氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
あけましておめでとうございます。
本年も「和漢百魅缶」へのアップのはじまりの日、
毎年恒例の連続アップ興行でございます。
今回も12体を連続でぼんぼんごごん、とお送り致します。
とざい、とーーーざいーーーーーーーーーー。
■ごそくぎゅう(五足牛)
うしどしですから、やっぱり牛からはじまってしまうのは
安直ですが、大陸の五行志のなかにある牛禍の例から
まずはこれをひとつ。もぉー。
■りょうとうしそくけい(両頭四足鶏)
もぉー。大陸の五行志のなかからこちらの牛禍ですが
こっちは牛からふしぎなものが生まれるといったタイプのもの。鶏です。
四本足の鶏というのはこういう妖怪としての発生率はあるようで
日本でも『日本書紀』に「よつあしのとりのこ」(四足の鶏子)がいたりもしますネ。
■こけらおけっこ(鱗鶏)
鶏が出たので、『妖界東西新聞』で「農作妖怪」さんと共演したりしてた
こちらのコケココーさんも描いてみました。
■きょだいなるはくぎょ(巨大なる白魚)
明治の新聞だねのなかから、正体不明だったおさかなさんの話題。
波の色ぬりに結構時間がかかったりしましたネ……(でもたのしい)
■おうこうこうしゅ(黄蒿公主)
『妖界東西新聞』で登場した、おくすりの陣営の薬将。
このおーがにっくな薬の原材料のひとつである黄花蒿(おうかこう)というのは
和名だと「くそにんじん」なのですが、その響きのひどさを
突撃レーザーさんが植物園で撮って挙げてた直後あたりに
このニュースが出たので、割と「くそにんじんフィーバー」だった時季でもありました。
■すすきだるま(薄達摩)
原っぱで萱や薄を折って箸にしてごはんを食べる、というむかしの行事を
連続でいくつかみた直後につくった妖怪です。
この行事のときにも、使い終わったら箸は折って捨てろ、という
「なまきばし」(生木箸)の系統のはなしがあったりして、
妖怪との接地面は大きいものだったりもする行事なカンジ。
■つみもうりょう(罪もうりょう)
「ちみもうりょう」(魑魅魍魎)の単純な誤字として見られるものですが
「ち」を「つ」と書き間違えた結果「罪もうりゃう」とか「罪もう料」とか
そもそも字面からして変わっちゃったりもしてるといった例。
「つみもうりゃう」って書いてあるダケだったら、写し間違え魯魚か
翻字のミスだとかいえるわけですが、「罪」とハッキリ書いてる以上、
写本を実際に書いたひとは「つみもうりょう」だ……!!と
誤認識した上で書いてるとハッキリ知れますからネ。しかもこんなにまがまがしそうな
誤字……ずるいでしょう。培養させちゃいますよ?
■おせきじょろう(おせき女郎)
節季候(せきぞろ)のひとたちの元祖だと仮託されてる存在。
あんまりこまかい描写もなく、単に「おせきじょろう」というひとがはじめにやったので
「せきじょろ」→「せきぞろ」って呼び名も出来た、といった
由来物語として、カタチだけで語られてたりもしてるので、
かなりワンダーな存在でもあります。ということで自由型で。
■ちゃんこはにわ(ちゃんこ埴輪)
『妖界東西新聞』で大相撲が中止になった話題のとき描いたものでもありますが、
発想としてはそれ以前からもあったような気がする……といった具合。
人形のはじまりはハニワで、河童とも関係があるとする古註もあったりしますからネ……。
(人形の古註や由来話に、埴輪・人形の祖は野見宿祢で菅原道真の先祖とするものがある)
■まこもうしのうまに(真菰牛の甘煮)
戯文にみられるあの世のグルメのシリーズですが
これは「牛」で、ビーフです。植物ながらも、あちらでは「なまぐさもの」と分類されてて
分類はハッキリとした肉料理のようです。
■ジュニアびえ
ジュニアクラスのあまびえ。去年の3月からしばしば描いてて、
『大佐用』でもいろいろとイラストに用いたりしましたネ。
■だいとんおう(大貪王)
塵倫を臣下としてつかったりしてる浄瑠璃のなかでの上司の悪王さまを
今回は主任として据えました。
去年のラスト主任(根无き悪鬼)がお神楽のなかの悪いものでしたので、
ちょうどそれと対になるカンジ。
ということで、連続12体、今回もとんとんとんと描き上げることができました。
今年もまた和漢百魅缶はいろいろなものを描いておとどけして参りますので
どうぞ、明日からもおたのしみくださいませ!
