氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
明けましておめでとうございます。
ほんじつより「和漢百魅缶」への今年のアップも、はじまりまして、
まずは舞い初め、恒例の初春連続アップ興行、あいつとめさせていただきまする。
とざい、とーーーざーーーいーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
■ じょくとくそ(褥特鼠)
ねずみどしですから、やはりねずみに関するものは無いとイケマセン、と
言われましたので毒消しの効果のある西のほうのねずみさんを
漢字のなかからこんにちわ。
――おしっこのにおいが解毒の効力あり、とのはなしですが
やっぱりクサイんですかね……?
■ うろことり
カブトガニ=河童 という茶説(?)で、河童懲罰士の間でもおなじみの
佐々木照山の西域についての解説のなかに出て来る
神農の御代からアジアの人々はこの技術を用いてたのぢゃ、といったもの。
(ホントかどうかのあたりは、カブトガニ=河童とおなじぐらいと見てヨロシイ)
うろことり=エレキテル。ばちばち。
■ にないごおり(負荷氷)
八寒地獄についてはいろいろと記述についてが乏し気味なので
けっこう見つけ次第おいもとめてるわけですがコチラはそんな寒いほうの地獄の
責め苦表現のひとつから。
「紅蓮の谷」ってのは、やはり八寒地獄の深いところかナ。
■ てんじくてんのたけ(天竺天の竹)
天竺=天の世界・たかまがはら、という認識の語句使用範囲のうちのひとつ。
ニョキニョキ。
■ かいえんじゅんよく(海燕巡弋)
『妖界東西新聞』に登場させた武器妖怪からまたひとつ。
うみつばめ!!
■ せいとうろぎ(青頭鱸妓)
竜宮にいる水族たちにつけられてる語から。
『西遊記』の韻文な部分に登場してます。
■ げんすい(げん水)
『妖界東西新聞』に登場させた懐石のお菓子献立見立て戯文の今様もの。
題材を松井源水でやったわけですが、そのぶん、おそらく同じ発想のは明治~大正にありそう。
■ じゃこうのへそ(麝香臍)
人間のあいだでも珍重されてるものなので
イザ、ふしぎなものかと問われるとそうでもないわけですが
鬼ヶ島でも宝物あつかい(鬼物を祓うものなのに)という点がおもしろかったので
こういうおめでたい数の多い機会に足しました次第。
■ ぎ
北地での狐たちの呼び名のひとつ。
音は単純ですが、漢字で書くのは画数が多いでスネ。
■ あしげのぞうやく(葦毛の草駅)
『伊勢物語』の古註にでてくる説話や設定解説のなかにでてくる
かなりぶっとんでる和歌解説に登場する、「かいこのはじまり」なおはなしから。
盤古大王の姫宮が替わってしまった、この「ぞうやく」っていったい
なんなんだろ? と、はじめに読んだときは思ってましたが(ひらがなだった)
辞書をひいたら、めす馬のことだと意外に早く知れたのでスッとわかったものの
蚕そのものにはなってないんですね。むむむ。
■ うんちゅうだそ(雲中蛇鼠)
ひきつづいてのねずみもの。「蛇と鼠が争う」という出来事は
ほかのいろんな場面やパターンがあって、うらないにはかなり多くあるみたい。
■ こくらおりきかい(国乱起危械)
2019年千穐楽は「でんしんき」(諂信器)、
2020年初春は国乱起危械――と、開化紀の文明怪化メカを対幅できたヨ。
ワタシガ コクラオリキカイ ダ。
文明怪化・文瞑怪化って戯文フレーズは明治10年から存在するので
だいたい単語誕生と時おなじうして息吹きを得ちょる。
さて、これにて以上つつがなく
本年の初春連続アップ興行も無事うちそろいまして完成。
また、みょうにちよりいつものごとくアップして参りますにつき
いずれもさまにおかれましては今年もよろしくおひきたての程、
おんねがい、あげたてまつりまする。
とざい、とーーーーーーーーーざーーーーーーーーーいーーーーーーーーーーーー。
ほんじつより「和漢百魅缶」への今年のアップも、はじまりまして、
まずは舞い初め、恒例の初春連続アップ興行、あいつとめさせていただきまする。
とざい、とーーーざーーーいーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
■ じょくとくそ(褥特鼠)
ねずみどしですから、やはりねずみに関するものは無いとイケマセン、と
言われましたので毒消しの効果のある西のほうのねずみさんを
漢字のなかからこんにちわ。
――おしっこのにおいが解毒の効力あり、とのはなしですが
やっぱりクサイんですかね……?
