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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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和漢百魅缶」如月にじゅうろくのアップおばけさんは!
集団群生しておりやす。「にんぎょうちゅう」さんです。

人間の姿のような形をしているというプチサイズな虫ですが
あまり詳しい事は伝わっておりませんようです。

にんぎょうちゅう 人形虫

なので、人間みたいな形の頭がついた芋虫、みたいにした
コチラのデザインはどれだけ精確なのかも未詳不詳です。ふぎゅん。


今月の和漢百魅缶の連続興行は、28日に執り行う予定でございます。
おたのしみに。
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和漢百魅缶」如月にじゅうごアップのおばけさんは!
未確認水蒸気のかたまり。「きいろなるくも」さんです。

天文の頃に夜空に現われたというふしぎなキンキラキンの雲で、
これから発する光りを受けて、地上にいる人の顔まで
キンキラキンになったりしたそうな。

きいろなるくも 黄色なる雲

空を飛ぶ光り物が『天文』年間に出没したというところが、
ナントナク洒落っぽい感じもしますナ。ふふン。
和漢百魅缶」如月のにじゅうよんアップおばけさんは!
山のなかでカップカプ。「とおりいなり」さんです。

山の中で通りすがった人などにパクッと咬みつくというおばけですが、
大部分は、パクッと咬まれる瞬間がクローズアップされるのじゃなくて、、
山でなんかおかしい具合になったら「――あ、これは咬まれたんだろぅ」と
理論があとから来る感じ。なのだと思います。うん。
 
とおりいなり 通稲荷

冬ですから、わさわさ。ちょっと群生させてみました、もこもこ。
和漢百魅缶」如月にじゅうさんアップのおばけさんは!
うたた、たゆたう、うたた、つらつら、「うたたづく」さんです。

本日創って出しデザインのオリジナルさんです。
夜、ねむってるときに小さいヘンな音を出す、という設定。
 
うたたづく 転たづく

人の眠っている脇、という舞台設定ですので
はじめのうちはまくらか何かを描こうと思ってたんですが、

アンマリ「枕返し」風味になってもイケナイなと思ったので、

雑魚寝っぽくゴロゴロ眠ってるひとの腕やら手やらを、
浮世絵チックに歌川流の筆致で描いたんですが、

スキャンしてトリミングして見たら、なんだか、
刑事ドラマの犯行現場のシーンのアップみたいになった気も

んー、まぁいいか。(呵)
和漢百魅缶」如月にじゅうにアップのおばけさんは!
倉賀野で発掘されました。「ゆうれいいし」さんです。

むかし、倉賀野のお殿様の墓穴を造る時に
土の中から出て来たという石で、
片付けても片付けても、次の日の朝にはモトの位置に戻ってた
という、石のおばけ話にはよくある形式のふしぎなお方。

ゆうれいいし 幽霊石 


やっぱり、石のおばけさんは描くのが無塚しい!!
和漢百魅缶」如月にじゅういちのアップおばけさんは!
オリジナルさんの中から「はやじおのま」さんです。

うずしおを巻き起こすお魚としてデザインをしたものですが、
パッと見は「イッカク」さんですな。
この↓ツノで、お湯をかきまわすみたいに海水をかきまわして
 
  はやじおのま 早汐の魔

うずしおを起こす、とお考え下さいナ。
――などと、解説している割りに、ツノを振り回すアニメになっておらずに
なんだかエッサカエッサカ踊ってる身振りになっているは、
ドット打ちをしながら、後ろ耳に聴いてたテレビの中で
井上八千代さんがチントンシャンと舞いをまってたせいです(笑)
和漢百魅缶」如月二十日アップのおばけさんは!
ああ古塚は雨で濡るらん、「じゃくごうだいき」さんです。

