目玉」を、
それぞれ赤松緑丸・赤松則祐からえぐりとることで、
国崩しに本格的に着手しようとしましたが、
「黒蛇の法」によって術を封じられ、退治されました。
宝暦7年(1757)に大坂で舞台にかけられた
並木正三らによる『天竺徳兵衛聞書往来』に登場する中心的な存在。
並木正三らによる『天竺徳兵衛聞書往来』に登場する中心的な存在。
天竺徳兵衛の名前を「七草四郎」ものに採り入れた最初期のお芝居。
キリシタンの妖術を用いるとしている点は七草四郎の設定を引いたものです。
キリシタンの妖術を用いるとしている点は七草四郎の設定を引いたものです。
黒蛇の法は、4尺5寸の黒き蛇の生き血を飲んで五臓に通わすというもの。
殺されたはずの足利義輝は、実は
天寿の腹違いの弟・安大公(正福寿)と寸前で入れ替わっており、
大切の幕で華麗に正天寿を取り囲みます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
岩のうえに、「まろうどじまのてんにん」さんです。
![まろうどじまのてんにん 稀人島の天人](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/65b15eed6c7c3941d4c642540d329365/1691815823)
岩のうえに、「まろうどじまのてんにん」さんです。
紀伊の国の牟婁郡の和気の、
稀人島(まろうどじま)と呼ばれる岩は、むかし
後白河法皇がおこしになったとき天人があらわれたことから
その名がついたといいます。
稀人島(まろうどじま)と呼ばれる岩は、むかし
後白河法皇がおこしになったとき天人があらわれたことから
その名がついたといいます。
後白河法皇が舟を近づけさせたところ、
天人のすがたは消えてしまったソウナ。
天人のすがたは消えてしまったソウナ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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