氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
今月の「和漢百魅缶」40輌目のおばけさんは!
山東京山センセイ作品の中から、「こいのばけもの」さんです。
『小桜姫風月奇観』(こざくらひめふうげつきかん)という作品の中に登場する
大きな大きな緋鯉のおばけでございます。
三上山の「おおむかで」が退治されたときに琵琶湖に流れ出た
むかでの血を呑んだので、霊力を帯びた、という怪物化のいきさつが
物語の冒頭に出て来るのですが、だれそれの血を呑んだので
霊力を得た、とか、怨みが乗り移った、という展開は後続の絵草紙にも用いられていて、
柳水亭種清(りゅうすいていたねきよ)センセイが『北雪美談時代鏡』(ほくせつびだんじだいかがみ)
の最後の方で、鯛にこのネタを使っておりました。
「こいのばけもの」を「鯉魚の妖精」というふうに書いたのは
『小桜姫風月奇観』の口絵に書かれていた表記に拠ったものです。
「妖精」は「fairy」の翻訳語として使われるようになって以来、
「イメージが違うよぅ」なコトになってますが、本来は「おばけ」な熟語ナノヨ。
山東京山センセイ作品の中から、「こいのばけもの」さんです。
『小桜姫風月奇観』(こざくらひめふうげつきかん)という作品の中に登場する
大きな大きな緋鯉のおばけでございます。
三上山の「おおむかで」が退治されたときに琵琶湖に流れ出た
むかでの血を呑んだので、霊力を帯びた、という怪物化のいきさつが
物語の冒頭に出て来るのですが、だれそれの血を呑んだので
霊力を得た、とか、怨みが乗り移った、という展開は後続の絵草紙にも用いられていて、
柳水亭種清(りゅうすいていたねきよ)センセイが『北雪美談時代鏡』(ほくせつびだんじだいかがみ)
の最後の方で、鯛にこのネタを使っておりました。
「こいのばけもの」を「鯉魚の妖精」というふうに書いたのは
『小桜姫風月奇観』の口絵に書かれていた表記に拠ったものです。
「妖精」は「fairy」の翻訳語として使われるようになって以来、
「イメージが違うよぅ」なコトになってますが、本来は「おばけ」な熟語ナノヨ。
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■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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