氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップはハロウィン恒例の
世界篇連続興行でございます。
それでは連続で12番、アップをしました方々についての
ひとくちメモにて、いつものごとくおとどけ申し上げます。
とざい、とーーーーーざーいーーーーーーーー。
■ おうぐらげ(央句羅花)
お花に関する伝書の源流でござるという流れを受けて
10月の後半からつづいてる、天竺に伝わる
調伏降伏のときに用いるとされてたシリーズの
「不祥な陸花」のラストの1本です。
天竺のお花なのですから、よく考えるとこれを
やってるあいだ、ずっとグローバルだったりもしたわけです。
■ アイン・モロク(Ein molch)
つづいてはサラマンダーの異名のひとつでもあるらしい
錬金術の本などにも記述の見られるぬるぬるしてるふしぎな生き物。
つづりを調べるために、結局原本のほうをページを探したり、
古い時代の辞書などを見てみたりもしましたゾ。
■ ポロス(Polos)
ヨーロッパのおまじないのなかに出て来るもの。
賭け事や勝負事で儲けたいときに用いられたというもので、
こういうものは洋の東西かわらず、盛り場などにはある様子。
■ マハザエル(Mahazael)
『天使の魔術論』に出て来る4つの元素(地・水・火・風)についての
デーモン・ダイモーンだとされてる存在たちを今年は揃いで入れてみました。
■ アザエル(Azael)
覚えやすいように地・水・火・風の順番で並べてるのですが
原書での順番は火・風・水・地という並びです。
■ サマエル(Samael)
この4体などについての言及が出て来るときに
「中世デーモン学に於いては」とか「中世の極悪なるダイモーン」などと
あおり文句がついたりする『天使の魔術論』はエノクなどの流れにある資料。
エンジェルたちとデーモンたちが曖昧なカンジだったりもします。
■ アザゼル(Azazel)
地・水・火・風の四王子たちのほかにも、『天使の魔術論』には
四方角の悪魔の諸侯などをはじめとした名数が挙げられてたりするのですが
文書ごとに並んでる顔触れが違ったり、四方角の場合、治めてる方角が
おなじデーモンでも別の方角にあたってたり、言及のブレはあるようです。
「デーモンたちにもご転封がある」と仮に想像して考えてみると
むりくりに整合性をとることも出来ますが、連続興行でやるには
あたま数が増えてしまって、やや面倒ですから、地・水・火・風の四王子に
お出ましを願った次第です。
■ ピョソンカクシ(便所閣氏)
朝鮮半島からは、お名前どおり、お便所に出て来る方に
飛んで来ていただきました。不偏な存在でもありますから
アチラでもあちこちにあって、名前もいっぱいある様子。
■ アリグヌック(Alignuk)
『シベリアの狩猟儀礼』を以前から読んでたのしんでるのですが
(山や野の獲物のお肉は、川や海の水で煮てはいけないので、
雪を溶かしてつくった水を用いて煮炊きをするよ!
――陸の主と水の主の仲はよくないため、そういうことをすると
主が怒って、獲物がとれなくなるんだソウナ、
などのはなしもこの本に紹介されてる伝承の事例)
このアラスカのほうに伝わる、月にいるという者も
人間たちに獲物を与える(そのために生物の魂を送り出す)役割を担ってて
そういうサイクルみたいなものを読むのもわくわくしてたのしいですネ。
■ リトルグリーンインプ(Little green imp)
今年のハロウィンのえはがき画像妖怪枠で入ったもの。
こういうのが、このリトルグリーンインプの1例。
■ インクボ(Incubo)
古代ローマ時代のものがたり『サテュリコン』の
なかに名前の出て来る、古くから名前の出て来る財宝の精。
3番手に登場したポロスと対になるような雰囲気で
こちらに出ていただきました。
■ アエスマ・デーヴァ(Aesma Deva)
今回の主任はアスモデウスいう名前のモトになった、
と語られることもあるペルシャの古いおかたから。妖界東西新聞でも
「しゃぐまゆり鍋」や「どくにんじん鍋」などウイッチたちの用いる
魔法のあぶらぐすり(魔膏)の材料に使われる薬草を用いた鍋料理屋さんを
構えていただきました。
さて、これにて無事に12番、今回のハロウィンも
宵闇とっぷり暗い時刻、つつがなく揃いました。
まずはこれにて今年も三界万霊おめでたや。
とざい、とーーーーーざいーーーーーーーーーーーーーー。
世界篇連続興行でございます。
それでは連続で12番、アップをしました方々についての
