▼本日の妖怪（6649）みつまたがし

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こっちは良いみつまた。「みつまたがし」さんです。




大きくみつまたに分かれた樫（かし）で、
おまつりに使う檀などの材料に適するものである
とされてたと言います。

▼本日の妖怪（6648）みつまたぎり

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
悪い気り。「みつまたぎり」さんです。




大きくみつまたに分かれた桐（きり）で、
これに花が咲くとその家には凶事がある
と言って、庭にあったりすることは忌まれてたと言います。

▼本日の妖怪（6647）いちまいのはなびら

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
もしもし緊張ほどき。「いちまいのはなびら」さんです。

電話をかけるときにどうしても緊張して、
うまくしゃべれる自信がないといったときは、
片手に1枚ダケ花びらをにぎって
電話をかけると緊張しなくなるといったもの。

女子学生などのあいだでは、
「ハートのかたちに切って押し花にしたバラの花びら」を
紙に包んで胸ポケットに入れておくと良い、
などの派生形もあった模様。

▼本日の妖怪（6646）びんぼうだけ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
よくないつりざお。「びんぼうだけ」さんです。

つりざおに使う竹は、根本から先に向かって
節かずを数えていって「貧乏」にあたるものは
悪い竹だとされ、避けられてたソウナ。

「福徳・貧乏」ならば2の倍数、「福・徳・貧乏」ならば3の倍数に
あたる節かずがイケナイということで、
根本のほうの節をわざわざ切り落として使ったりしたといいます。

▼本日の妖怪（6645）みっつめだるま

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
おめめがピコピコ。「みっつめだるま」さんです。

はりこの達摩（だるま）の化けたもの。
目の玉が多くついてたり腕が生えてたりします。

歌川艶丸のおもちゃ絵などにみられたりするデザイン。

▼本日の妖怪（6644）ななまいのこぜに

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
おかねをだいじに。「ななまいのこぜに」さんです。




おかねをついつい無駄づかいしたくないときは、
家から出かける前に同じ種類の小銭（1円玉とか）を7枚、
布につつんでひきだし・たんすに入れておけばいいよ、
といったもの。

▼本日の妖怪（6643）もくさい

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
正座のときのおまじない。「もくさい」さんです。

すわってて足のしびれがきれてしまったときは、
25回「もくさい」と唱えてから、左右の足を
下から上になでるとスッキリ直るというもの。

▼本日の妖怪（6642）よんしょくのかみ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
えんぴついれのまもりがみ。「よんしょくのかみ」さんです。

テストなどを受ける前には、小さいしかくい紙きれの
よすみを、色えんぴつや色ペンなどで黄・黒・赤・青の4色でぬって、
ふでばこの中に入れておくと、
それが見守ってくれて、あせらず良い点が取れるといったもの。

特によすみの色の方角は定まってないようです。

▼本日の妖怪（6641）グリーンピースのみず

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
まるいものはまるいものが倒す法則。「グリーンピースのみず」さんです。



にきびが顔に出来ちゃったときは、その数だけの
グリーンピースなどのまあるい豆を、きれいに洗ったあと、
水に入れてすぐに引き上げ、その水で顔を洗うと消える
といった浮説に見えるもの。

▼本日の妖怪（6640）よじよんぷんよんびょうのつくえ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
せいぞろい、消える1秒。「よじよんぷんよんびょうのつくえ」さんです。

午前4時4分4秒になると、学校などの建物内の
机（机と椅子）が1秒間だけ全て消えるというふしぎなことがある、
というもの。

いつでも午後4時4分4秒かというと
そうでもないようで、冬の荒れた天候の日のその時間、
雷の鳴り響いているその時間、など
条件は語られるごとに異なってる様子。

▼本日の妖怪（6639）ななつのハート

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
想いのいろがみ。「ななつのハート」さんです。



想いびとに気持ちを告げたりする前には、
風のすごく強い日に
赤色の紙と桜色の紙でそれぞれ7枚ずつ、
きれいに小さく切り抜いたハートのかたちの紙片を
赤・桜・赤・桜と交互に相手の顔を念じながら飛ばすと良い、
といったもの。

▼本日の妖怪（6638）みずピラミッド

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
五本指で。「みずピラミッド」さんです。

きょうは寒いな、どうも風邪（かぜ）気味だな、といったときは
お風呂あがりに洗面器などにためた水の中で
三角形（ピラミッドのかたち）をゆびでなぞって、
ゆび先についたしずくをパッパッパッと体に向けて振ると良い
といった浮説。

かたちを水中でなぞる時は、右手の5本のゆびを
そろえてやるものだとされてたソウナ。