忍者ブログ
氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28  
[75]  [76]  [77]  [78]  [79]  [80]  [81]  [82]  [83]  [84]  [85
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
果物収益ダウン。「はちがつじゅうよっかのあめ」さんです。

はちがつじゅうよっかのあめ 八月十四日の雨

大和の国などで言われてたもので、
8月14日に雨が降ると果物がならない(収穫が悪くなる)というもの。



PR
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
よろしくない鳥。「あだどり」さんです。

あだどり 仇鳥

人間たちに災いをもたらしてくるという悪い鳥たち。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
男の子からうまれたやつ。「ねずみのようなむし」さんです。

ねずみのようなむし 鼠の様な虫

大正4年(1915)4月に、肥州東彼杵郡西大村の
11歳の男の子のからだの中から出て来たというふしぎなもの。
黒い毛のはえた鼠(ねずみ)のような虫で、
長さ3寸、しっぽは2寸ほど、ちゅーちゅーと声を出して鳴き、
ごはんつぶなどを食べたといいます。




1年ほど前から男の子は腹痛におそわれてて、
この日、登校前に急激にお腹が痛くなったので薬をのんで休んでたところ、
これがおしりから出て来たんだソウナ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
解諸毒魚菌毒。「びりり」さんです。

びりり 弼俚俚
海にすむ大魚の胆から得られるというもので、
これをいくつかの薬とまぜて小さい筒のなかで煉り固めたものを服用すると、
痢病・瘧疾・解毒の効果があるとされてました。



南蛮から渡来する薬として知られてたものですが、
何という魚から採れるのかについては知られてません。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
小さくかわる。「じょせんき」さんです。

じょせんき 如銭亀

銅銭ぐらいっきりの大きさの小さい亀(かめ)。
800歳以上の年をへた亀は、かえって
こういう大きさに変じることがあると語られてたりもしました。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
霜葉飄漂。「ふうようぎょ」さんです。

ふうようぎょ 楓葉魚

漢字で書くと「楓葉魚」で
海に落ちてただよい浮かんだ霜葉(そうよう)が化して生まれる
と考えられてたりしたひらべったいかたちの魚。


霜葉は、色づいて落ちたもみじの葉っぱなどのこと。
稲生宣義は「このはがれい」(木葉鰈)を和俗名として挙げて考察してます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
京菓子でおびきだそう。「せんじゃのむし」さんです。

せんじゃのむし 疝癪虫

疝癪(せんじゃ、疝気)を引き起こすという病虫。



土佐の国などに伝わる昔話では、
たまたまこの虫と出会った男が、すきなものは京菓子
きらいなものは橘の皮をほしたものであることを
会話のなかで聴き出して、
鴻池(こうのいけ)の大旦那の疝癪を解決したりします。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
色の濃さでみわける。「べんてんさまのさかな」さんです。

べんてんさまのさかな 弁天様の魚

弁天様がいる沼の魚たちで、捕れたりした場合は
すぐに沼にかえしてあげないといけないと言われたりしてました。
おなじ魚でも弁天様のものと他の沼や川のものでは、
くらべると弁天様の魚はなんだか黒っポイんだソウナ。



磐城の国の磐前郡などでいわれてたもの。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ほのおきえしめ。「さるさわのいけのおろち」さんです。

さるさわのいけのおろち 猿沢の池の大蛇

猿沢池にいると語られる大蛇。
火のちからを打ち消すちからがあるとされたりします。
火防せの儀式などに「さるさわのいけのおろちの吹く息は激しき炎もうちしめるなり」
という歌の文句が出て来たりします。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
てんがいでいっぺぇやる。「へんぷくそう」さんです。

へんぷくそう 蝙蝠僧

へんぷく(こうもり)な僧侶。教えに背いた行動を執ります。
破戒僧のことをあらわす仏門などでの熟語。
「鳥鼠僧」(ちょうそそう)とも書かれます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
牛馬亡霊恒受快楽。「ぎゅうばぼうれい」さんです。

ぎゅうばぼうれい 牛馬亡霊

農耕に従事してはたらいた牛や馬たちの霊のこと。



むかしは、夏におこにわれる田植えの供養のときなどに
これらも祀られる法要がおこなわれて、
牛馬繁昌や家畜の疫病除けを願ったりしてました。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
夕暮れ過ぎて山道行くなら。「しろれんげのたば」さんです。

しろれんげのたば 白蓮華の束

狐(きつね)たちなどの嫌いなもの。
暗くなって来てから山に行くときに、これを着物の袂(たもと)に入れておくと
出て来ないといわれてましたソウナ。


紀伊の国の那賀郡などでいわれてた俗信。





プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
妖界東西新聞

妖界東西新聞 日刊紙だから まいにち更新中

和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


最新コメント
[01/24 دکوراسیون منزل]
[11/29 NONAME]
[05/08 100]
[01/13 佐藤]
[01/05 ひょ―せん]
妖怪マガジンYOMIMANDARA
月刊?妖怪マガジンYOMIMANDARA

文車堂版社妖改革宣言

新・妖怪党 部署一覧


 Logo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党




 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党

最新トラックバック
フリーエリア
© 2007-2024 Koorintei Hyousen

本ブログの内容、画像の無断転載、無断転用を禁じます。

忍者ブログ   [PR]