氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
さて、12月28日ほんねんの「和漢百魅缶」ラストアップの千穐楽連続興行。
今年もずらりと伝承もの(各地のむかしばなしにでてくる面々)から
画像もの(こんかいは主に戯文に出てる方々)まで、ずいっちょんと8体連続。
ごらんくださりませ。
とざーーい、とーーーーーーーーーざーーーーーーーーーーーーーーーい。
■ こなひきぎつね(粉挽狐)
「粉挽爺」というのもいる(?)らしいのですが、こちらは
狐が人間たちの粉を臼でひく音を真似して鳴らしてくる、という
狐や狸たちには各地によくある「真似をして音をたててるヨ」のシリーズのひとつ。
石だと石臼すぎるから、葉っぱと枝をつかって音をたてさせよぉなぁ、のイメージ。
■ にじゅっしゃくのぼうず(二十尺の坊主)
「20尺」って表現、「あるぷす10000尺」みたいでスキです。
大入道な絵ですので、「みこしにゅうどう」(見越入道)の絵の時みたいに
あいかわらず「びろ~ん」がサイズ比較っぽく登場してます。
この表現も、あいかわらずスキです。
■ こめのはな(米華)
『大佐用』で、『倭訓栞』からの紹介をしたときに「華」の字のほうを採ったので
こちらでも用字は「花」ではなく「華」にしてみました。
改めてみてみると、何カ月もふわふわ降ってきてたりして、気のせいかな、な
異雨ではないんですね、コレ。
■ やまのさぐ
あまのじゃく(天邪鬼)の出て来るむかしばなしといえば、いちばん多い(?)のが
瓜子姫の出て来るおはなしに出て来るやつ。
こちらは、内田武志さんが採集報告してたものから。
おっぱ(しっぽ)が生えてるっていうのかかたちの特徴としては一番興味のあった点。
なので、おっぱはだいぶ目立つ感じにデザインしてみましたぜ。
■ そでごい(袖鯉)
蓬左の地で戯作な本をいくつか書いてる徳川時代のひと・石橋庵真酔が書いた戯文
『作物志』の中に出て来るデザインもののひとつ。
実際よんでみると、洒落本とかの時代のほかの戯文とかぶってる普通種も多くて
あんまり独創バリバリでも無いので選抜にはチョッピリ悩みどころもありました。
結果の、これ。ゆらゆらふらふら。
■ ひびぎ(狒々木)
水気をあつめて清水をわかせる、っていう設定は
なんとなく日照りのニュースが今でも多い四国の地のことを思い浮かべると
こうごうしい感じの樹木ですね。
■ たくましいおとこ(逞敷男)
おおみそかにやって来て、いろいろと注文をつけてきたり、家でいきなり死んじゃったりする
ふしぎなお客さん――な、おはなしのひとつ。
3つの蔵をもらった夫婦は「がけ長者」のほかに、
夫婦の旦那さんの名前をとって「がけの長兵衛」とも呼ばれたソウナ。ソウナ。
■ じんがさあり(陣笠蟻)
「政党」を「糖」って変換する戯文は、国会開設前後な時代にあるもので
「議員」を「蟻」(ギ)としたりするのも、「糖」とのかけあわせからのもの。
なんとなく「陣笠」ってお奉行とか代官がかぶってるあのまるいかんじのやつをむかし想像してたんですけど
合戦のときに雑兵とかがかぶってるあの三角形なあたまのアッチだよ、と知ったので
ちゃんとそれをかぶせかぶせしましたべさ。あり。あり。あり。
いままで昔のカートゥーンを見てみた記憶の中では絵としての登場はほぼ無くて
鯰公(ねんてき)たちと一緒に描かれることもあんまりない感じ。
さて、ドドンずどんと「押戻し」キャラクターでございます。
(「押戻し」は、歌舞伎に出て来る役柄の一ッで、おばけや怨霊が舞台から放ち立たないようにするひと)
■ たけふなしゅうえもん(竹鮒秀右衛門)
先週「たのしい俗信」であつかった「ふなずしは腹痛によいよ!」という
近江の国の俗信からの連想で、篭手そうびに鮒ずしをアレンジメントしてみました次第。
今年もずらりと伝承もの(各地のむかしばなしにでてくる面々)から
画像もの(こんかいは主に戯文に出てる方々)まで、ずいっちょんと8体連続。
ごらんくださりませ。
とざーーい、とーーーーーーーーーざーーーーーーーーーーーーーーーい。
■ こなひきぎつね(粉挽狐)
「粉挽爺」というのもいる(?)らしいのですが、こちらは
狐が人間たちの粉を臼でひく音を真似して鳴らしてくる、という
狐や狸たちには各地によくある「真似をして音をたててるヨ」のシリーズのひとつ。
石だと石臼すぎるから、葉っぱと枝をつかって音をたてさせよぉなぁ、のイメージ。
■ にじゅっしゃくのぼうず(二十尺の坊主)
「20尺」って表現、「あるぷす10000尺」みたいでスキです。
大入道な絵ですので、「みこしにゅうどう」(見越入道)の絵の時みたいに
あいかわらず「びろ~ん」がサイズ比較っぽく登場してます。
