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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
害虫へんげ物質。「はまなすのたね」さんです。

はまなすのたね 浜梨種

ひとびとに害をなす蚤(のみ)などの虫たちは、
はまなすの花の種が変じて生じるともいわれてました。


佐渡をはじめ各地でいわれてるもの。
季節などのうつりかわりを示す言い回しなどに属するもの。




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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
雨とめて晴れにする文字。「くじゅうくのくのじ」さんです。

くじゅうくのくのじ 九十九の九の字

おとむらいの日など、雨が降ってて困ってしまうときは、
九という字を1枚の紙に99個ならべて書いて、
戸口にさかさまに貼りつけておくと、
晴れ間がのぞいてくるといわれてました。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
変じて邪気を吹きかけん。「ふうすいさんらんきりかすみ」さんです。

ふうすいさんらんきりかすみ 風水山嵐霧霞

竜や魔王・鬼神などが暴れ出る際に同時にまきおこす、
天から生ずるいろいろな現象のひとまとまり。
これと共に人々に邪気をふりまいたりします。



お神楽などで用いられてる定型ことばのひとつ。
前谷地神楽では「三熊大人」が用いてたりもします。
しんどうらいでんあめおにび」(震動雷電雨鬼火)は近い表現。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
うめぼしどうして海でダメ。「かいちゅうのうめ」さんです。

かいちゅうのうめ 海中梅

海底にあるという梅(うめ)の木で、
むかし竜王はこれに目を突いてしまい、片目になってしまったことから、
梅干しが海に落ちて来ると怒るといわれてました。



安芸の国の豊田郡などで語られてるもの。
海の中に梅干しを落としてはいけない、落とすと八大竜王たちが怒る
とする俗信の理由としてのはなしにみられるもの。
モトモトあった形式の理由というよりも、
よくある神仏がけがをしたというはなしを転用して添加されたかたちのようです。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
月の海水。「よるのしお」さんです。

よるのしお 夜の潮

特定の神仏の日とされてる夜の海の水は、
病気をさけてくれたり、魔物たちを封じてたりするといわれてました。



安芸の国などでは、夏の伊勢の日、十七夜(宮島の日)などが
夜に海で泳ぐ日であるとされてたりしたといいます。
野菜なども、その夜の潮で洗っておいてから漬物にすれば
虫がわいたりしないと言われてました。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
まめまめ。「まめっこおぼっこ」さんです。

まめっこおぼっこ 豆っこおぼっこ

ころころと山や庭などに落ちてた
小さいきれいな豆から生まれたふしぎな男の子。




昔話に登場するもの。
おじいさんとおばあさんが豆を大事に飾ってたら、
ある日、男の子になってたなどと語られます。
いつまでたっても背丈は豆のような大きさで、
大きくならないのですが、最終的には何かしらの衝撃やきっかけが原因で
人間とおなじ大きさになったりするのは、
一寸法師・田螺・蝸牛たちなどと同様。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
二百十日をぶっとばせ。「かぜよけのきゅうり」さんです。

かぜよけのきゅうり 風避の胡瓜

竹の棒に松葉や蕎麦団子(そばだんご)と共に
胡瓜(きゅうり)をはさんだもので、 秋の二百十日のころに
田畑のまわりにこれを立てることで、台風などの風の被害をよけることが出来る
といわれてました。

陸中の国の岩手郡などでいわれてる俗信。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
晴天にわかにかきくもり、「しんどうらいでんあめおにび」さんです。

しんどうらいでんあめおにび 震動雷電雨鬼火

竜や魔王・鬼神などが暴れ出る際に同時にまきおこす、
天から生ずるいろいろな現象のひとまとまり。
木々や山をなぎたおしたりします。



浄瑠璃などで用いられてる定型ことばのひとつ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こーんこーんくび。「ひらいずみのばけぎつね」さんです。

ひらいずみのばけぎつね 平泉の化狐

奥州平泉にいた化け狐で、
ひとを道で化かしたり、橋に化けて
北上川にひとを落下させたりしてました。




藤原秀衡(ふじわらのひでひら)が、弓の名手に命じて
これを退治させましたが、その首は川を流れてゆき、
一関の狐禅寺(こぜんじ)というところに流れ着き、
その霊が悪さをつづけたので、ひとびとは狐の首塚をつくって供養したといいます。




和漢百魅缶│2021.10.09



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
びゃーんかびゃびゃーん。「びわがふちのりゅうじょ」さんです。

びわがふちのりゅうじょ 琵琶ヶ淵の竜女

美作の国の皿川にあった琵琶ヶ淵という
とても大きな淵にいたというぬし。



日照りが起きたときに雨乞いをみんなで祈ったら、
水中から美しい琵琶の曲を奏でたと言い、
たちまち空からめぐみの雨が降って来たソウナ。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
化け術をみやぶるパワー。「はかばのきのつえ」さんです。

はかばのきのつえ 墓場の木の杖


墓場に打ち捨てられてるチョット手頃な長さの
木のきれっぱしなどを杖にしてると、
化け術をつかって人間に化けてるへんげ動物の言葉が、
人間のものではなく、その動物のままの声に聴こえたりするんだソウナ。



昔話に見られるもので、
たまたま道の途中の墓場で、そういう木のきれっぱしを拾って杖にしてた旅人が、
人間に化けてた浄瑠璃のうまい猫を「あのひとはなんでずっと猫の声で鳴いてるんです」
と、たまたま見破ったりする展開がみられるようです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴかぴかぶるるー。「てんたま」さんです。

てんたま 貂玉

貂(てん)たちが発生させる青っぽいふしぎなひかり。




プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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