氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あわただしい。「えぼしのごときをかぶりたるひと」さんです。
![えぼしのごときをかぶりたるひと 烏帽子の如きを帽りたる人](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/65b15eed6c7c3941d4c642540d329365/1662530769)
あわただしく行ったり来たりしてますが、
決して言葉を発してなかったといいます。
あわただしい。「えぼしのごときをかぶりたるひと」さんです。
烏帽子(えぼし)のようなものをかぶってる、
この世の者にはなんとなく見えないひとびと。
あの世に向かう途中の大きな山のあたりには、こういうひとが
あわただしく大勢、行ったり来たりしてたといいます。
この世の者にはなんとなく見えないひとびと。
あの世に向かう途中の大きな山のあたりには、こういうひとが
あわただしく大勢、行ったり来たりしてたといいます。
あわただしく行ったり来たりしてますが、
決して言葉を発してなかったといいます。
『甲子夜話』巻67にある、行智が木曽街道の茶店で耳にして来た
「善蔵という老人が一度死んだケドよみがえった」というはなしのなかに出て来るもの。
「善蔵という老人が一度死んだケドよみがえった」というはなしのなかに出て来るもの。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おそでのおかね。「しょうづかばあさんにわたすかくしがね」さんです。
![しょうづかばあさんにわたすかくしがね 葬頭河婆さんに渡す隠し金](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/65b15eed6c7c3941d4c642540d329365/1662357154)
おそでのおかね。「しょうづかばあさんにわたすかくしがね」さんです。
三途の川を渡るときに、川の渡し賃とはまた別に、
こっそりと三途の川の婆さん(葬頭河婆・奪衣婆)にあげるためとして、
しんだひとの着物あるいは棺に入れてあげる小銭のこと。
こっそりと三途の川の婆さん(葬頭河婆・奪衣婆)にあげるためとして、
しんだひとの着物あるいは棺に入れてあげる小銭のこと。
武蔵の国の埼玉郡などで呼ばれるもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
食べると大熱発。「だいろくてんしゃのくるみ」さんです。
![だいろくてんしゃのくるみ 第六天社の胡桃](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/65b15eed6c7c3941d4c642540d329365/1662186303)
食べると大熱発。「だいろくてんしゃのくるみ」さんです。
駿府の城内の第六天のやしろの境内に生えてた胡桃(くるみ)の木は、
実がたくさんなることで知られてましたが、
決して手をつけたり食べたりしてはいけないと言われてたといいます。
実がたくさんなることで知られてましたが、
決して手をつけたり食べたりしてはいけないと言われてたといいます。
もし食べてしまいでもすると、たたりがあって、
その者はたちまちに高熱が出て、うわごとを言い続けて苦しんだんだソウナ。
その者はたちまちに高熱が出て、うわごとを言い続けて苦しんだんだソウナ。
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ほんものじゃないなぞのにんげん。「むらさきいろのたびのおんな」さんです。
![むらさきいろのたびのおんな 紫色の足袋の女](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/65b15eed6c7c3941d4c642540d329365/1662100319)
ほんものじゃないなぞのにんげん。「むらさきいろのたびのおんな」さんです。
江戸の三年坂のあたりにあったお屋敷に出たというもの。
部屋のそうじをしてるのが、その日は病気で寝込んでるはずの女だったので、
へんだナと思って確かめにゆくと、その女はたしかに部屋で臥せっており、
もう一度戻ると、そうじをしてた女のほうは消え失せてたといいます。
部屋のそうじをしてるのが、その日は病気で寝込んでるはずの女だったので、
へんだナと思って確かめにゆくと、その女はたしかに部屋で臥せっており、
もう一度戻ると、そうじをしてた女のほうは消え失せてたといいます。
そういえば、紫色の足袋(たび)をはいてたのが妙だナと思った
と印象に残ってたというハナシ。
と印象に残ってたというハナシ。
『梅翁随筆』などに書かれてるはなしにみられるもので、
このお屋敷ではほかにも、たびたび謎の火が燃え上がったり、
夜仕事をしてると行灯のあかりのなかで顔がのびちぢみしたり、
へんなことがしょっちゅうあったといいます。
このお屋敷ではほかにも、たびたび謎の火が燃え上がったり、
夜仕事をしてると行灯のあかりのなかで顔がのびちぢみしたり、
へんなことがしょっちゅうあったといいます。
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柏崎の九尾。「おがここのつあるきつね」さんです。
![おがここのつあるきつね 尾が九ッある狐](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/65b15eed6c7c3941d4c642540d329365/1661749458)
柏崎の九尾。「おがここのつあるきつね」さんです。
しっぽが9本あるという年を経たきつねで、
越後の国の荒浜に棲みついて、
里のひとびとを様々に困らせてたといいます。
越後の国の荒浜に棲みついて、
里のひとびとを様々に困らせてたといいます。
むかし源頼家(みなもとのよりいえ)が奥州征伐をした帰りの道中、
人々の願いを受けてこれを退治したとされます。
人々の願いを受けてこれを退治したとされます。
越後の国の刈羽郡に伝わるはなしに出て来るもので、
荒浜にある「狐塚」の由来として語られてます。
尾が9本あるという設定部分は、九尾の狐の物語からの影響がつよくうかがえます。
荒浜にある「狐塚」の由来として語られてます。
尾が9本あるという設定部分は、九尾の狐の物語からの影響がつよくうかがえます。
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越のなかやま。「みょうこうさんあしだてぼう」さんです。
![みょうこうさんあしだてぼう 妙高山足立坊](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/65b15eed6c7c3941d4c642540d329365/1661665585)
漢字で書くと「妙高山足立坊」で
越のなかやま。「みょうこうさんあしだてぼう」さんです。
漢字で書くと「妙高山足立坊」で
越後の国の妙高山に宿ってる大天狗。妙高山中にすむ「てんぐ」(天狗)たちを従えてます。
妙高山のいただきには阿弥陀堂があって、
木曽義仲の秘仏だったという阿弥陀像が祀られてるそうです。
木曽義仲の秘仏だったという阿弥陀像が祀られてるそうです。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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