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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
けつすいちょう」さんです。

けつすいちょう 穴水潮

潮(しお)がみちたりひいたりするのはなぜか
という説に用いられてたりしたもので、



くじらたちは海の底にある穴をねぐらとして暮らしてて、
その穴に入るときにあふれてくる水が満潮(みちしお)、
起きて出てくるときに穴に入ってゆく水が退潮(ひきしお)として、
地上で波となるんだソウナ。




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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
不是遠年之物。「ふえんねんぶつ」さんです。

ふえんねんぶつ 不遠年物

まだ長い年月を経て劫(こう)を得たりしてない
妖精(妖怪)たちのこと。




 「遠年」は「長い年月を経た」という意味合い。 






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
如来や菩薩や天尊に。「げぼんぶつま」さんです。

げぼんぶつま 下凡仏魔
それらしいありがたい仏のすがたをとって人々の前にあらわれて、
妙なおしえなどを説いて惑わしたりするという仏魔。



清の時代などには各地に数多くあらわれた
あやしげな宗派がいろいろな仏から
「下凡」(地上にくだってすがたをあらわすこと)によって受けた
と称するおしえをひろめてたりしており、そのような邪教とされたものを指したもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ある種の社宮は仏魔の占拠するもの。「さつしゃぶつま」さんです。

さつしゃぶつま 刹社仏魔

本体は仏刹であるけれども神社であるように見せかけてる
といったような、「神様はいないのに神社として建てられてる場所」に
巣食ってるという仏魔。




日本的なとらえかたの上での神霊学などで言われてたりしたもので、
徳川時代以来の「神」と「仏」との対立関係を下地に敷いてたりもします。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
てんぐくしたま。「ぶつまのきこん」さんです。

ぶつまのきこん 仏魔の奇魂

仏魔(ぶつま)や天狗(てんぐ)と称されるものたちの
持ってるという「くしたま」(奇魂)のこと。


日本的なとらえかたの上での神霊学などで言われてたりしたもので、
徳川時代以来の「神」と「仏」との対立関係を下地に敷いてたりもします。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
肉体からの線。「ゆうせん」さんです。

ゆうせん 幽線


体と魂とをつないでるという線のようなもので、
肉体が死んだりするとこれがプッと切れて
魂が離れてしまったりするんだトカ。



欧米の心霊科学なかんがえかたなども入って来たのちに、
こういうものもあると考えられてたとおぼしきもの。



1本だけではなく、複数の線が体と魂のあちこちで
接続されてるようにも語られたりしたようです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
花から花々々。「あいかちゅう」さんです。

あいかちゅう 愛花虫

花々に対しての執着が生前ものすごくたかかったひとが
死後に胡蝶(こちょう)など、本当にそれのみを求め続けるダケの存在に
転生してしまうというもの。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
甘露のあるを知らぬがごとし。「かちほうかくのむし」さんです。

かちほうかくのむし 花池宝閣虫

花池宝閣きらびやかなる、ものすごい神仏の御殿のようなところに
棲んでるという虫ですが、とうとい甘露やうつくしい果実が
あったりするのにも関わらず、ただ「こいつが好きなもんだから」と、
にがい平凡な葉っぱダケを食べてるという存在。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
松の木に濃厚甜味。「しょうじょうかんろ」さんです。

しょうじょうかんろ 松上甘露

漢字で書くと「松上甘露」で
特定の松の林の木々の上に
甘露が降りそそがれてあらわれるといったふしぎなこと。



瑞祥であると取り沙汰されたりもしますが、
反面「これは甘露ではなくてただ松の木の精(樹液)が出たダケで
降って来たものではない、その証拠として松の木以外になぜひとつも落ちてないのだ」
と語られることによって、瑞祥ではないことを瑞祥としたりする行為を
たしなめるたとえになったりもしますトカ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ちみのういすぷ。「ちみのせい」さんです。

ちみのせい 魑魅の精

「ウィル・オ・ザ・ウィプス」の日本語翻訳名として
高橋五郎(明治~昭和初期の翻訳家)が用いているもの。



「ウィル・オ・ザ・ウィプス」そのものと
すだま」や「ちみ」との連想のつながりが
どの部分に強くあったりしたのかについては未詳。
(列挙されてる他の欧米の怪火は
「イルリヒト」=「悪戯火」、「イグニス・ファティウス」=「癡火」など、
だいたい火を用いた造語になってたりします)



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
例えば一は否な、三は然り。「しんれいでんしん」さんです。

しんれいでんしん 神霊電信

何か特定の物を叩く音をさせることで、
人間の問いかけに対して応答をしたりするという霊の行動で、
たとえば質疑に対して「ボン」と1回なら「ちがう」、
「ボンボンボン」と3回なら「そうだ」と示したりするといったもの。


欧米の心霊科学でのものが翻訳されて入ったもので
「Spiritual telegraph」をそのまま「神霊電信」と直訳したもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
完全の意識は無し。「くしたまのみとなれるじんれい」さんです。

くしたまのみとなれるじんれい 奇魂のみとなれる人霊


とぼしく「くしたま」を持ったダケの人間の霊で、
動物霊の社会に堕ちた存在なんだトカ。
日本の狐(きつね)や狸(たぬき)たちのような術の勢力を持ったり、
ひとびとに迷信的にあがめられされますとヤラ。



神霊学の周辺などで言われてたりしたもので、
直接に翻訳されたものというよりも
「海外ではこうなのに日本では…」といった部分で表現されたもの。
これいのごときどうぶつれい」たちのなかに
くしたまどうぶつれい」がいない欧米の地域には、
こちらが多くいるとされますトカ。




プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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