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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぐわぐわっげろげーろ。「あせいきょう」さんです。

あせいきょう 蛙乱叫

蛙(かえる)たちが突然に同時に声を
ピタリとそろえて鳴くというもの。



ながらく雨降りがつづいてると、これが発生することがあるそうで、
ふしぎなことに必ずそのあとには晴れがやって来るといいます。



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9月の「和漢百魅缶」へのはじまりのアップは、
げろげこげー。「あらんきょう」さんです。

あらんきょう 蛙乱叫

蛙(かえる)たちが突然に次々ふしぎと
間断なく不規則に鳴き叫びつづけるというもの。



ながらく日照りがつづいてると、これが発生することがあるそうで、
ふしぎなことに必ずそのあとには雨が降るといいます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
百鬼夜行にも効きます。「しんしゃしょうかい」さんです。

しんしゃしょうかい 辰砂小塊

漢字で書くと「辰砂小塊」で
辰砂の小さな結晶のかたまり。


夜に外を出歩かないといけないときは、
これを所持してると夜行してる鬼神に遭遇することなく、
通行が出来ると考えられてました。


辰砂は朱色の顔料にも用いられる鉱物。薬品としても用いられてます。
鬼神たちからは、夜になると辰砂は光を発して見えるようです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
うぶけ剃り剃り。「たいはつうつけつ」さんです。

たいはつうつけつ 胎髪鬱結

生まれたばかりの赤ちゃんのあたまに生えてる胎髪(たいはつ・うぶげ)は
適切に剃ってあげないと、腹痛を引き起こすと古くは考えられて来ました。



赤ちゃんの身体に残ってる陽気や胎熱は、血(あるいは気)を通じて
髪に集中してしまって熱がすべてそちらに行って鬱結を起こしてしまい、
そのぶんお腹が冷えてしまって腹痛になる、とされてました。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
水のおかた「もうしょう」さんです。

もうしょう 罔象

漢字で書くと「罔象」で
水のおばけたち。人間を襲って食べるとも。



もうりょう」(罔両)とは対の存在、「もくしょう」(沐腫)とも。
ちゅうしょう」(虫象)とも近いものだと見られます。
藤堂卓『故事熟語字典』では「水にゐるばけもの」の解説があります。
人間を襲って食べるという性質の箇所はあとの時代に添加されたもので
桂湖村『国語国字解』の「一名は沐腫、人をとり食ふといふ」のような解説も、
『孔子世家』の註などに「罔象 食人 一名沐腫」と出て来るような注解を踏襲してるもの。



『日本書紀』で「みつはのめ」や「くらみつは」に「罔象」の漢字が用いられてるのは、
罔象が水の存在なことによるもの。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
山のほうの「もうりょう」さんです。

もうりょう 罔両

漢字で書くと「罔両」や「蝄蜽」「蛧蜽」「罔良」「罔閬」などで
山のおばけたち。こだまのような声を返して来たりも。



もうしょう」(罔象)とは対の存在で、
水の属性が固定された「もうりょう」(魍魎)とは少し位置づけが異なります。

藤堂卓『故事熟語字典』では「山のばけもの」「木石のばけたもの」とあり、
「魍魎」な文脈として「水にゐるばけもの」の解説があります。
人間の声を真似てくるというこだまのような性質の箇所
桂湖村『国語国字解』に「山精にて人声を好みて人を迷惑せしむることを好むといふ」
などのような解説は、罔両についての単語の解説として古くからあったものを踏襲してて
『孔子世家』の註にも「山精 好学人声 而迷惑人也」とあり、山精と結びつけられるのは
「き」(夔)と「もうりょう」(罔両)がセットになってる点に由来するようです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぼーぼーぼー。「きか」さんです。

きか 鬼火

漢字で書くと「鬼火」で
鬼神たちが人間のおこないに対しての罰として
人々に向けて与える猛火や熱病のこと。


仏典で「七難」のうちの「衆火焼国難」の一ッとして挙げられるもの。
燐火(おにび)のようなものを示す「鬼火」とは異なります。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
めかくしさん。「てんぐのいたずら」さんです。

てんぐのいたずら 天狗の悪戯

夜に川で漁をしてると、突然に目の前が何も見えずに真っ暗になって、
どうにも歩くことが出来なくなってしまうことがあり、
てんぐ」(天狗)たちのして来るいたずらだと言われてました。


甲斐の国の桂川などで言われてたもの。
どうにも動けなくなってしまったときは、漁に使ってる網(あみ)を
頭にかぶって少し休んでると、
サッと目の前がもとのように見えるようになるんだソウナ。



やまのかみのめかくし」(山の神の目隠し)などは似たもの。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
屋根の棟にある。「ひとのせいき」さんです。

ひとのせいき 人の精気

人間のからだが弱ってゆくと、精気(あるいは魂)は
徐々にひょろひょろ抜け出て家屋の棟(むね)のうえのほうに
出て行ってしまうと考えられてました。



鴉(からす)たちは、その抜け出して棟に出て行ってしまってる
人の精気を「見ることが出来る」ので、死の予兆が出来る鳥なのだ
と言われてたといいます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
一ッ目小僧たちのメノカタキ。「みつめのげた」さんです。

みつめのげた 三ッ目の下駄

「ひとつめこぞう」(一ッ目小僧)や「めひとつこぞう」(目一ッ小僧)たちは、
目(鼻緒をすげる穴を目とみてる)が3つもあって数が多いという点から、
人間どもの役に立ってる下駄たちをいやな存在だと見てるのだソウナ。


相模の国などで言われてたもので、疫神としての「めひとつこぞう」たちが
判を捺す対象を下駄などの履物にしてる理由として語られてました。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
島原とかから来たのかな。「はちほんまつのひ」さんです。

はちほんまつのひ 八本松の火

伊予の国の新居郡にあった「八本松」のあたりに出たという怪火。
むかし宇高村うまれの遊び人な男がおり、
都から芸妓を8人引き連れて親元に舞い戻って来て、遊び暮らそうとしたのですが
家の者に追い出され、その8人の芸妓も海に沈められてしまいました。


火の玉として出るようになったのは沈められた芸妓たちの怨霊で、
その供養のために海辺に植えられたのが「八本松」だと言います。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
すこやかを狙え。「がわら」さんです。

がわら

「えんこう」(猿猴)や河童の仲間で、
人間を水のなかに引きずりこんで食べてしまいます。
伊予の国の宇摩郡入野村の田んぼにあった「がわら塚」は、むかし
庄屋さんの屋敷のすこやかな馬を盗もうとして捕まり、
うちころされた「がわら」を埋めたものだと語られてました。




「がわら」は「かわわらわ」(川童)の音のつまったものだとみられます。



笠井藍水は『四国地方郷土研究録』のなかで、この塚の本来の意味は
「瓦塚」(かわら塚)で、廃寺の瓦を埋めてた塚が名前の響きから
別のはなしを付与されたのだろうと考察もしてます。





プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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