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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第17章のおばけさんは!
本日は【にのとり】ということで、前の酉の日に引き続き、お鳥の特集
というワケで、ワケで、「こうしんどり」さんです。

今年は11月の中に酉の日が三回まわってくる
【さんのとり】な年(火事が多いという俗信)ですので、あえて、火事にかかわる
ニワトリさんの俗説を採って来ました。

フライドならぬ、バーベキューチキンなり。あつあつ。

こうしんどり 庚申鶏

お火の番、あいつとめまするーーー。お火の番、あいつとめまするーーー。
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ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第16章のおばけさんは!
あったまっのまんなかっにさっざえのつっぼやっき、「さざえおに」さんです。

なんだか、沖縄のお土産屋さんに置いてある素焼きのシーサー
みたいな色合いになったりしてますが、「さざえおに」です。

さざえおに 栄螺鬼

こんな↑感じの筆法になったキッカケは、
「原田たけひとサンとかみたいな、黒い線描きの無い感じの絵で」
というメニューで描き出したあたりにあるんだろうなと回顧されるのですが、
なんだか、途中からアメリカのパルプ雑誌の表紙絵みたいなタッチに化けちゃいましたネ。(笑)
ぼこぼこぼこぼこ。ま、いいか。必要以上に色だけで描けたから。
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第15章のおばけさんは!
氷泉+かぶとデザインによる、おりじなるおばけさん、「ぶきんはん」さんです。
 
ぶきんはん 舞錦幡

先日に引き続き、ドット絵強化の意味合いをこめてのアップです。

ただ、幡(はた)のおばけは、実際『百鬼夜行絵巻』などにも居るので
厳密に言うと、完全オリジナルな感じでは無いのですケド、ネ。


――ちなみに、「舞錦幡」という名前は、漢籍にあった文句からの転用です。
あらまぁ、あたかも元号のつけかたみたい(ワライ)
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第14章のおばけさんは!
ひさしぶりのドット絵アップ、「おめばり」さんです。

「最近、ドット絵で【百魅缶】のアップしてる率が下がってるぞ、ドッチミテンダァコラー」
というご意見が、こっとんきゃんでいの一部から湧出して参りましたので、

早速、さっそく、サソク、
オリジナルおばけさん達を描き留めてるノートの中をペラペラみつつ、
ドットアニメにしやすそうな方をチョイスしてみました次第であります。

おめばり 小馬張


ドット絵、といえば、以前「五体面」さんを無理矢理混在させてドットイラストをアップしたりした
ロックマン9』、いまだにゲーム自体をやってはいないのですけど、
ゲームの音楽を収録したオリジナルサントラはゲッチュー済みでございます。
作業中などに聴いたりしてますが、お気に入りは「スプラッシュウーマンステージ」と
ワイリーステージ2」の曲。特に後者は純邦楽なノリのメロディーが入ってるのでダイスキ。


***残菜話***
ぜんぜん関係ありませんが、タチウオの骨って、痛い。
あれは、トラップ過ぎます、
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第13章のおばけさんは!
打倒タミフル、どんどこしょ、「インフルえんざえもん」さんです。

名前をお聴きになった瞬間に、
壮大絶無なる脱力と虚無と感じられた方がいらっしゃるやもしれませんが、
ハイ、そうです。漢語でいうなら流行性感冒、インフルエンザ、でございます。

もともと江戸時代の中ごろから、病気の名前を人名風にしたてて、キャラを持たせて、
薬(同様に人名風にして)と合戦をさせる軍談見立ての絵草紙や番付などがありましたので、
その流れの中で、「インフルエンザ」も、そのお仲間入りを果たしたものと見えます。

それにしても、素晴らしくヒネリの無い名前。(呵)

インフルえんざえもん インフル円左衛門 

しかし、世界規模で見るとこのビョウキ、相当な数の生命体を奪魂してるのですから
21世紀のこんにちでも、相当武勲の高いビョウキです。ああ、こわいこわい。

「久松るす」
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第12章のおばけさんは!
憑物のひとつから、「うちぎつね」さんです。

きつね、と名前はついていて、家に住み着いたりする、と言われていたそうですが、
実際、その姿は見えないそうで(――まぁ、おばけの8割以上は姿が無いのですけど)
あくまでも、イメージとして、こんなデザインにおさまりつきましてございます。

うちぎつね うち狐 

***残菜話***
「うち」と言えば、最近、ひょーせんの家の近辺では新築・改築を含めて、
たくさん、家が建ってます。
大工さんたちが普請場で作業してる脇を通りかかったりすると、
イイ、材木の香りがして「ん~、いい感じ~」になったりもしますが、
運悪く、ノコギリ作業タイムに出くわすと、
卍巴の雪のごとく鋸屑が降り注いで着て黒っぽい上着だとダメージ(呵)
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第11章のおばけさんは!
姿のみえない対向者、「ゆきあい」さんです。

中国地方や四国地方に広く伝わる「みさき」と同様のおばけで、
道でコチラさんにエンカウントしてしまうと、
いきなり重い病気になったり、体の調子がおかしくなったりする、と言われていました。

この手のかたがたは、姿が見えないですから、困りますね。
ドコを歩いてるんだかワカラナイ。

ゆきあい 行合

一応、「ゆきあいがみ」さんと同じ系列のデザインに統一してあります。
(眼がひとつ、おフネさんの割烹着みたいな着付、などなど)
なんで、そういうデザインなの? と訊かれると……