ひとくちメモにて、いつものごとくおとどけ申し上げます。
とざい、とーーーーーざーいーーーーーーーー。
■ おうぐらげ(央句羅花)
お花に関する伝書の源流でござるという流れを受けて
10月の後半からつづいてる、天竺に伝わる
調伏降伏のときに用いるとされてたシリーズの
「不祥な陸花」のラストの1本です。
天竺のお花なのですから、よく考えるとこれを
やってるあいだ、ずっとグローバルだったりもしたわけです。
■ アイン・モロク(Ein molch)
つづいてはサラマンダーの異名のひとつでもあるらしい
錬金術の本などにも記述の見られるぬるぬるしてるふしぎな生き物。
つづりを調べるために、結局原本のほうをページを探したり、
古い時代の辞書などを見てみたりもしましたゾ。
■ ポロス(Polos)
ヨーロッパのおまじないのなかに出て来るもの。
賭け事や勝負事で儲けたいときに用いられたというもので、
こういうものは洋の東西かわらず、盛り場などにはある様子。
■ マハザエル(Mahazael)
『天使の魔術論』に出て来る4つの元素(地・水・火・風)についての
デーモン・ダイモーンだとされてる存在たちを今年は揃いで入れてみました。
■ アザエル(Azael)
覚えやすいように地・水・火・風の順番で並べてるのですが
原書での順番は火・風・水・地という並びです。
■ サマエル(Samael)
この4体などについての言及が出て来るときに
「中世デーモン学に於いては」とか「中世の極悪なるダイモーン」などと
あおり文句がついたりする『天使の魔術論』はエノクなどの流れにある資料。
エンジェルたちとデーモンたちが曖昧なカンジだったりもします。
■ アザゼル(Azazel)
地・水・火・風の四王子たちのほかにも、『天使の魔術論』には
四方角の悪魔の諸侯などをはじめとした名数が挙げられてたりするのですが
文書ごとに並んでる顔触れが違ったり、四方角の場合、治めてる方角が
おなじデーモンでも別の方角にあたってたり、言及のブレはあるようです。
「デーモンたちにもご転封がある」と仮に想像して考えてみると
むりくりに整合性をとることも出来ますが、連続興行でやるには
あたま数が増えてしまって、やや面倒ですから、地・水・火・風の四王子に
お出ましを願った次第です。
■ ピョソンカクシ(便所閣氏)
朝鮮半島からは、お名前どおり、お便所に出て来る方に
飛んで来ていただきました。不偏な存在でもありますから
アチラでもあちこちにあって、名前もいっぱいある様子。
■ アリグヌック(Alignuk)
『シベリアの狩猟儀礼』を以前から読んでたのしんでるのですが
(山や野の獲物のお肉は、川や海の水で煮てはいけないので、
雪を溶かしてつくった水を用いて煮炊きをするよ!
――陸の主と水の主の仲はよくないため、そういうことをすると
主が怒って、獲物がとれなくなるんだソウナ、
などのはなしもこの本に紹介されてる伝承の事例)
このアラスカのほうに伝わる、月にいるという者も
人間たちに獲物を与える(そのために生物の魂を送り出す)役割を担ってて
そういうサイクルみたいなものを読むのもわくわくしてたのしいですネ。
■ リトルグリーンインプ(Little green imp)
今年のハロウィンのえはがき画像妖怪枠で入ったもの。
こういうのが、このリトルグリーンインプの1例。
■ インクボ(Incubo)
古代ローマ時代のものがたり『サテュリコン』の
なかに名前の出て来る、古くから名前の出て来る財宝の精。
3番手に登場したポロスと対になるような雰囲気で
こちらに出ていただきました。
■ アエスマ・デーヴァ(Aesma Deva)
今回の主任はアスモデウスいう名前のモトになった、
と語られることもあるペルシャの古いおかたから。妖界東西新聞でも
「しゃぐまゆり鍋」や「どくにんじん鍋」などウイッチたちの用いる
魔法のあぶらぐすり(魔膏)の材料に使われる薬草を用いた鍋料理屋さんを
構えていただきました。
さて、これにて無事に12番、今回のハロウィンも
宵闇とっぷり暗い時刻、つつがなく揃いました。
まずはこれにて今年も三界万霊おめでたや。
とざい、とーーーーーざいーーーーーーーーーーーーーー。
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氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
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