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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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本日の「和漢百魅缶」へのアップは
地名が長い。「むすこやのはまのひとつめこぞう」さんです。

むすこやのはまのひとつめこぞう 息子屋の浜の一ッ目小僧

豊後の国は海部郡の米水津(よのうづ)にある
息子屋の浜という浜辺に出たという目の玉がひとつだけしかないおばけ。

この浜辺はいろんな貝が棲息してる事で漁師たちに知られてたそうで、
ある日、ここに貝を採りに来た親子が「わぁ、いっぱい採れる採れる」と
船にいっぱい貝をひきあげて篭の中にドッサリ入れておいたところ、
ハッと気づくと篭が空っぽ。

こういうことが数回つづいたので、父親があやしんでいると
灯りの影に一ッ目小僧の姿がチラっ。

「これはまずい!」と子供をひっぱって船に戻り、
浜からものすごい速さで逃げ出したところ
「しまった、せっかく子供が食えると思ったのに」と
一ッ目小僧のぼやきが聴こえたんだそうな。
そんなこんなで、ここのおばけが人間を食べるという事が知れて以後、
ここに漁師たちは近づかなくなったんだトカ。


お話の形としては、四国や九州あたりに多く伝わってるもので
「だきのばけもの」とかとおんなじ感じのもの。

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プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

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