この表現も、あいかわらずスキです。
■ こめのはな(米華)
『大佐用』で、『倭訓栞』からの紹介をしたときに「華」の字のほうを採ったので
こちらでも用字は「花」ではなく「華」にしてみました。
改めてみてみると、何カ月もふわふわ降ってきてたりして、気のせいかな、な
異雨ではないんですね、コレ。
■ やまのさぐ
あまのじゃく(天邪鬼)の出て来るむかしばなしといえば、いちばん多い(?)のが
瓜子姫の出て来るおはなしに出て来るやつ。
こちらは、内田武志さんが採集報告してたものから。
おっぱ(しっぽ)が生えてるっていうのかかたちの特徴としては一番興味のあった点。
なので、おっぱはだいぶ目立つ感じにデザインしてみましたぜ。
■ そでごい(袖鯉)
蓬左の地で戯作な本をいくつか書いてる徳川時代のひと・石橋庵真酔が書いた戯文
『作物志』の中に出て来るデザインもののひとつ。
実際よんでみると、洒落本とかの時代のほかの戯文とかぶってる普通種も多くて
あんまり独創バリバリでも無いので選抜にはチョッピリ悩みどころもありました。
結果の、これ。ゆらゆらふらふら。
■ ひびぎ(狒々木)
水気をあつめて清水をわかせる、っていう設定は
なんとなく日照りのニュースが今でも多い四国の地のことを思い浮かべると
こうごうしい感じの樹木ですね。
■ たくましいおとこ(逞敷男)
おおみそかにやって来て、いろいろと注文をつけてきたり、家でいきなり死んじゃったりする
ふしぎなお客さん――な、おはなしのひとつ。
3つの蔵をもらった夫婦は「がけ長者」のほかに、
夫婦の旦那さんの名前をとって「がけの長兵衛」とも呼ばれたソウナ。ソウナ。
■ じんがさあり(陣笠蟻)
「政党」を「糖」って変換する戯文は、国会開設前後な時代にあるもので
「議員」を「蟻」(ギ)としたりするのも、「糖」とのかけあわせからのもの。
なんとなく「陣笠」ってお奉行とか代官がかぶってるあのまるいかんじのやつをむかし想像してたんですけど
合戦のときに雑兵とかがかぶってるあの三角形なあたまのアッチだよ、と知ったので
ちゃんとそれをかぶせかぶせしましたべさ。あり。あり。あり。
いままで昔のカートゥーンを見てみた記憶の中では絵としての登場はほぼ無くて
鯰公(ねんてき)たちと一緒に描かれることもあんまりない感じ。
さて、ドドンずどんと「押戻し」キャラクターでございます。
(「押戻し」は、歌舞伎に出て来る役柄の一ッで、おばけや怨霊が舞台から放ち立たないようにするひと)
■ たけふなしゅうえもん(竹鮒秀右衛門)
先週「たのしい俗信」であつかった「ふなずしは腹痛によいよ!」という
近江の国の俗信からの連想で、篭手そうびに鮒ずしをアレンジメントしてみました次第。
これで、しっかりドッスンドッスン。
この一年も、いずれもさまのご多分のご愛顧お引き立てをたまわりまして
無事に一年間、途中に保存場所のおひっこしなどもありましたが、アップして参れました。
明くる年(11年目)もまた、よろしくご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げまする。
とざい、とーーーーーーざーーーーーーーーーーい。
PR
この記事にコメントする
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
カテゴリー
最新記事
(11/27)
(11/26)
(11/25)
(11/24)
(11/23)
最新コメント
[01/24 دکوراسیون منزل]
[11/29 NONAME]
[05/08 100]
[01/13 佐藤]
[01/05 ひょ―せん]
アーカイブ
新・妖怪党 部署一覧
Logo:Cyusonzi Ryunosuke
Design:O-Onigami Georgenomikoto
2008 新・妖怪党
Logo:Koorintei Hyousen
YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
Design:O-Onigami Georgenomikoto
2008 新・妖怪党
Logo:Koorintei Hyousen
YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
Design:O-Onigami Georgenomikoto
2008 新・妖怪党
Logo:Koorintei Hyousen
YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
Design:O-Onigami Georgenomikoto
2008 新・妖怪党
最新トラックバック
フリーエリア