▼本日の妖怪（5868）かおなぜこうもり

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
毛の生へたる手にて顔を撫で。「かおなぜこうもり」さんです。



津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
人々が眠ってたりするところに飛んで来て、
顔をなでまわして睡眠のさまたげをしてきたりしたもの。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5867）はいのやみ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
香炉の灰ちりてくらやみになり。「はいのやみ」さんです。



津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
香炉の灰がとびあがって散り、
四方を真っ暗やみにしてきたというもの。
あとになると部屋にはひとつぶも灰は舞っておらず、
香炉もモトのままだったソウナ。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5866）じひびきとびいし

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
戸壁に傷つかず障子の紙やぶれず。「じひびきとびいし」さんです。

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
利信が捕獲した狐を自慢の稲富流の鉄砲で見せしめのために撃ったあと、
屋敷に何百もぶち込まれてきた石つぶて。

戸や障子に当たって家が震動するほどの地響きがあがったものの、
当たったはずの障子は紙にすら何も異状は無かったといったもの。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5865）ばんじゃくおとし

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
すさまじき響き。「ばんじゃくおとし」さんです。



津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
法印さまを呼んで拝んでもらおうとしたら、ものすごく巨大な岩石が
祭壇に大音量をあげて落下してきたというもの。
実際は何も落ちて来てなくて、法印や家の者たちにしか
見えたり聴こえたりして無かったソウナ。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5864）かしおくり

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
誰にとらすなどと云ひて。「かしおくり」さんです。

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
屋敷の者たちに天井などから「そなたにとらせるぞ」と
名指しで菓子を贈って来たりしたもの。

利信の母上たちが神をおなぐさめするとして
舞踊を奉納しつづけたことに対して「神はよろこんでおる」
というしるしとして出たもの。 「たばこおくり」とほぼ同じ。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5863）たばこおくり

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
「たばこおくり」さんです。

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
屋敷の者たちにていねいに奉書でつつんで
宛名もしたためた煙草（たばこ）を贈って来たりしたもの。

利信の母上たちが神をおなぐさめするとして舞踊を奉納しつづけたことに対して「神はよろこんでおる」というしるしとして出たものです。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5862）ももほどのいし

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いづくとも知れず桃ほどの石を。「ももほどのいし」さんです。

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
まったくどこから投げ込まれたのかわからないが、
桃（もも）の実くらいの大きな石が室内などに飛んで来たりしたもの。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5861）こまほどのいぬ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ある時は手なれし犬となりて。「こまほどのいぬ」さんです。



津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
屋敷の飼い犬（いぬ）のすがたでふつうに現われ、
いきなり馬ぐらいの大きさになって、そのまま消えたりしたもの。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5860）ほゆるねこ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
犬の吠ゆるまねなどして消え失す。「ほゆるねこ」さんです。

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
ふつうな猫（ねこ）のすがたで、ひざのうえに寝転んで来たりしますが、
突然に犬そのものな声で吠えまくり、そのまま消えたりしたもの。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5859）はねやまぶし

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
美しき有様は孔雀鳳凰の羽とても是ほどにはよもまさじ。「はねやまぶし」さんです。


津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
7、8尺ぐらいの大きな図体の山伏で、
孔雀（くじゃく）や鳳凰（ほうおう）よりもうつくしい羽をしてる
「てんぐ」（天狗）のような姿、
踊りや謡をする群衆を呼び出したりしたもの。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5858）にらみやまぶし

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ひだりの手に縄、みぎてに剣。「にらみやまぶし」さんです。


津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
7、8尺ぐらいの大きな図体の山伏で、
明王のように縄と剣を手にもって、大のまなこにかどたてて、
ひとびとをにらみつけて来たというもの。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」

▼本日の妖怪（5857）あめほうぐ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
しきりにうちかけ。「あめほうぐ」さんです。



津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
神仏に祈るために仏壇を拝んだりすると、法具やらお供えが
動いたり浮き上がったりして、灰とか碗とかを雨のように
頭上から降らせてきたりしたもの。

『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた

『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

◆『大佐用』vol.169「丹後国変化物語の狐と妖怪1」
◆『大佐用』vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪2」