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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
アンブレラヘーイユーアー。「きつねのかさかし」さんです。
 
きつねのかさかし 狐貸傘 

きつねの化け種目のひとつで、
いままでお空は晴れわたっていたのに
いきなり雨が降ってきて、「お、こりゃ大変だ」と思って、
ちかくのお店やお屋敷の軒下にあまやどりしていると

その家のひとが出て来て「突然の雨でお困りでしょう」と
傘をかしてくれるのですが、

実は、

雨が降って来たところで既に人間は化かされていて、
ほかのひとから見ると、晴れた普通のお天気のみちを
箸を一本、傘をさすように持ってる不審な行動のひと、に
見えているという寸法。
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はてさて本日の「和漢百魅缶」にアップいたしますのは、
昨日は天狗で山でしたので、本日は対する海から、「おこりべんてん」さんです。
 


石見の国につたわるもので、船の上で食べた梅干の種を
きちんとごみ集めに入れたりしないで、おうちゃくして、
ポイ、と浪の中へ投げ捨てたりすると、

海の中の弁天様が、激昂、お腹立ちあそばされて、
魚がとれなくなったり、船の具合があやしくなったり、
いろいろとバチがあたるモトになるので
やってはイケマセンヨ、と言われておりましたとやら。
本日の「和漢百魅缶」へのアップは!!!
虫!!!虫!!!虫!!! 「てんぐのうんか」さんです。
 
てんぐのうんか 天狗の浮塵子 

越中の国の池田村につたわるもので、
むかし、と、いっても明治のころですので、
ぐるっと百何十年まえの日清戦争のつぎの年、
突然、山からウンカがわんさかさと大発生して
田んぼの稲をグチャグチャに食い荒らしてしまったというもの。

当時、人々は、これは日清戦争に進発していた天狗たちが
凱旋しても誰も「天狗様の応援があったのでヨカッタヨカッタ」と
お礼参りにこないので、ウンカを送り込んできたのじゃろう、
――と、話していたんだとか。

まだ、こういう話が語られていた明治のころの日本です。
本日の「和漢百魅缶」は、十万億土を掘りかえしまして
地獄の鬼さんのひとつ。「じゃいんのおに」さんです。
 
じゃいんのおに 邪淫鬼

「嫉妬のほのお」や「恋のほのお」ってことばが今もフツーにあるごとく、
「邪淫のほむら」って詞が、近松門左衛門の院本に出て来たりするあたりから
考えると、この手のものには「火炎」がつきものなんですネ。

何千人もの男を手玉にすっ転がした遊女が
この鬼に責められる、というより、ほぼこの鬼になってしまって
炎に巻かれて苦しむ、みたいなものもありまして、
そちらの場合の「鬼」のイメージは、「地獄の鬼」(獄卒)というより
大陸の「霊鬼」(ユーレイちゃん)というイメージ。
コンコンサラサラ湧き出して、「和漢百魅缶」本日は、
美顔洗心のふしぎのわきみず、「いぼみず」さんです。

いぼみず 疣水

摂津の国の西河原村に、むかしから伝わっているもので、
この湧き水で顔をあらえば、いぼでもしみでもあざでもなんでも
キレイになるのですわ。という言い伝えのある、ふしぎのお水。

「よるべの水」や「玉の井」などとも呼ばれておりますが、
いちばんインパクトのある呼び名で、項立てしてみました。ふぎょ。
本日の「和漢百魅缶」のアップは、
白いものがキライキライキライ。「へいけのはたさし」さんです。
 
へいけのはたさし 平家の幡刺

波の下にも都はございます、のことばどおり、
平家蟹(へいけがに)や小平家(こべけ)といった
海の生き物に、平家の衆は姿を変えた、
と昔話にはありますが、

こちらは、おなじ平家のサイゴの地
壇ノ浦につたわっている平家にまつわるもののひとつで、

平家の侍の怨霊たちが海の上をとぶカモメとかの羽根を
源家の白幡と思ってバッスンバッスン落とす、といったもの。


富士川で水鳥のために失敗したことの
くちおしさも添加されているのかどうかは不明。フフン。
かしこみかしこみ本日の「和漢百魅缶」にアップいたしますは
お九尾さんのひとっカケラ、「はちめんいなり」さんです。
 
