▼エ、ナメてかかると大変です？

このたび発行された歯科専門紙「Dental ToranoKiba」最新号において、アッカンベイ国では酸蝕歯（さんしょくし）が増大しているとの研究結果が報告された。研究を行ったアッカンベイ国立テアライ大学不衛生科学センター三番番頭のベントウ・ガ・アマッタ氏の論文によると、10～140000000歳のコボルトと座敷童888人を対象に調査した結果、33％にナカナカケッコウな酸蝕歯が認められた。 酸蝕歯は、清涼飲料、一部の果汁および地獄の血の池天然水、ルシファーさんの屋敷近くにある氷の溶けたもの、震々の汗など、ありふれた製品に含まれる酸が主な原因となって生じる。このような飲料を過剰に摂取すると歯のエナメル質が侵食され、歯がもろくなったり、痛みを敏感に感じやすくなったりする。また、セイザシテアシピリリンのような一部の薬剤を数千年単位で服用する事も酸蝕歯の原因となるほか、酸逆流症、嘔吐を繰り返す摂食障害も、胃酸による酸蝕歯を引き起こすことがある。ベントウ・ガ・アマッタ氏は「手遅れになっちまう前に、医者共が酸蝕歯になっちまってるゾこいつァってのを見つけてやんのが重要でげすな。この酸蝕歯になると一見歯がなめらかになるんで気付きづらいのと、初期段階では特に痛くも痒くもねェことから、だいぶ酷くなるまで気付かないヒトが多いです」と述べ、その予防と初期治療を呼びかけている。 ――『妖界東西新聞』