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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴゅーるりーにらーらー。「ひょうふうき」さんです。

ひょうふうき 飄風鬼

漢字で書くと「飄風鬼」で
ものすごくつよい風やつむじ風を巻き起こす鬼神。





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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ばりばりがりぼり。「がく」さんです。

がく 餓狗

漢字で書くと「餓狗」で
人間たちに寄りつく災厄や、人間たち自体の争いをたとえたもので、
打ち捨てられた枯骨に群がる野獣たちになぞらえたもの。


『大荘厳経』などにあるたとえで、
『愚迷発心集』に出て来るようなタイプ――
欲望や権力をむさぼる「どくせいがく」(毒声餓狗)も
似たような餓狗の類です。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
すごーーーーくおおきいよ。「だいびだいびぎゃら」さんです。

だいびだいびぎゃら 提鼻提鼻伽羅

漢字で書くと「提鼻提鼻伽羅」で
海にいるというとてつもなく巨大な怪魚のこと。
提鼻(だいび)や提鼻伽羅(だいびぎゃら)よりも大きな提鼻です。



『中阿含経』巻53の畜生道についてを説いてる箇所で、
海にいる大きな大きな鱗類のひとつとして挙げられてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
煮られるものたち。「うんず」さんです。

うんず 蘊豆

漢字で書くと「蘊豆」で
奈落で受ける責め苦のたとえとして用いられるもので、
獄卒たちに大きな鉄釜で煮られる亡者たちのこと。



蘊豆の他にも、大豆(だいず)小豆(しょうず)苦豆(くず)芥子(けし)などが
いっしょに挙げられてて、豆つぶや芥子つぶのようにぐるぐるぐつぐつ煮られつつ、
上下に対流させられる様子がたとえられます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あさ・ひる・ゆうの苦しみ(豆つぶレベル)。「さんびゃくぼう」さんです。

さんびゃくぼう 三百矛

漢字で書くと「三百矛」。『中阿含経』に出て来る
奈落で受ける責め苦のたとえとして用いられるもので、
朝・昼・夕にそれぞれ100回、
矛(ほこ)で刺されつづけるような苦しみでさえ、地獄道では
大雪山に対する石ころ・豆つぶのようなささいな極苦でしかないとされます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おしゃべり地神時代4。「ものいうあおみなわ」さんです。

ものいうあおみなわ 言語う青水沫

太古のむかし、ににぎのみことが
地上にやってきた頃の水面にただようものたちで、
よくことばをしゃべり、かつ狂暴な存在たちとしての側面も持ってました。



「あおみなわ」は、「あわ」あるいは
「みさび」(水銹、水面に浮かぶどろどろしたもの)のことだと考えられてます。




『出雲国造神賀詞』で描写されてるもので、
『日本書紀』に出て来るたちと同様、
ににぎのみことが向かう先の葦原中国のさわがしきものたちとして登場します。




草木咸能く言語あり 2」(『大佐用』vol.319)なども参照。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おしゃべり地神時代3。「ものいういわね」さんです。

ものいういわね 言語う磐根

太古のむかし、ににぎのみことが
地上にやってきた頃の岩石たちで、
よくことばをしゃべり、かつ狂暴な存在たちとしての側面も持ってました。



『日本書紀』で描写されてるもので、
ににぎのみことが向かう先の葦原中国のさわがしきものたちとして登場します。




草木咸能く言語あり 2」(『大佐用』vol.319)なども参照。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おしゃべり地神時代2。「ものいうこのもと」さんです。

ものいうこのもと 言語う木株

太古のむかし、ににぎのみことが
地上にやってきた頃の植物たちで、よくことばをしゃべり、
かつ狂暴な存在たちとしての側面も持ってました。



『日本書紀』で描写されてるもので、こちらは木々たち。
ににぎのみことが向かう先の葦原中国の
さわがしきものたちとして登場します。




草木咸能く言語あり 2」(『大佐用』vol.319)なども参照。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おしゃべり地神時代。「ものいうくさのは」さんです。

ものいうくさのは 言語う草葉

太古のむかし、ににぎのみことが
地上にやってきた頃の植物たちで、よくことばをしゃべり、
かつ狂暴な存在たちとしての側面も持ってました。



『日本書紀』で描写されてるもので、
ににぎのみことが向かう先の葦原中国の
さわがしきものたちとして登場します。


草木咸能く言語あり 2」(『大佐用』vol.319)なども参照。
明けましておめでとうございます。
本日から今年も「和漢百魅缶」へのアップがはじまりますので、
初日のきょうは恒例の12体連続アップでございます。


