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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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9月の「和漢百魅缶」むつ振り目おばけさんは!
土佐のふしぎなあたり風、「かぜうて」さんです。

山で亡くなった人の浮かばれないままの霊だとか、魂の列だとかが通るとき、
ザサーっと吹く風のことで、当たると高い熱が出たりする、
と言われておりましたトカトカ。

主体が風、というコトで、
チョットひさしぶりの、人間さんが主体のおばけイラストでござるナ。
 
かぜうて 風うて

多分、この人間さんは、眼をひらいた次の瞬間あたりから
一歩あるくごとに眼の前がチカッチカッと赤色に光ったり……シマセンテ。
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9月の「和漢百魅缶」いつ振り目おばけさんは!
オリジナルさんノートの中から、「ほぐりいわ」さんです。

ジャングルとかには枝とか花とか石とかに擬態する虫や鳥が居ますが、
コチラのオリジナルおばけ「ほぐり岩」さんは、そんな感じでデザインしたお方。


ほぐりいわ ほぐり岩

「ほぐり」っていうのは、音の響きから附けただけなので意味は無いのですが、
「ホグリング」の形と蟹の脚のカクカク加減はちょっと似てますナ。うん。
などとコジツケ付会。(笑)
9月の「和漢百魅缶」よつ振り目おばけさんは!
♪お茶のでかぐち、たぎらすめもと…「ににんくちさけ」さんです。

明治のころ、まだ未開発な空き地も多かった築地のあたり
(ちょうど、いまのお台場近辺の新興開発途上埋め立て地のような閑地)に
出た、という男女ふたりづれのおばけさんです。

俳優の坂東家橘が目撃した? ハナシによると、
はじめのうちは普通の男女ふたりづれに見えてた、というコトですから、

 はじめの内は普通の人間→突如変型して口がガバーー

――という、それ以前からたびたび江戸の夜道にも出没していた
「口裂け女」と化かしの系統はほぼ同じだった模様です。

ににんくちさけ 二人口裂け 

お名前紹介の部分で出て来た「♪お茶の……」うんぬんは
『二人椀久』という長唄の中の一節のもじりかえ。ホントは「お茶の口切り」
9月の「和漢百魅缶」みつ振り目おばけさんは!
アンチック器物おばけさんシリーズから「ひさげおばけ」さんです。

古くからあるお酒道具のひとつ「ひさげ」でございますが、
コレには金物や塗り物など、いろいろと材質があるみたい、

ひさげおばけ 提子お化け

今回、アップしたコチラさんは……、
昔の錦絵からリデザイン(目とかを附け加えたり)したものなのですが
なんだろう、陶器の「ひさげ」だったのかなぁ、おしりがまるっこいし。
じゃぼん、9月の「和漢百魅缶」ふた振り目おばけさんは!
ふたりぐみのコンビです「かすみだにのばけもの」さんです。

伏見の霞の谷(かすみのたに)と言う谷に潜んでいたという
ひきがえる(右側のおたふく豆みたいなデザインのお方)と
かめ(二人きりなので言わなくても判りますが左側の服着てるお方)が
化けたもので、大きな法師姿に変身して、人をおどしていたそうです。

かすみだにのばけもの 霞谷の妖物

「和漢百魅缶」の見出しで、コチラさんの「ばけもの」という単語の用字が「妖物」になっているのは、
取材モトである『狗張子』(いぬはりこ)という本の中に表示してあった用字を採用したタメです。

「ヨウモノ」とか発音しないでちょんまげネ。
しゃーーーてーー9月の「和漢百魅缶」ひと振り目おばけさんは!
畑でころころすってんてん「しろうずま」さんです。

追いかけてくと、とんでもなく距離の離れた場所にまでつれてかれてしまう、
というナゾのおばけさん。

「ついていかなきゃいいじゃーん」
と言ってしまえばソレまでなのですがネ(笑)
 