困ります
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第10章のおばけさんは!
糸をくりくりあとを追う、「いわのさむらい」さんです。

むかしむかしのおおむかし、活玉依毘売(いくたまよりびめ)という娘のもとへ
人間に化けた三輪山の神様・大物主(おおものぬし)さまが通って来た際に
「あのお方はどこのひとなのかしら」と、衣にコッソリ突き刺した針の糸を辿って行ったお話と
ほぼ同様のくだりが出て来る、おばけさんです。

アチラの場合は正体が凄い神様だったのでラッキー、でしたが
コチラはその実体が、岩で、ちょっとショッキング。(しかも針のせいで岩が死んじゃう。)

いわのさむらい 岩の侍 

東南アジアの方とかにも似た話がある、というこの手の昔話ですが、
衣につけた針の糸をたどって……、というと、ひょーせんのアタマの中では
まず一番はじめには、浄瑠璃の「妹背山」のお三輪さんが出て来ちゃいます。

ああ、錦絵マニアのサガなるや。
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第9章のおばけさんは!
胸の疾のむし、「きょうふうちゅう」さんです。

胸などのあたりに棲みつく風邪(ふうじゃ=「カゼ」の原因をつくる魔物?みたいなもの)の
ことを示している病虫シリーズの中の一匹なのですが
画にしてる参考資料などは無かったので、いつもの如く、スイ、スイ、とデザインしてみました。
 
きょうふうちゅう 胸風虫

背景の部分は、顕微鏡をつかってのぞいた時の皮膚細胞拡大図、
みたいな感じだったのですが、縮めたらレンズの拡大率が替わった模様です(呵)


***残菜話***
本日は、阿佐ヶ谷ロフトで開催された多田克己・東雲騎人の両センセイによるイベント
「妖怪謝肉祭」に行って参りました。(内容も聞識多岐で、とっても、たのしかったです)
今秋は、ひょーせん、新宿から先のゾーン(阿佐ヶ谷、深大寺、吉祥寺)に行く率が高騰ですネ。
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第8章のおばけさんは!
本日出来たてほやほやなオリジナルおばけさん、「うくが」さんです。

今日は、「こっとんきゃんでい」の【活動写真部】(動画部の拡張部署)の機材操作練習のために
5時間で、下ごしらえも何も無いゼロの段階から、音楽と音声の入った動画を1本作る、
――という作業を、この凍天の下でワヤワヤとこなしていしたのですが。

その動画(17~8秒ぐらい)の主役を堂々とはりたおしたのが
コチラの「うくが」さん。です。

大陸に伝わる「まん」(けもの偏+曼)というシッポとカラダがながーーーーい不思議な生き物を
チョット参考にしたのですが、……いまつくづく見てみたら、
シルエットはひょーせん版の「風狸」にビミョーにかぶってますな(ニガワライ)
 
うくが 胡嶇峨

***残菜話***
音楽部が管理してるキチンとしたレコーダー機器でも音声は録音できるのですが、
処理が早い、との理由でノートパソコンに入ってる音声の編集ソフトに直接吹込むことに。
しかし、「こっとんきゃんでい」の作業部屋に常時置いてあるマイクはノートパソコンに接続不能!
(ちゃんとしたマイクなので差込みがデカイ、→ 大から小への変換の小道具は不所持)
急遽、ひょーせんの使ってた初代パソコン(98ランチとかが入ってた頃の)のマイクを
押入れから発掘して、接続し、録音することが出来ました。ふぅ。

押入れの品ってものは、いつ、急な役に立つかわからないものですねぇ。(呵)
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第7章のおばけさんは!
全自動改札機械には入りません。「ずいか」さんです。

水の中に沈み込んで時を経た髄が、不思議な光りを発する、というもので
(火みたいなものを発生させる?)
「猾」(かつ)の髄が、よくコレになる、とかいう事も言われていたようです。

 
ずいか 髄火

大昔の鮫みたいな生き物の牙が固い玉みたいなものになったり、
海藻のつもりつもったものが真っ白い石になったり良質な泥になったり、
イルカの耳骨が浪に揉まれてポコンと浜辺に流れ着いたり、とかとかとか、
海の底や川の中で生物の遺骸が変化するという事例は実際にも色々ありますナ。
ザンザカザンザン、ドン、11月の「和漢百魅缶」第6章のおばけさんは!
竹のかご下げ見返りおばけ、「おやまじょろう」さんです。

今月の1日に「和漢百魅缶」にアップをした「たかたかぼうず」さんと同様、
伊予国でイタズラをこいてた「かわうそ」達の化け種目としてうわさされていたおばけの一ッ。

四国はたぬきばっかりです。――というのは昔ばなしでも有名なところですが、
たぬきサン以外にも、「かわうそ」や「しばてん」が、意外と各地で化け自慢を残しているので
堂々ズッパヌケの「たぬき一人勝ち天国」、というわけでも無いのですな、実際は。
おやまじょろう おやま女郎

「たぬき」と「きつね」はシッポで描き分けが明瞭につくのですけど
「かわうそ」って明瞭につかないのですヨネ。嗚呼、いまだ万象を写すの技にとぼし、惜しし。(笑)
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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