とざい、とーーーざいーーーーーーーーーーーーーーー。
本年も「和漢百魅缶」へのアップのはじまりの日、
毎年恒例の連続アップ興行でございます。
今回も12体を連続でぼんぼんごごん、とお送り致します。
とざい、とーーーざいーーーーーーーーーー。
■ごそくぎゅう(五足牛)
うしどしですから、やっぱり牛からはじまってしまうのは
安直ですが、大陸の五行志のなかにある牛禍の例から
まずはこれをひとつ。もぉー。
■りょうとうしそくけい(両頭四足鶏)
もぉー。大陸の五行志のなかからこちらの牛禍ですが
こっちは牛からふしぎなものが生まれるといったタイプのもの。鶏です。
四本足の鶏というのはこういう妖怪としての発生率はあるようで
日本でも『日本書紀』に「よつあしのとりのこ」(四足の鶏子)がいたりもしますネ。
■こけらおけっこ(鱗鶏)
鶏が出たので、『妖界東西新聞』で「農作妖怪」さんと共演したりしてた
こちらのコケココーさんも描いてみました。
■きょだいなるはくぎょ(巨大なる白魚)
明治の新聞だねのなかから、正体不明だったおさかなさんの話題。
波の色ぬりに結構時間がかかったりしましたネ……(でもたのしい)
■おうこうこうしゅ(黄蒿公主)
『妖界東西新聞』で登場した、おくすりの陣営の薬将。
このおーがにっくな薬の原材料のひとつである黄花蒿(おうかこう)というのは
和名だと「くそにんじん」なのですが、その響きのひどさを
突撃レーザーさんが植物園で撮って挙げてた直後あたりに
このニュースが出たので、割と「くそにんじんフィーバー」だった時季でもありました。
■すすきだるま(薄達摩)
原っぱで萱や薄を折って箸にしてごはんを食べる、というむかしの行事を
連続でいくつかみた直後につくった妖怪です。
この行事のときにも、使い終わったら箸は折って捨てろ、という
「なまきばし」(生木箸)の系統のはなしがあったりして、
妖怪との接地面は大きいものだったりもする行事なカンジ。
■つみもうりょう(罪もうりょう)
「ちみもうりょう」(魑魅魍魎)の単純な誤字として見られるものですが
「ち」を「つ」と書き間違えた結果「罪もうりゃう」とか「罪もう料」とか
そもそも字面からして変わっちゃったりもしてるといった例。
「つみもうりゃう」って書いてあるダケだったら、写し間違え魯魚か
翻字のミスだとかいえるわけですが、「罪」とハッキリ書いてる以上、
写本を実際に書いたひとは「つみもうりょう」だ……!!と
誤認識した上で書いてるとハッキリ知れますからネ。しかもこんなにまがまがしそうな
誤字……ずるいでしょう。培養させちゃいますよ?
■おせきじょろう(おせき女郎)
節季候(せきぞろ)のひとたちの元祖だと仮託されてる存在。
あんまりこまかい描写もなく、単に「おせきじょろう」というひとがはじめにやったので
「せきじょろ」→「せきぞろ」って呼び名も出来た、といった
由来物語として、カタチだけで語られてたりもしてるので、
かなりワンダーな存在でもあります。ということで自由型で。
■ちゃんこはにわ(ちゃんこ埴輪)
『妖界東西新聞』で大相撲が中止になった話題のとき描いたものでもありますが、
発想としてはそれ以前からもあったような気がする……といった具合。
人形のはじまりはハニワで、河童とも関係があるとする古註もあったりしますからネ……。
(人形の古註や由来話に、埴輪・人形の祖は野見宿祢で菅原道真の先祖とするものがある)
■まこもうしのうまに(真菰牛の甘煮)
戯文にみられるあの世のグルメのシリーズですが
これは「牛」で、ビーフです。植物ながらも、あちらでは「なまぐさもの」と分類されてて
分類はハッキリとした肉料理のようです。
■ジュニアびえ
ジュニアクラスのあまびえ。去年の3月からしばしば描いてて、
『大佐用』でもいろいろとイラストに用いたりしましたネ。
■だいとんおう(大貪王)
塵倫を臣下としてつかったりしてる浄瑠璃のなかでの上司の悪王さまを
今回は主任として据えました。
去年のラスト主任(根无き悪鬼)がお神楽のなかの悪いものでしたので、
ちょうどそれと対になるカンジ。
ということで、連続12体、今回もとんとんとんと描き上げることができました。
今年もまた和漢百魅缶はいろいろなものを描いておとどけして参りますので
どうぞ、明日からもおたのしみくださいませ!
とざい、とーーーざいーーーーーーーーーーーーーーー。
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氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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