しろうずま 白うずま

畑に積んである藁の下などにひそんでるらしいですが、
……いったい何ものナンダショウこやつは。
2008・オーガストの「和漢百魅缶」千穐楽な49ピース目のおばけさんは!
おやさいの敵「ほうおうのむし」さんです。

「鳳凰」は普通、瑞鳥のあつかいを受けておりますが
一方では毒鳥とも目されています、という説の中に出て来るムシさん。

いろんなものが居るもんなんですねぇ、ホント。

ほうおうのむし 鳳凰蟲

じゃじゃーん! と、これでようやっと「和漢百魅缶」も
個別アップしているおばけさんだけで通算1400体! を収録するに到りました。

スケジュール上のお休みをのぞいて、ほぼ毎日更新してきたわけですが、
モチロン、これから先もこのペースでうにゅうにゅアップを続けてゆきたいと思います。
これからもどうぞちょくちょく眺めてやってくださいませ(平伏)



さて、そろそろ停滞中の「クロヌシカガミ50000ヒット記念イラスト」を
キチンと製造しないといけませんな(汗)
あ、でもそれより先に夏の妖怪イベントのレポートもせねば!!!!

9月はとりあえず、この2点をクリアする事を目標に頑張ります(恥)
2008・オーガストの「和漢百魅缶」48ピース目のおばけさんは!
はちゅう類です、筋肉バリバリです、「きびだ」さんです。

きびだ 跂尾蛇しっぽの先でキューーーーーっと、
つまさきだった状態で動いてる、とウワサされているのが
コチラのふしぎな蛇さん。

本草書などに出ていたものを読んで
ちょっと前にデザインしたものなのですが

当時「」(つまさきだつ、というイミ)の字と
」(わかれる、のイミ)の字を、見間違えていまして(恥)

そんながために、コチラの「きびだ」さん、
しっぽのうしろの方のデザインが、
あーんな感じになっちゃってるのであります。(→ → →)

2008・オーガストの「和漢百魅缶」47ピース目のおばけさんは!
なぞの怪しいヒトカゲコカゲ「たぬきのかげ」さんです。

怪しい人影が道の後ろとか前とかに現れて、
知らないうちに、ポッと消えたりしてしまうもので、
三河あたりなどでは、たぬきさん方の仕業であると考えられてました。

おなじく夜道に現れるおばけ「べとべとさん」とかは足音だけで姿が見えませんが、
コチラはぼんやりしたものですが、影というカタチがあって歩いて来るタイプ。
果たして、ドッチのほうが怖いかなぁ……コレ。

たぬきのかげ 狸の影

本日は、ちょっと横長構図。
上下に黒い帯がついたりしたら、映画みたいなカンジだねぇ。
2008・オーガストの「和漢百魅缶」46ピース目のおばけさんは!
みやびやかなるソウシング「ばけひおうぎ」さんです。

紙で出来ている扇子よりも、格式がお高い檜扇(ひおうぎ)も
むかしから、チャッカリとおばけデザイン化けされておりまして、
江戸時代の後期以後に描かれた、百鬼夜行絵巻(土佐流のモノで無い)にも、
必ず、というほどの高確率ではありませんが、ポツポツと載っていたりしますネ。

今回、リデザインのモトにしたのは
洞郁センセイこと河鍋暁斎センセイが描かれた檜扇のおばけ。

目がひとつで、足が生えてるカワイイかたちです。

ばけひおうぎ 化檜扇

今日は、お昼ごろに郵便局へ行く用事があったのですが
ついつい調べ物が立て込んんでしまいまして、出発するのがノロノロ、だいぶノロノロ。

――そうこうしていると、サーーーーーーーっと雨が降って来て
しばらくするとこの雨足がゴザーーーーーっとレベルアップ(苦笑)

「予定時間通りに出発してたら確実にビショ濡れだったなー」

などと、ホッとしつつ、雨が止んだ頃に郵便局に行ったのですが、
郵便局から戻ってきたその後、またまた高レベルの雨!!