若敖氏が滅亡してしまったことから出来た熟語
「若敖之鬼」がモトになっている霊鬼さんで、
日本語に和らげると「むえんぼとけ」にあたるコトバですな。

じゃくごうだいき 若敖餒鬼

コチラの「若敖餒鬼」さんにも使われてる「餒」(ダイ)の字、
一般の生活の中では、まず滅多に見もしない漢字なのですが

「和漢百魅缶」では「ひだるがみ」の漢字表記に活用したりしてますので
ひょーせんの目には、あんまりマイナーじゃなかったりもします。

たびたび思うんですが「食」偏の漢字って、
あんまり学習範囲の中に入って無いですナ。結構あるのに。
和漢百魅缶」如月じゅうくアップのおばけさんは!
1寸ほどでも、栄えある体躯、「しょうおうじん」さんです。

ねずみが人間の姿――といっても、1寸程の大きさ――に化けて
家の中をコソコソチョロチョロ動き回るといったもので、

『酔茶志怪』の中には、桃の木を削ってつくった刀でコレを撃ったら
正体を現わして倒れ、それ以後現われなくなった、という話が残ってます。
 
しょうおうじん 小黄人 

黄色いねずみが化けていたから、黄色い姿をしていた、という話ですので、
白けりゃシロウト、黒けりゃクロウト、赤けりゃ山辺になるといった具合に、
他の色のねずみだったら、別の色だったんでしょうナ。
和漢百魅缶」如月十八番アップのおばけさんは!
でもの、はれもの、ところかまわず、「へにゅうどう」さんです。

この前、アップをした「べろべろのかみ」さまと同類の、
【歌をうたいおわったときに、先っちょが向けられてた人が真犯人】
という遊びに出て来るお方。

へにゅうどう 屁入道

「べろべろのかみ」さまの場合はご託宣を得る事態のひとつとして
「発射地不詳のおなら」があるのですが、
コチラの「屁入道」さんは、ソレに特化しちゃった、というもの。

和漢百魅缶」如月じゅうななアップなおばけさんは!
身だしなみポイント、上げ下げ。「おれぐし」さんです。

折れた櫛を身に着けていると、貧乏が吹き寄せてくる、という俗信もの。

「貧乏神」さまの附属パーツと言えば、ボロい渋団扇が有名ですが、
そのお内儀(びんぼうがみのやまのかみ(?))を描くとすれば、
まず間違いなく、コレを装備してらっしゃるのでしょうナ。うん。

おれぐし 折れ櫛 

櫛は、まっぷたつ割れると凶兆トカ、道に落ちてるのを拾うと運が悪くなるトカ、
かなり多く俗信がある生活道具の一ッですケド、
最近は、ブラシ勢に押されて数が減ってきているご様子。

和漢百魅缶」如月十六アップのおばけさんは!
十円玉とは親戚じゃアリマセン。「おおさきどうか」さんです。

武蔵の国に伝わる「おさき狐」や「管狐」などといったものの仲間で、
「オオサキドウカ」というこの名前に入ってる「どうか」の語は
昔、東京にあった稲荷(とうかん)堀、みたいに「稲荷」を音読みにした単語
「トウカ」の転訛したもののようデス。はい。
 
おおさきどうか 尾裂稲荷 

コチラの「おおさきどうか」サンは小さい寸法のきつねですが、
赤い鳥居でお馴染のお稲荷さんのコトを「トウカ」と呼ぶ言い方は、
地名とかにも結構残ってるみたいですよ。アチコチに。
和漢百魅缶」如月じゅうごのアップおばけさんは!
ああ、玉杯で土掘って、「ぎんおう」さんです。

世を治めている王様が立派で真ッ正直な統治をしいていると、
国のどこかで発見されたり、ポッと出て来たりするという
銀ぴか燦爛のふしぎなツボで、「麒麟」や「白沢」といった霊獣などと同様の
大陸に伝わる瑞象のおひとつであることヨ。

 ぎんおう 銀甕

おひさしぶりのドット絵でのアップであったことヨ。ピカピカ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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