■ うろことり
カブトガニ=河童 という茶説(?)で、河童懲罰士の間でもおなじみの
佐々木照山の西域についての解説のなかに出て来る
神農の御代からアジアの人々はこの技術を用いてたのぢゃ、といったもの。
(ホントかどうかのあたりは、カブトガニ=河童とおなじぐらいと見てヨロシイ)
うろことり=エレキテル。ばちばち。
■ にないごおり(負荷氷)
八寒地獄についてはいろいろと記述についてが乏し気味なので
けっこう見つけ次第おいもとめてるわけですがコチラはそんな寒いほうの地獄の
責め苦表現のひとつから。
「紅蓮の谷」ってのは、やはり八寒地獄の深いところかナ。
■ てんじくてんのたけ(天竺天の竹)
天竺=天の世界・たかまがはら、という認識の語句使用範囲のうちのひとつ。
ニョキニョキ。
■ かいえんじゅんよく(海燕巡弋)
『妖界東西新聞』に登場させた武器妖怪からまたひとつ。
うみつばめ!!
■ せいとうろぎ(青頭鱸妓)
竜宮にいる水族たちにつけられてる語から。
『西遊記』の韻文な部分に登場してます。
■ げんすい(げん水)
『妖界東西新聞』に登場させた懐石のお菓子献立見立て戯文の今様もの。
題材を松井源水でやったわけですが、そのぶん、おそらく同じ発想のは明治~大正にありそう。
■ じゃこうのへそ(麝香臍)
人間のあいだでも珍重されてるものなので
イザ、ふしぎなものかと問われるとそうでもないわけですが
鬼ヶ島でも宝物あつかい(鬼物を祓うものなのに)という点がおもしろかったので
こういうおめでたい数の多い機会に足しました次第。
■ ぎ
北地での狐たちの呼び名のひとつ。
音は単純ですが、漢字で書くのは画数が多いでスネ。
■ あしげのぞうやく(葦毛の草駅)
『伊勢物語』の古註にでてくる説話や設定解説のなかにでてくる
かなりぶっとんでる和歌解説に登場する、「かいこのはじまり」なおはなしから。
盤古大王の姫宮が替わってしまった、この「ぞうやく」っていったい
なんなんだろ? と、はじめに読んだときは思ってましたが(ひらがなだった)
辞書をひいたら、めす馬のことだと意外に早く知れたのでスッとわかったものの
蚕そのものにはなってないんですね。むむむ。
■ うんちゅうだそ(雲中蛇鼠)
ひきつづいてのねずみもの。「蛇と鼠が争う」という出来事は
ほかのいろんな場面やパターンがあって、うらないにはかなり多くあるみたい。
■ こくらおりきかい(国乱起危械)
2019年千穐楽は「でんしんき」(諂信器)、
2020年初春は国乱起危械――と、開化紀の文明怪化メカを対幅できたヨ。
ワタシガ コクラオリキカイ ダ。
文明怪化・文瞑怪化って戯文フレーズは明治10年から存在するので
だいたい単語誕生と時おなじうして息吹きを得ちょる。
さて、これにて以上つつがなく
本年の初春連続アップ興行も無事うちそろいまして完成。
また、みょうにちよりいつものごとくアップして参りますにつき
いずれもさまにおかれましては今年もよろしくおひきたての程、
おんねがい、あげたてまつりまする。
とざい、とーーーーーーーーーざーーーーーーーーーいーーーーーーーーーーーー。
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■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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