氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
毎年恒例の舞い納め、千穐楽連続アップ興行です。
年の瀬に一挙に12体、どんどんどかどかとアップして参ります。
とざいーーーーーーーーー、とーーーーーざーーーーーーいーーーーーーーーー。
■ こめびつのした(米櫃の舌)
まずはじめは、「ふるやのもり」のライバルみたいな「おそろしいもの」です。
要するに食べ物がなくなってしまえばイチバン困る……ということを述べてるもので
お米がなくなっちゃう様子を示したものですが、裏を返せば
人間が生命活動そのものをする上でどうしても外してラクすることの出来ない根源的な
問題のひとつを提示してるとも言えます。
■ おばけおじいさん(おばけお爺さん)
山姥たちに仕入れて来た魚を奪られちゃう昔話は多いのですが、
これはそういうストーリーの、相手がお爺さんな妖怪のバージョンです。
熱湯をじゃぼじゃぼ入れられてるとき、はじめのうちは「ねずみの小便かな???」と
太平楽なせりふをつぶやくあたりも、同型の山姥たちの最初の反応と近いのですが
戸建ての住居ではなく、樹木のなかに暮らしてる――というのが異なる特徴です。
■ はなやわ(鼻和)
土佐家などで描かれて来た『百鬼夜行絵巻』に出て来る画像妖怪を
ピックアップして愛称をつけちゃうシリーズです。
白蔵主さんも、今年の下半期にいろいろとたのしい呼び名をつけるシリーズを
展開してらっしゃいましたが、あれもおなじようなたのしみ方です。
■ ばけほしあんず(化杏干)
『妖界東西新聞』に登場した新手のかたがたの枠からで、
「ホスト」に当ててデザインしたもの。登場回をご覧になりますと
化け方の深度が2パターン(顔がそのまま干しあんず体と、人間な顔の体)あるのも
ご確認いただけるのではないかと思います。おなじパターンで
帆立の貝柱を干したものを「ホステス」としても、いちおーデザインは、してます。
『妖界東西新聞』に出て来た面々については、
今年は、noteのほうで「魔群星ノート」として近い紹介企画を
11月にチョコチョコやってましたので、そちらにも、いっぱい出してます。
■ しょうばいのうえのうそ(商売の上の嘘)
12月の行事食についての習俗のなかからのもの。
ふつうですと、蒟蒻は「すなはらい」として体の中にたまった「砂」を払うために食べる
という風習があったりするのですが、商家で語られてたこちらは、蒟蒻や豆腐を食べると
一年間、口先でぺろぺろ溜めてった商売の上の嘘が払われる――というもの。
■ にんのいお(人の魚)
海坊主や人魚みたいな存在。
海洋にいるとされるこの手のものは、俗に謂われるように
オットセイだとかジュゴンだとかスナメリだとかでかぶつなクラゲだとかが
誤認のモトにもなってるわけですが、海坊主を考えていただくとよろしいかと思いますが
波間から見えてる上の部分(顔とか肩のあたり)以外のパーツは
果たして人間みたいなからだつきなのか、海洋性哺乳類みたいなかたちなのか、
さぁどちらでしょう? と言われると「人間みたいなシルエットなんじゃないの?」
と、考えるひともモチロン多い――というあたりを採って今回は描いてみました。
■ みずきのえだ(水木の枝)
年の瀬の連続アップですので、お正月向けのアイテムなシリーズも入ってございます。
おもちを枝に等間隔で挿して飾ったりする「まゆだま」(繭玉)の枝に
どうして「みずき」の枝を使うのか――という説明な伝承を採り上げてみました。
山の神の子供が12人だというのは、しばしば出て来るおはなしで、
「みずき」の枝の上で産んでるのも、こういった伝承のなかでの山の神の出産が
旅先や移動先だったりなど、突発なもので、満足な場所で産めてないという前提を
踏まえたものではあります。赤ちゃんたちのデザインは「でぇしこ」のお子さんたちとも
意識的に近くしておりますゾ。
■ ばか(馬鹿)
『大佐用』vol.328などで特集した、ウィリアム・アンダーソンが日本で買い求めた
いろいろな絵を貼り込んである肉筆画帖にある絵巻物断簡に描かれてる「うましか」です。
ストレートに「ばか」という傍訓がついてて「容赦がなさすぎる……」と
よいこのみなさんの度胆をぬいた作例も、いよいよ登載のお順です。
