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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こんぱくのこりてわずかにかたちばかり。「かゆうみゃく」さんです。

かゆうみゃく 蝦遊脈

ゆっくり動いて来たかと思うと、
ものすごく素早く過ぎ去るという脈拍で、
死脈の一ッとして考えられてたりもしました。


からだのなかの魂魄が既に離れ去ってしまって、
ほとんど残ってない状態を示してるともいいます。



医家たちに言われてた七死脈の一ッ。
蝦遊(かゆう)という名称は、蝦(かえる)が泳いでるような動き
という意味から来てるそうです。



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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ごげろごろ。「あんご」さんです。

あんご 蛙

蛙(かえる)たちのことで、
田畑や雨露のめぐみを呼んでくれたりする
と考えられてました。



上総の国などでいわれるもので、
夷隅郡などでは獅子舞のおどりに「あんご」と呼ばれる
蛙のようなしぐさが入ってたりしました。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こくちなわ」さんです。

こくちなわ 小蝿

あまてらすおおみかみに成敗された悪い神々たちが、
これになって失せ去ったとされる虫たち。
「さばえなす」存在たちだとされます。



『塵添壒嚢鈔』などで、
「さばえなす」の「小蝿」の示すものとして説かれてるもの。
すさのおのみことに従って悪いことをした一千の悪神たちが成敗後になったとされます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ささらの音はかえるの鳴き声。「あまごいのかえる」さんです。

あまごいのかえる 雨乞の青蛙

獅子舞をおどらすときに打ち鳴らす「ささら」の音は、
かえるたちの鳴き声をあらわしてると語られてて、
それが田畑への恵みの雨を呼んでくれると考えられてたといいます。


安房の国などで獅子舞に関する言い伝えのなかで言及されてた要素です。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴゅーぴゅー米を吹き散らす。「にひゃくとおかのあくふう」さんです。

にひゃくとおかのあくふう 二百十日の悪風

大六天(第六天)の魔王が天上の世界で吹かせる
という悪いかぜで、空から天人たちのために降ってるおこめを
これで吹き飛ばしてしまうとされます。



これを魔王がつかってくるのが「二百十日」であると語られてます。
獅子舞の伝書に書かれてたりする二百十日・覆衾の説に出て来たりするもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
収穫量おおすぎ。「やえのいなほ」さんです。

やえのいなほ 八重の稲穂


8石もおこめが穫れるような
ものすごい稲(いね)のこと。


ことほぎのことばのなかで表現されてたりするもので、福や豊作の象徴。



「ことの稲穂は八重に栄える」や「ことの稲穂は八穂で八石」など、
獅子舞の唄の文句などにみられるもの。「こと」は「今年」の意味。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
頭黒身赤。「とうこくしんせきちゅう」さんです。

とうこくしんせきちゅう 頭黒身赤虫

からだが黒くてからだが真っ赤だという
穀物を荒らしてしまう害虫たち。
文官たちが悪いことをしてると
この色の虫があらわれると考えられてたりしたようです。



ちゅうしょくこくか」(虫食穀稼)の具体例として
『論衡』の文中に挙げられてるもの。
しんこくとうせきちゅう」(身黒赤虫)は対となってる存在。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのア ップは、
身黒頭赤。「しんこくとうせきちゅう」さんです。

しんこくとうせきちゅう 身黒頭赤虫

からだが黒くてあたまが真っ赤だという
穀物を荒らしてしまう害虫たち。
武官たちが悪いことをしてると
この色の虫があらわれると考えられてたりしたようです。


ちゅうしょくこくか」(虫食穀稼)の具体例として
『論衡』の文中に挙げられてるもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
もぐもぐするのは姦吏の影響。「ちゅうしょくこくか」さんです。

ちゅうししょくこくか 虫食穀稼

穀物をむさぼり害する虫が発生するのは、
官吏たちに悪事をなすものが存在するためで、
それを罰すれば害虫たちも消える
という考えがむかしあったといいます。



『論衡』の順鼓・商虫などの巻で触れられてるもの。
虫のかたちによってその原因がどういう姦吏であるか
という言い回しも存在してたようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
凶作かもん。「しつめい」さんです。

しつめい 湿螟

漢字で書くと「湿螟」で、
人々のそだてる作物を害する災厄や、
それをもたらす魔の気のこと。
おおきな洪水や虫害をもたらします。


作物の災厄を示す対語には「かんこう」(旱蝗)などがあります。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
麦の根っこ。「とうじのがいちゅう」さんです。

とうじのがいちゅう 冬至の害虫

冬至の日になると動き始めて、
1日に1本ずつ麦(むぎ)の根っこを食べてしまうという虫。



亥(い)の日がやって来ると活動を止めるそうで、
麦にあるとされる12本の根っこが、この虫に何本食べられてしまうかで、
収穫の量の予測がうらなわれてました。




信濃の国の小県郡などでおこなわれてた
暦の上での数を基調としたうらないにみられるもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
凶作のひと、「かんこう」さんです。

かんこう 旱蝗

漢字で書くと「旱蝗」で
人々のそだてる作物を害する災厄や、それをもたらす魔の気のこと。
はげしい日照りや虫害をもたらします。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
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