▼本日の妖怪（6553）

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
バッテリーバックアップ。「ツナカユリコ」さんです。

ゲームのセーブデータの名前に、いつの間にか
自分が入れたおぼえのない
「ツナカ　ユリコ」あるいは「ユリコ」という名前のものが
あったりするというふしぎなもの。

購入後3年たったゲーム機で遊んでるゲームのなかに発生するとか、
この名前のセーブデータが出来たひとは高熱を出したとか、
いろいろとはなしがあるソウナ。

▼本日の妖怪（6552）らんまおばけ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
さがりでる。「らんまおばけ」さんです。

部屋の欄間（らんま）から
顔や腕を出してひとをおどろかして来るもの。

歌川芳藤などがおもちゃ絵に描いてるデザインおばけ。

▼本日の妖怪（6551）おしんぼこ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
降りそで出さぬ。「おしんぼこ」さんです。

丑寅の方角（東北）からくる「かみなりさま」（雷様）で、
黒雲が見えるものの、雨や雷は近づいて来ないといわれてました。

遠江国の磐田郡などで呼ばれてたもの。
「おしんぼこ」というのは「惜しむ」という意味で、
「けちんぼ」を示すことば。
雨や雷を出しそで出さないというところから性格づけされたもの。

▼本日の妖怪（6550）ぞうちゅうじゃき

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
臓の邪。「ぞうちゅうじゃき」さんです。

人の臓腑のなかに現われて
体や血によくない作用をもたらすと考えられてた邪気。

獅子や麒麟のちからのあるものを身につけると、
これが去るなどとされてたようです。

▼本日の妖怪（6549）いんぎょう

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
陰に陰を重ねれば土地衰えるナリ。「いんぎょう」さんです。



漢字で書くと「陰凝」で
陰気のつよい土地に井戸を設けたりすると、
陰が凝りかたまって、その土地にいる者の繁昌を
衰えさせてしまうといいます。

▼本日の妖怪（6548）いるか

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
わにざめとかの朋友なタイプ。「いるか」さんです。

海で舟を停めてしまったり、引っくり返してしまったりして
水難を巻き起こすとされてる海豚（いるか）たち。

何か赤いものを持つか、身につけておけば、
海豚たちは舟に近寄ってこないなどといわれていました。

▼本日の妖怪（6547）ひげんさまのへ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴーーーーーーーーーーーー。2。「ひげんさまのへ」さんです。

囲炉裏などで火が音をあげて燃えたりすることをいうもので、
「火源様が屁を鳴らす」などといいます。
これが起こるのはめずらしいお客さんが訪ねて来たりする前兆だ
と語られたりしてました。



「ひげんさま」（火源様）は囲炉裏にまつられてるかみさま。

上野の国の甘楽郡などでいわれるもの。
火が吹いたり音が鳴ったりすることについての
古い吉凶判断がモトとしてあるもの。
「こうじんさまのふえ」（荒神様の笛）などは同じようなもの。

▼本日の妖怪（6546）きつねつきのはれ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
うごくうごく。「きつねつきのはれ」さんです。

「きつねつき」（狐憑き）になったひとの体に
出来たりするという腫物（はれもの）で、なかには
狐が入ってるようで、押さえようとすると移動したりもする。
パッとつかまえてみたところ、臭いものがついたりもしたという。

上野の国の多野郡上野村などで語られる。
医者が「これは切らねば」と道具を持って来たら
消えてしまったなどのはなしもある。
臭くなったことを「きつねがくそをした」などと表現してたりもしておもしろい。

『風聞集』などにある「きつねつきのはれ」（狐憑腫）とは近い。

▼本日の妖怪（6545）かきのむし

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
目があとのほうにいっちゃうよ。「かきのむし」さんです。

親をにらんだりすると、目があとのほうにいっちゃって
「かきのむしになっちゃう」などといわれてました。

上野の国の甘楽郡などにみられるもの。
親をにらんだ（親不孝をした）から、目がへんなところについてるものになる
という言いまわしは「おやにらみ」（親白眼）などと同じ構造。

▼本日の妖怪（6544）うみおんな

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
歩行すいすい。「うみおんな」さんです。

筑前の福岡につたわるもの。海にいるというふしぎな女で、
海面のうえを歩いてるのがみられたりしたといいます。

▼本日の妖怪（6543）りょうそん

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
損害保険カードの対象になりますか? 「りょうそん」さんです。

地面から竜がたちのぼって、
あたりの田畑や人家に大きく被害をもたらしたりすること。

山崩れや竜巻のようなもので、
佐渡や越後・越前の国あたりなどでいわれていたといいます。

▼本日の妖怪（6542）あまりょう

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
にょろにょろしてるから、「あまりょう」さんです。

怒った時にひたいなどに浮き出る血管を示す表現の一ッ。

「雨竜」は竜の一種として文様などに用いられてるもの。
にょろにょろとした胴体と顔のみが
描かれたりすることが多いことからの比喩。