氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
本年のまいおさめ、恒例の2020年千穐楽連続興行でございます。
12連続うちつづきましてお目に達します。
とざい、とーーーーーーざーーーーいーーーーーーーーーーーーーー。
■まくらだんごや(枕だんご屋)
戯文にあの世が出て来ると、いろいろな向こうの店や屋台も登場しますが
こちらの団子屋さんもそのうちのひとつ。
三途川あたりで営業してるそうですが、まくらだんご(死者の枕もとに供えるお団子)
ですので真っ白い素のままのおだんごだそうナ。
■なしけんぶつ(梨看官)
『妖界東西新聞』で今年登場したシリーズの中から。
無観客というものは、またウジャウジャと出て来ると興行ものはあおいだですナ。
■とんぼうび(蜻蛉火)
豆絵やおもちゃ絵にしばしば、デザインのみの画像妖怪として
蜻蛉は出て来るようで、歌川豊国のおもちゃ絵とかにもあるので
走りは、けっこう古いところの様子。
■てっきゅうひょう(鉄穹豹)
『妖界東西新聞』ではオロシヤだの諸国の新兵器たちも
ぞくぞくと画像妖怪に仕立てて出したりするのですが今年は
アイアンドーム(Iron Dome)が話題に出たので、そういうのを造りました。
■きゅうしゅうのおば(九州の伯母)
昔話もの。九州からお産の見舞い・手伝いと称して
おかみさんの伯母さんだという人物がやって来るのですが
その正体は、ひとくいの妖怪だったといったもの。
伯母上が訪ねてくるパターンといえば渡辺綱ですが、
これは退治されたりするわけだはないようで、また少し異なる展開もの。
■れんぎがえる(擂木蛙)
すりこぎはいろいろなものに化けるとみえる。奇妙きみょう。
■じんこうちのう(沈香知能)
『妖界東西新聞』に出したもの。香炉でじわッと脳室温の高い人工知能。
のうみそを描くときは、唐草みたいなぐるぐる模様で描くという様式が
弊社にはありますが、ぐるぐる模様はそういう模様。
■ばけかんビール(化け缶ビール)
外食産業のご不振は限りない年でしたので、ささのたぐいの売り上げも
あれこれあったようですが、そういう話題のおりに『妖界東西新聞』には何回か登場した
缶ビールさんがこっちの舞台にもご登壇。
■ふうさんみつだいみょうおう(封三密大明王)
『妖界東西新聞』からの選り出しは、新冠病毒と関わってくるものが
やはり多くなってしまいましたナ……。といいつつ、
いまの機会に納めとかないと次に機会があるかどうかわかんねェからナ、
という願いを掛けての編入。おんますく、にますく、はらばった。
■じゃざん(邪山)
沈香・啤香・抹香とつづいて、仏書のなかからの悪欲の香り。
こういうフツーの表現単語でしかないのもどしどし描くのが『和漢百魅缶』の本領。
造物大女王さま絵とかにも描きやすい描き割りですネ。
■たのくらげ(田水母)
山で捕れた文蛤だとか、海の底で生える松茸だとか、雪の黒焼きなどが良く効く……と
いわゆるところの「この世にないもの」な、ことばあそびのなかに出て来るもの。
「田植えのときにサ、田の中で、くらげのとげが突っ立ったァーィ」
■ねなきあっき(根无き悪鬼)
さいごは悪魔、魔王もの。神楽祭文などに出て来たりする
海の向こうから来る悪いもの。西の海へとサラりサラり。
きょうの和漢百魅缶のことを描いた『妖界東西新聞』でも、
こちらさんを描かせていただきました。
ときどきは種類を増やしていかないといけないので
衣裳方に頼んで、花びらの衣を工夫してもらいましたヨ。
さて、以上で都合12体。つつがもでなく、みやいり貝もなく、
無事に2020年もまいつくすことができましたから
最後はいつものごとく、押戻し、押戻し。
■たけばこみついわ(竹方美頭石)さんです。
どすんどすん。
いずれもさまにおかれまししては、
本年も和漢百魅缶、限りなきご愛顧を受けまして
またいろいろと描きつらねることが出来ました。
明年もまた、つづけて参りますので、よろしくお引き立てのほど
こいねがい上げたてまつります。
とざい、とーーーーーーざーーーーーーーいーーーーーーーーーーーー。
本年のまいおさめ、恒例の2020年千穐楽連続興行でございます。
12連続うちつづきましてお目に達します。
