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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぶぶぶの1画。「うまのぶのじ」さんです。

うまのぶのじ 馬の武の字

馬に荷物を運ばせてたりしてて、
段差や坂・溝などを馬が怖がって進まなくなってしまったときは
「武」という漢字を馬のひたいに指で書いて、最後の点の1画を
足元に打って、それを踏ませると、怖がらずに進んでくれるようになる
――と言われてたそうです。



また、馬に乗るときにも、「武」という字を馬のうなじに指で書いて、
最後の点の1画を馬のおしりに打つと、落馬することがないおまじないになる
とも言われてたソウナ。






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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
さがってくるくる。「あかいどびん」さんです。

あかいどびん 赤い土瓶

夜中に道を歩いてると、松の大木から
赤い土瓶(どびん)がぶら下がって来て、ひとをびっくりさせるというもの。



越中の国の新川郡の下立に伝わるもので、特定の松の大木に出る
と語られてましたが、その松は昭和20年代ごろになくなってしまったようです。



似たものに丹後の国などの「どびんがさがる」(土瓶が下がる)があります。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
お餅販売員。「びじょとうげのやおびくに」さんです。

びじょとうげのやおびくに 美女峠の八百比丘尼

飛騨の国の美女峠に「八百比丘尼」が暮らしてた
とする言い伝えにみられるもので、
峠を行き来するひとたちを相手に、お餅を売ってたといいます。




のちに、八百比丘尼は峠でお餅を売るのはやめてしまい、
生まれ故郷に帰ってしまったといいます。




「やおびくに」を登場させてる各地の伝説のひとつ。
美女峠の近辺には「餅うり場」や「比丘尼屋敷」など、
八百比丘尼に由来するとする地名が残ってました。



美女峠は、古くは「びじょ」ではなく
「ぐじょう」「ぐじょ」(郡上)という呼び方があったとも言われてます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
食べないように。「だいこんのけ」さんです。

だいこんのけ 大根の毛

大根の毛を食べると水辺に行ったときに溺れる、と
俗に言われてたりしました。
飛騨の国などにみられるもので、
だいこんのしり」(大根の尻)と似た部位についての俗信ですが、内容が異なります。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
塩のちからでさやかなる音色。「からの」さんです。

からの 枯野

太古のむかしに使われてた大きな船のひとつ。
材料になった木は、兎寸河に生えてたものすごい巨樹のひとつだったといいます。


廃船後に、枯野の材木は塩をつくるための薪に使われましたが、
ふしぎなことに火にくべられても燃えることなく
残った材木がいくつかありました。
その燃えなかった材木で琴をつくったところ、
遠くまで響くさやかな音のするふしぎな琴になったと伝えられます。




応神天皇5年10月に豆州で造られて大和朝廷に献上され、
その速さが褒められてましたが、応神天皇31年8月に廃船になり、
その燃えなかった材木が琴にされたことが『日本書紀』にみられます。


兎寸河に生えてた巨樹から枯野がつくられたことは『古事記』のにみられ、
朝に出来る影は淡路島に夕に出来る影は高安山にとどくほどだったとあります。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こめこめ。「べいき」さんです。

べいき 米気

古く腐敗して、悪くなってしまった米から生じる悪気のこと。


文天祥が獄中でつづった「正気歌」に、
「正気」に反する、よくない気のひとつとして出て来ることで知られます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
がさがさもみもみ。「かみもむ」さんです。

かみもむ 紙揉

便所に出て来るというもので、女のひとが便所に入ってると
紙を揉むような音を立てるんだトカ。


「紙もむや姿を見せよ神国のおそれをしらばはやくたちされ」と
3回唱えてから便所に入れば、これが出て来ることはないソウナ。



山田野理夫が『怪談の世界』などで書いてる
「便所妖怪」の記述に見られる妖怪。

唱える呪文は「かみきり」に対して用いられた
「かみきりや姿を見せよ神国のおそれをしらばはやくたちされ」と
ほぼ重複しており、富岡直方の紹介してる髪切についての解説を参照して
つくられたものと見られます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ハジを引くもの。「シジガミ」さんです。

シジガミ シジ神

地上のあちこちを常にさまよいつづけてる霊で、
人間に風邪などをひかせたり、家畜を病気にしたりします。


人間の家に単独で入ることは出来なくて、
まつるときには縁側の外に供物などを置きます。


沖永良部島で言われてたもので、
ティンヌミャー(天の庭)にあがることの出来なかった、
あだじに(横死・不慮の死・刑死)をした者の魂などが、
これになるとしてました。


回復を願って「ハジ」をまつるときに、これがまつられるとも言います。
「シジ」や「シジガミ」という言葉は
南西諸島で、「霊威」や「霊」などのようなニュアンスで
いろいろな意味で用いられてます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ひゅるふるる。「ハジ」さんです。

ハジ

ぞーっと気分が悪くなるような「風」のことで、
地上のあちこちを常にさまよいつづけるといいます。


人間に風邪などをひかせたり、家畜を病気にしたりします。


南西諸島に伝わるもので、沖永良部島では
ティンヌミャー(天の庭)にあがることの出来なかった
あだじに(横死・不慮の死・刑死)をした者の魂などが、
これになるとしてました。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
羊のときダケ食べられます。「じきそうよう」さんです。

じきそうよう 食草羊

漢字をあてれば「食草羊」です。
餓鬼の仲間で、普段は何も食べることが出来ずに苦しみつづけてますが、
すずしい冷風が吹いて来ると、ほんのひとときダケそのすがたが
黒い羊(ひつじ)になって、そのへんの地面に生えてる草のみを
食べることが出来ます。



億耳が色々な霊鬼・餓鬼たちに出会うはなしは
『十誦律』(巻25)にあり、「作羊噉草」などの表現で見られ、
大きなお屋敷で働いてた婢が、死後このような餓鬼になってしまってる様子が登場します。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
巨大造形うんこ。「おにのくそ」さんです。

おにのくそ 鬼の屎

慶応のころ、江戸の麻布の路上にある日
突然おちてたという、巨大すぎるとぐろを巻いたうんこ。



直径も3尺以上あったようで、町のひとびとは余りの大きさに
「ばけものか、おにのくそだ」とか噂したそうですが、実のところは
いたずら者が大量のうんこを集めて来て、大きな筒に詰め、
ところてんのように突き出して制作したものだったのだソウナ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
山に住んでるよ。「あせごのまん」さんです。

あせごのまん 阿瀬川のまん

阿波の国の阿瀬川(阿瀬河)にいたという
山の中に暮らす怪力の大男。


もともとは炭焼きの子供として生まれており、母親の歿後に
父親ひとりの手で育てられてましたが、
虫や蛇や蛙などを食べてたといいます。


やがて大きくなると、ものすごい怪力になって、
しばらくは父親を手伝って暮らしてましたが、あるとき
「動いてない人間を見ると食いとうなってしまうから……」と告げて、
山の奥に入ってしまったんだトカ。



その後も山の中でときどきすがたを見たとかなどのはなしや、
昔話のなかに組み込まれてるようなはなしがいくつか語られてたようです。






プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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