はちめんいなり 八面稲荷

三浦介と上総介に退治されたあと、とぶ鳥おとす毒の石になった
九尾狐さんが、性空の念力によってバラバラになったとき
四囲八方十六位に舞い翔んだという石のかけらのひとつで、
長門の国の深川(ふかわ)に墜落したものがコチラ。

この地でも、きつねパワァは残留しまくりで
悪さを発しておりましたが、近くにある飯山八幡宮の宮司さんが
これをお稲荷さまとして祀って以後は、しずまったんだトカ。

コンコンギャーン
ドコドコボコボコ、池の中から「和漢百魅缶」本日のアップは
うっかり魚は食べずにおきましょう。「こさぶろう」さんです。
 


飛騨の国の小三郎池のぬしと言われている大蛇。
むかし、この池で見つけたイワナをパクッとその場で食べた小三郎という男、
魚をゴクンと飲み込んだあと、ノドが急にひりついてカラカラ。

池の水をそのまま飲みつけて、ごくごくごく……、
これでノドはだいじょうぶ、と思った矢先に全身が蛇のウロコでびっしり。
大蛇の姿になってしまったんだと言います。


だから、モトはニンゲン。


これと同じ方式で蛇の姿になってしまった水の主には
田沢湖の「辰子姫」サンと八郎潟の「八郎」サンが有名どころぢゃ。
ピカピカっと本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
昨日のおかたとは、しりとりな関係になります。「みのほし」さんです。
 
みのほし 蓑星 

羽後の国の河辺郡につたわるもので、
蓑を着て歩いているひとのまわりにぽつぽつ現われて
まとわりついてくるミョーなひかり。

他の地域だと「蓑火」(みのび)とか「蓑虫」(みのむし)とか呼ばれているものと
同種のもので、「蓑虫」の「むし」って音と、この「蓑星」の「ほし」って音は
発音からみても関連ありありな気がする音でございますことネ。
本日の「和漢百魅缶」にアップいたしますのは。パクパク
やわらげて言えば「鯛の幽霊」、「ちょうぎょのあやしみ」さんです。パクパク。
 
ちょうぎょのあやしみ 鯛魚の怪奇

柳水亭種清が晩期の『北雪美談時代鏡』に登場させたもので、
奥女中たちになぶり殺された糸遊[いとゆう]から流れ出た
血を鯛[たい]たちが吸い、彼女を殺す指示した
笹尾[ささお]に対して怪異をなす、というもの。

種清オショーは、黒い鯛と赤い鯛が対立する趣向を
展開させようともくろんでいたようで、
そのような意味を含ませた口絵なども載せているのですが、
そこが大きく動き出す前に、『北雪美談時代鏡』の発刊は
中途で終結してしまいました。ザンネン。

こんこんぽちぽち、今夜の「和漢百魅缶」のアップは、
おそれおおくも、「けんじてんのう」さんです。
 
けんじてんのう 献致天王

江戸ッ児がお座敷でお酒をつぐときに使ってた洒落言葉のひとつ
「一杯、献じてんのう」から構成されてるデザインものです。
じゃん、本日「和漢百魅缶」にアップいたしまするは
安房の国の化け狐、「ようろうのおたま」さんです。
 
ようろうのおたま 養老のお玉

房総半島の先っちょのほう、のこぎりやまのあるあたり、
上佐久間の山道に出たという女の化け狐で、

ほかの地域につたわる女のばけぎつねと同様、
ニンゲンの女の姿に化けて、あれこれひとを化かしていました。


あるおとこは、山道で「この子をチョットだいてくれ」と
「うぶめ」のように赤ちゃんをさしだして来た女が現れたので、
(こいつは、例のおたまだナ……!)と感づいて、
その子を地べたに向かってドガッ!!と打ちつけますが、

女は泣きわめくわ、赤んぼうはキューとなっちゃうわ、で
どうも尋常な有様で無い。
(なんてことだ!!間違えた!!)と男は大後悔。
これは頭をまるめて…わびるしかない、と
お寺でジョリジョリ、出家のあたまになりますが、

フト、足のあたりの座り心地がモサモサするので
(ン?)とおとこがお寺の床を見ようとすると、
眼下にひろがっていたのは一面の山道、
頭上にすみわたっていたのは全面の空雲。


――と、いう、ほかの地域にもあるような
【相手をキツネと感づいて対処したら逆に大幅に化かされた】という
高等な化かしっぷりのむかしばなしなども残っていたようです。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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