とざい、とーーーーーーざーーいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。


しじょけんのうま(四如軒の馬)
うまどしですので馬に関するものが出て来ることになります。
ということで寺社に奉納された絵の馬がぬけだして田畑にいたずらをする
――という各地に満遍なく残されてる安定の展開のなかから
今回は、矢田四如軒(1718-1794)の馬の絵のおはなしで駒並み揃えてスタートです。

さやまめむし(莢豆虫)
赤ちゃんがいるときに食べると
かんのむし発生につながる、とされる食習シリーズのひとつ。

はなかた(鼻荒)
2025年の千穐楽で出た「はなやわ」(鼻和)の
別バージョン。こちらは土佐行秀のものだと仮託されてる系統の
百鬼夜行絵巻に出て来るデザインです。

ウパシカムイ
おしりを拭くときに雪(ウパシ)を使っちゃいけないよ! 
というおしえにつながるのかどうなのか、まだあまり知らないのですが
とにかく雪(ウパシ)でおしりを拭くのはよくないということが
よくわかりる伝承を伴ってる、雪の精霊です。

ふらぬにふるゆき(降らぬに降る雪)
アイヌの雪のおはなしを採って出したので
ふしぎな体験みたいなはなしに出て来るタイプの雪からも
採り出して並べてみました。

じゃけんのもののうま(邪見の者の馬)
『妖怪ブックガイド600』でも翻刻されてる書籍を紹介した
『続向灯吐話』に出て来るおはなしからも馬に関するものを出してみました。
こちらは畜生道な馬さんです。

さちょうりょう(佐鳥竜)
以前「ちょうりょう」(鳥竜)をアップしてる
「獣形帽額」(じゅうけいもこう)に描かれるものたちのなかからのアップです。
先般売り出した『百鬼御用 妖怪かるた2026』に登場してる
きんおうしゅん(琴王俊)も、このお仲間ですゾ。

しゃけぶ(橿鳥)
夜鳴きする鳥たちに対する「縁起がよくない」が
語られてるタイプのものです。
こういう生活に密着してるタイプの伝承が、プランクトンみたいに数多く存在してる
という前提が厚ければ厚いほど、創作などの場でも
おはなしや新キャラが編み出せる、――というものですので
構造としてこういうタイプのものはどんどん取り扱っていきたいですネ。

だいかんむじな(代官狢)
偉い僧侶、偉い官僚、偉い姫君……などなど、
狐狸たちがすがたを変じて歓待を受けてゆくというおはなしに属するもの。
犬に退治されちゃうのも、本当によくある展開。

じゃどくじん(蛇毒神)
どくじゃしん」(毒蛇神)とおなじ語源なのかよくわからないのですが
とにかく、牛頭天王とかの祭文に関連して「蛇毒神」という単語は
寺社に関することがらにしばしば出て来るんだナということがわかる雰囲気です。

びょうのかき(病の垣)
疫鬼や疫神たちを防ぐために張る縄の仲間のひとつ。
おもいっきり、ガードな感じの呼び名で小野重朗「コトの南限とトキ」に
出て来たので、おもしろかったので採ってみたカンジです。

わかだなさま(わかだな様)
正月神な存在たちの呼び方のひとつ。
お正月そのままな存在たちも、まだあんまり和漢百魅缶には
数として登場させてないので、このあたりもキチンと構成&デザインを進めて
おきたい分野ではあります。


ということで以上、
お正月らしいもの、うまどしらしいものも織り交ぜつつ
つつがなく12番、打ち揃いました。



本年もあしたから和漢百魅缶はアップして参りますので
いずれもさまにおかれましては、かわらずご愛顧お引立のほど
御願い上げ奉りそろ。


とざい、とーーーーざーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーーーーーーーーー。





明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


地精為馬十二月而生
地精為馬十二月而生
■登場キャラ名前表
さえのかみのこま(道祖神の駒)
えやみのかみのうま(行疫神の馬)


今年のはじまり試筆の1枚は、今昔物語などの説話に出て来る
道祖神の駒・行疫神の馬にまずは材を需てのスタートです。
上に出してる字句は『円機活法』の馬の項目に引かれてる詞句の一節から。


春秋説題にあるものとして同書では紹介されており、
馬に関する故事をときほぐしてゆきます……といった趣旨の
むかしの文章などでは、よく引きごととして出て来てたもの。


今年いちねんも色々と
描きました&描かせていただきました!



描き納めに何を描こうかなということになりましたが
12月に大体いつも描くことになってる、
こいんりょう(虎隠良)が 今月はまだ
描く機会を逸しておりましたので、
おめでたい獣形帽額のなかの1頭、
きんおうしゅん(琴王俊)に 並べましての
描き納めの1枚でございます。







それでは、みなさま
良いお年をお迎えくださりませ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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