とざい、とーーーーーーざーーーーいーーーーーーーーーーーーーー。
■まくらだんごや(枕だんご屋)
戯文にあの世が出て来ると、いろいろな向こうの店や屋台も登場しますが
こちらの団子屋さんもそのうちのひとつ。
三途川あたりで営業してるそうですが、まくらだんご(死者の枕もとに供えるお団子)
ですので真っ白い素のままのおだんごだそうナ。
■なしけんぶつ(梨看官)
『妖界東西新聞』で今年登場したシリーズの中から。
無観客というものは、またウジャウジャと出て来ると興行ものはあおいだですナ。
■とんぼうび(蜻蛉火)
豆絵やおもちゃ絵にしばしば、デザインのみの画像妖怪として
蜻蛉は出て来るようで、歌川豊国のおもちゃ絵とかにもあるので
走りは、けっこう古いところの様子。
■てっきゅうひょう(鉄穹豹)
『妖界東西新聞』ではオロシヤだの諸国の新兵器たちも
ぞくぞくと画像妖怪に仕立てて出したりするのですが今年は
アイアンドーム(Iron Dome)が話題に出たので、そういうのを造りました。
■きゅうしゅうのおば(九州の伯母)
昔話もの。九州からお産の見舞い・手伝いと称して
おかみさんの伯母さんだという人物がやって来るのですが
その正体は、ひとくいの妖怪だったといったもの。
伯母上が訪ねてくるパターンといえば渡辺綱ですが、
これは退治されたりするわけだはないようで、また少し異なる展開もの。
■れんぎがえる(擂木蛙)
すりこぎはいろいろなものに化けるとみえる。奇妙きみょう。
■じんこうちのう(沈香知能)
『妖界東西新聞』に出したもの。香炉でじわッと脳室温の高い人工知能。
のうみそを描くときは、唐草みたいなぐるぐる模様で描くという様式が
弊社にはありますが、ぐるぐる模様はそういう模様。
■ばけかんビール(化け缶ビール)
外食産業のご不振は限りない年でしたので、ささのたぐいの売り上げも
あれこれあったようですが、そういう話題のおりに『妖界東西新聞』には何回か登場した
缶ビールさんがこっちの舞台にもご登壇。
■ふうさんみつだいみょうおう(封三密大明王)
『妖界東西新聞』からの選り出しは、新冠病毒と関わってくるものが
やはり多くなってしまいましたナ……。といいつつ、
いまの機会に納めとかないと次に機会があるかどうかわかんねェからナ、
という願いを掛けての編入。おんますく、にますく、はらばった。
■じゃざん(邪山)
沈香・啤香・抹香とつづいて、仏書のなかからの悪欲の香り。
こういうフツーの表現単語でしかないのもどしどし描くのが『和漢百魅缶』の本領。
造物大女王さま絵とかにも描きやすい描き割りですネ。
■たのくらげ(田水母)
山で捕れた文蛤だとか、海の底で生える松茸だとか、雪の黒焼きなどが良く効く……と
いわゆるところの「この世にないもの」な、ことばあそびのなかに出て来るもの。
「田植えのときにサ、田の中で、くらげのとげが突っ立ったァーィ」
■ねなきあっき(根无き悪鬼)
さいごは悪魔、魔王もの。神楽祭文などに出て来たりする
海の向こうから来る悪いもの。西の海へとサラりサラり。
きょうの和漢百魅缶のことを描いた『妖界東西新聞』でも、
こちらさんを描かせていただきました。
ときどきは種類を増やしていかないといけないので
衣裳方に頼んで、花びらの衣を工夫してもらいましたヨ。
さて、以上で都合12体。つつがもでなく、みやいり貝もなく、
無事に2020年もまいつくすことができましたから
最後はいつものごとく、押戻し、押戻し。
■たけばこみついわ(竹方美頭石)さんです。
どすんどすん。
いずれもさまにおかれまししては、
本年も和漢百魅缶、限りなきご愛顧を受けまして
またいろいろと描きつらねることが出来ました。
明年もまた、つづけて参りますので、よろしくお引き立てのほど
こいねがい上げたてまつります。
とざい、とーーーーーーざーーーーーーーいーーーーーーーーーーーー。
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氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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