「うましか」のときの画像寸法が、200×227という半端な数値だったのですが
今回の「ばか」は、200×230にすることなく、ぴったり揃えて200×227で掲載サイズ変換しました。
■ ごろざえもん(五郎左衛門)
駿河の国の安倍川のほうにいた化け狐さん。
東海道のご近所の、ほかの名のある化け狐と化けくらべもしたそうなので
(場所柄もあって、ヤハリおなじみの大名行列とかにやっぱり化けるんでしょうかね)
また化け術チャンピオン狙いの選手が増えたことになります。がんばれがんばれ。
■ おにのひ(鬼の炎)
悪い存在が退治されたあと、その遺骸や血や灰から
人間にとっての害虫が誕生するはじまりになった――という伝承は
世界規模で天下のあちこちにあるのですが、こちらも人間を刺す「蜂」が生まれた
という伝承で、討ち取られた酒呑童子の首を
焼いたときの炎(ひ)から生まれたのだとされます。
■ くじゃくうば(孔雀姥)
■ ほうおうおきな(鳳凰翁)
さて、今回の主任は、西村重長の描いてる『鶴の娵入』という絵草紙に出て来る
おめでたい高砂の島台に置かれる翁と姥の、共白髪な夫婦のデザイン例のひとつです。
鳥たちの世界の翁と姥なら、だれかな、という発想でつくられてます。
そういえば、こういう島台には松・竹・梅のうちの梅は使わない
というならわし故実があるゾ(これだけ花びらの散るものだから、という理由だトカ)
と習ったので、松と竹とで真ん中をとりもっております。
さて、いちねんのしめくくりも果たせましたので、
いつものとおり、妖怪たちをどすんどすんと戻しておく
押戻し役も登場です。
■ たけゆつのうじゅうろう(竹儼能重郎)
どしんどしん。
無事に今年も和漢百魅缶も既定のアップをつつがなく進めさせていただきました。
これもひとえに、いずれも様がたのご愛顧のたまもの。
また明年も正月4日の新春アップから、和漢百魅缶はスタート致しますので
末永くのご鞭撻、すみからすみまで御願い上げたてまつります。
とざい、とーーーざーーーーいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
毎年恒例の舞い納め、千穐楽連続アップ興行です。
年の瀬に一挙に12体、どんどんどかどかとアップして参ります。
とざいーーーーーーーーー、とーーーーーざーーーーーーいーーーーーーーーー。
■ こめびつのした(米櫃の舌)
まずはじめは、「ふるやのもり」のライバルみたいな「おそろしいもの」です。
要するに食べ物がなくなってしまえばイチバン困る……ということを述べてるもので
お米がなくなっちゃう様子を示したものですが、裏を返せば
人間が生命活動そのものをする上でどうしても外してラクすることの出来ない根源的な
問題のひとつを提示してるとも言えます。
■ おばけおじいさん(おばけお爺さん)
山姥たちに仕入れて来た魚を奪られちゃう昔話は多いのですが、
これはそういうストーリーの、相手がお爺さんな妖怪のバージョンです。
熱湯をじゃぼじゃぼ入れられてるとき、はじめのうちは「ねずみの小便かな???」と
太平楽なせりふをつぶやくあたりも、同型の山姥たちの最初の反応と近いのですが
戸建ての住居ではなく、樹木のなかに暮らしてる――というのが異なる特徴です。
■ はなやわ(鼻和)
土佐家などで描かれて来た『百鬼夜行絵巻』に出て来る画像妖怪を
ピックアップして愛称をつけちゃうシリーズです。
白蔵主さんも、今年の下半期にいろいろとたのしい呼び名をつけるシリーズを
展開してらっしゃいましたが、あれもおなじようなたのしみ方です。
■ ばけほしあんず(化杏干)
『妖界東西新聞』に登場した新手のかたがたの枠からで、
「ホスト」に当ててデザインしたもの。登場回をご覧になりますと
化け方の深度が2パターン(顔がそのまま干しあんず体と、人間な顔の体)あるのも
ご確認いただけるのではないかと思います。おなじパターンで
帆立の貝柱を干したものを「ホステス」としても、いちおーデザインは、してます。
『妖界東西新聞』に出て来た面々については、
今年は、noteのほうで「魔群星ノート」として近い紹介企画を
11月にチョコチョコやってましたので、そちらにも、いっぱい出してます。
■ しょうばいのうえのうそ(商売の上の嘘)
