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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
臓の邪。「ぞうちゅうじゃき」さんです。

ぞうちゅうじゃき 臓中邪気

人の臓腑のなかに現われて
体や血によくない作用をもたらすと考えられてた邪気。



獅子や麒麟のちからのあるものを身につけると、
これが去るなどとされてたようです。



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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
陰に陰を重ねれば土地衰えるナリ。「いんぎょう」さんです。

いんぎょう 陰凝

漢字で書くと「陰凝」で
陰気のつよい土地に井戸を設けたりすると、
陰が凝りかたまって、その土地にいる者の繁昌を
衰えさせてしまうといいます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
わにざめとかの朋友なタイプ。「いるか」さんです。

いるか 海豚

海で舟を停めてしまったり、引っくり返してしまったりして
水難を巻き起こすとされてる海豚(いるか)たち。



何か赤いものを持つか、身につけておけば、
海豚たちは舟に近寄ってこないなどといわれていました。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴーーーーーーーーーーーー。2。「ひげんさまのへ」さんです。

ひげんさまのへ 火源様の屁

囲炉裏などで火が音をあげて燃えたりすることをいうもので、
「火源様が屁を鳴らす」などといいます。
これが起こるのはめずらしいお客さんが訪ねて来たりする前兆だ
と語られたりしてました。



「ひげんさま」(火源様)は囲炉裏にまつられてるかみさま。




上野の国の甘楽郡などでいわれるもの。
火が吹いたり音が鳴ったりすることについての
古い吉凶判断がモトとしてあるもの。
こうじんさまのふえ」(荒神様の笛)などは同じようなもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
うごくうごく。「きつねつきのはれ」さんです。

きつねつきのはれ 狐憑腫

「きつねつき」(狐憑き)になったひとの体に
出来たりするという腫物(はれもの)で、なかには
狐が入ってるようで、押さえようとすると移動したりもする。
パッとつかまえてみたところ、臭いものがついたりもしたという。



上野の国の多野郡上野村などで語られる。
医者が「これは切らねば」と道具を持って来たら
消えてしまったなどのはなしもある。
臭くなったことを「きつねがくそをした」などと表現してたりもしておもしろい。



『風聞集』などにある「きつねつきのはれ」(狐憑腫)とは近い。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
目があとのほうにいっちゃうよ。「かきのむし」さんです。

かきのむし 柿の虫

親をにらんだりすると、目があとのほうにいっちゃって
「かきのむしになっちゃう」などといわれてました。



上野の国の甘楽郡などにみられるもの。
親をにらんだ(親不孝をした)から、目がへんなところについてるものになる
という言いまわしは「おやにらみ」(親白眼)などと同じ構造。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
歩行すいすい。「うみおんな」さんです。

うみおんな 海女

筑前の福岡につたわるもの。海にいるというふしぎな女で、
海面のうえを歩いてるのがみられたりしたといいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
損害保険カードの対象になりますか? 「りょうそん」さんです。

りょうそん 竜損

地面から竜がたちのぼって、
あたりの田畑や人家に大きく被害をもたらしたりすること。



山崩れや竜巻のようなもので、
佐渡や越後・越前の国あたりなどでいわれていたといいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
にょろにょろしてるから、「あまりょう」さんです。

あまりょう 雨竜

怒った時にひたいなどに浮き出る血管を示す表現の一ッ。



「雨竜」は竜の一種として文様などに用いられてるもの。
にょろにょろとした胴体と顔のみが
描かれたりすることが多いことからの比喩。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
メディスクンデをとめる。「つばきのえだ」さんです。

つばきのえだ 椿の枝

むかし、お釈迦さまが亡くなりそうになっていたとき、
薬師如来が「おつかい下され」と霊薬を投げたのですが、
椿(つばき)の枝がこれを引っかけて止めてしまったので間に合わず、
お釈迦さまは死んでしまったなどと語られてます。



常陸の国の新治郡など、「お墓に椿の木を植えるものではない」
ということの由来のはなしとして語られてたりします。






2月の「和漢百魅缶」へのはじまりアップは、
ぴーーーーーーーーーー。「こうじんさまのふえ」さんです。

こうじんさまのふえ 荒神様の笛

台所のかまどで火が音をあげて燃えたりすることをいうもので、
「荒神様が笛を吹く」などといいます。
これが起こるのはめずらしいお客さんが訪ねて来たりする前兆だ
と語られたりしてました。



上野の国の利根郡などでいわれるもの。
火が吹いたり音が鳴ったりすることについての
古い吉凶判断がモトとしてあるもの。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
良い貢馬とは、「こうそうはくば」さんです。

こうそうはくば 高僧白馬

陸奥の国から献上される優秀な白馬は、
現世で立派な高僧が亡くなると生じる、
といったはなしにみられるもの。




最近優秀な白馬が献上されませんナ、
良い高僧が死なぬ(居ない)からでしょう、といった悪洒落があった様子。






プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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