まぁ、結論から言えば、
中身はちゃんとビニール系の袋で包んであるから大丈夫、なのですけどネ。

ただ――封筒が、うすらペニョンとしちゃうのがかなり心配。(笑)
さて、無事に、今月の連続興行も打ちおわりまして、
2008・オーガストの「和漢百魅缶」 つづく45ピース目のおばけさんは!
泡がもりもりイモリの「どくげん」さんです。

大陸で、イモリを書く時は、「原」とか「元」とかいう字がついた
虫偏の漢字を使っているワケですが、
これ、どっちもメガパワーなJIS搭載のワープロじゃないと
変換候補に出て来てくれないのですネ。

そうかぁ――、だからイモリって井守って書いてある率が高いのかぁ。
めもめも。

どくげん 毒元

デヂタル背景づくりも、ちまちましたワザの折り込みを
以前に較べて随分短時間で出来るようになって来たカンジですヨ。
2008・オーガストの「和漢百魅缶」連続大興行は、
先週末、京都へ赴いた際の旅中旅後、デザインした
オリジナルおばけさん達を21体、一挙大更新!!

お土産がわりに、ササ、どうぞ。
 
すねまじろ(臑間白)……「すね」と言う字、あなたは「臑」と「脛」ドチラで書きますか??
おばらぎ(苧原鬼)……都風俗のひとつといえば大原女。こちらは大荷物な鬼怪はん。
あせにらべ(畔にらべ)……余談ですが、ニラの花は美味しいそうです。ひょーせんは未食ですが。
きょうじくちょう(経軸蝶)……名前の撰定候補には都経蝶(ミヤコキョウチョウ)ってのもありました。
こつねりあめ(骨煉飴)……無効果な膏薬を「魚の骨でねった飴つけた」とか言う所から連想で。
ひょっくりづる(ひょっくり鶴)……都、ということで、やはり官女さんのデザインは入れとかないとネ。
かなけぼこり(鉄気埃)……デザインの原型の一部は氷厘亭笑厘のキャラが基盤になってます。
おももぐるま(於門蒙車)……「朧車」を地口ったコトが明白すぎますが、実はデザイン先行作です。
あいろうそく(藍蝋蜀)……某姫のお誕生怪…あ、違った、お誕生会に出て来た蝋燭の色から。
ほえじり(哮尻)……一部では「妖怪と言えばコレ!」と目されている「尻目」さんの亜種的存在。
さかげ(燦干華)……お寺やお宮の軒先に下げられてる金属製の灯篭ってスキなのです。
あまづらおばけ(甘蔓お化け)……「スィートキッス」というジュースのラベルを見つつ考えた。コレ。
たけたけまつ(岳茸松)……そういえば、京都駅のお土産売り場に松茸の形のお菓子があったよ。
うしばやし(牛囃子)……太皷と言えば「初午」の連想から狐か馬なのですが、ドチラも居ないよネ。
りくりがわら(六里瓦)……瓦屋根の新築が最近はめっきり減って来ていて少しザンネン。
はらむちかぜ(腹鞭風)……「鞭風」という言葉の「ムチ」に「お腹」の「むちむち」感を添加して完成。
ごしぐも(呉須雲)……「ごし」というフレーズは焼き物の色名「呉須」から来てます。濃い藍色です。
おどりもどり(踊里戻裡)……「どうもこうも」に少し似せたティストで。チトツトテン。トッチリトン。
つかりうま(漬り午)……ウリがなぜにウマなのかはお盆のお仏壇を想像いただけると判るかナと。
ばけぼんとう(化け盆灯)……都のあちこちで見かけた地蔵盆の提灯を早速取込んでみました。
ぼくしゅねこんごう(墨主寧金剛)……某所にて出た『スネコスリガーディアン』の具体化デスナ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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