12月の行事食についての習俗のなかからのもの。
ふつうですと、蒟蒻は「すなはらい」として体の中にたまった「砂」を払うために食べる
という風習があったりするのですが、商家で語られてたこちらは、蒟蒻や豆腐を食べると
一年間、口先でぺろぺろ溜めてった商売の上の嘘が払われる――というもの。
■ にんのいお(人の魚)
海坊主や人魚みたいな存在。
海洋にいるとされるこの手のものは、俗に謂われるように
オットセイだとかジュゴンだとかスナメリだとかでかぶつなクラゲだとかが
誤認のモトにもなってるわけですが、海坊主を考えていただくとよろしいかと思いますが
波間から見えてる上の部分(顔とか肩のあたり)以外のパーツは
果たして人間みたいなからだつきなのか、海洋性哺乳類みたいなかたちなのか、
さぁどちらでしょう? と言われると「人間みたいなシルエットなんじゃないの?」
と、考えるひともモチロン多い――というあたりを採って今回は描いてみました。
■ みずきのえだ(水木の枝)
年の瀬の連続アップですので、お正月向けのアイテムなシリーズも入ってございます。
おもちを枝に等間隔で挿して飾ったりする「まゆだま」(繭玉)の枝に
どうして「みずき」の枝を使うのか――という説明な伝承を採り上げてみました。
山の神の子供が12人だというのは、しばしば出て来るおはなしで、
「みずき」の枝の上で産んでるのも、こういった伝承のなかでの山の神の出産が
旅先や移動先だったりなど、突発なもので、満足な場所で産めてないという前提を
踏まえたものではあります。赤ちゃんたちのデザインは「でぇしこ」のお子さんたちとも
意識的に近くしておりますゾ。
■ ばか(馬鹿)
『大佐用』vol.328などで特集した、ウィリアム・アンダーソンが日本で買い求めた
いろいろな絵を貼り込んである肉筆画帖にある絵巻物断簡に描かれてる「うましか」です。
ストレートに「ばか」という傍訓がついてて「容赦がなさすぎる……」と
よいこのみなさんの度胆をぬいた作例も、いよいよ登載のお順です。
「うましか」のときの画像寸法が、200×227という半端な数値だったのですが
今回の「ばか」は、200×230にすることなく、ぴったり揃えて200×227で掲載サイズ変換しました。
■ ごろざえもん(五郎左衛門)
駿河の国の安倍川のほうにいた化け狐さん。
東海道のご近所の、ほかの名のある化け狐と化けくらべもしたそうなので
(場所柄もあって、ヤハリおなじみの大名行列とかにやっぱり化けるんでしょうかね)
また化け術チャンピオン狙いの選手が増えたことになります。がんばれがんばれ。
■ おにのひ(鬼の炎)
悪い存在が退治されたあと、その遺骸や血や灰から
人間にとっての害虫が誕生するはじまりになった――という伝承は
世界規模で天下のあちこちにあるのですが、こちらも人間を刺す「蜂」が生まれた
という伝承で、討ち取られた酒呑童子の首を
焼いたときの炎(ひ)から生まれたのだとされます。
■ くじゃくうば(孔雀姥)
■ ほうおうおきな(鳳凰翁)
さて、今回の主任は、西村重長の描いてる『鶴の娵入』という絵草紙に出て来る
おめでたい高砂の島台に置かれる翁と姥の、共白髪な夫婦のデザイン例のひとつです。
鳥たちの世界の翁と姥なら、だれかな、という発想でつくられてます。
そういえば、こういう島台には松・竹・梅のうちの梅は使わない
というならわし故実があるゾ(これだけ花びらの散るものだから、という理由だトカ)
と習ったので、松と竹とで真ん中をとりもっております。
さて、いちねんのしめくくりも果たせましたので、
いつものとおり、妖怪たちをどすんどすんと戻しておく
押戻し役も登場です。
■ たけゆつのうじゅうろう(竹儼能重郎)
どしんどしん。
無事に今年も和漢百魅缶も既定のアップをつつがなく進めさせていただきました。
これもひとえに、いずれも様がたのご愛顧のたまもの。
また明年も正月4日の新春アップから、和漢百魅缶はスタート致しますので
末永くのご鞭撻、すみからすみまで御願い上げたてまつります。
とざい、とーーーざーーーーいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
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