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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
修行者にてそうらへば一銭もとらず。「きつねのうらかた」さんです。

きつねのうらかた 狐の占

津田利信の屋敷に襲来した狐が、のちに別の土地で行ってたもの。
津田利信の屋敷とはまた別のはなしとして描かれてる物語に登場します。



息子が行方不明になってしまった武士の家に
諸国修行をしている占(うらかた、占い師)に化けてやって来て、
いつごろに必ず息子が帰って来るといううらないの結果を示して、
息子に化けた狐を送り込む悪さをしていたといいます。


『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
愛宕のむすこさま。「あたごのおたいら」さんです。

あたごのおたいら 愛宕の於平

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
神仏をよそおって、利信の祖母や母上にうそ霊験を見せたりしたときに
愛宕山太郎坊のむすことしてその名が登場して津田屋敷に訪問、
しばらくのあいだ逗留していました。




何度か、於平が機嫌をよくしたり、へそをまげたりした結果であるとのお告げが
もたらされることは展開として出て来るのですが、
妹の岩姫同様、その姿を見せたりすることはありませんでした。


『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
愛宕のいもうとさま。「あたごのいわひめ」さんです。

あたごのいわひめ 愛宕の岩姫

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
神仏をよそおって、利信の祖母や母上にうそ霊験を見せたりしたときに
愛宕山太郎坊のむすめとしてその名が登場して津田屋敷に訪問、
しばらくのあいだ逗留していました。



『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
西の方へ行ぬれど持し入道のかたちはみへず。「うごくみそおけ」さんです。

うごくみそおけ 動く味噌桶

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
味噌蔵の5尺くらいある大きな味噌桶(みそおけ)が
浮かんで動いていってしまったというもの。



いちがんのにゅうどう」(一眼の入道)が持って
運び出してるという体で発生してるのですが、
そうみえてるのは味噌蔵から桶を持ち出してるのを目撃したひとりダケで、
あとから集まって阻止しようとした津田家の武士たちには
そのすがたはまったく見えてませんでした。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
虚空よりけらけらわらひ。「けらけらわらい」さんです。

けらけらわらい けらけら咲

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
神仏をよそおって、利信の祖母や母上にうそ霊験を見せたりしたとき、
奉納された踊りや供物などに満足がいったりすると、
虚空からけらけらけらとわらいごえが響いて来たりしたといいます。




『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。
形式としては「神仏が満足しているわらいごえ」ということになりますが、
その神仏自体がにせもの。





『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた
『大佐用』vol.173「丹後国変化物語の狐と妖怪5」
『大佐用』vol.174「丹後国変化物語の狐と妖怪6」
『大佐用』vol.175「丹後国変化物語の狐と妖怪7」
『大佐用』vol.176「丹後国変化物語の狐と妖怪8」
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
いつの間にかは敷きつらん地には五色の。「ごしきのはなもうせん」さんです。

ごしきのはなもうせん 五色花毛氈

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
はねやまぶし」(羽山伏)が召喚した大規模な踊りの場に、
またたくまに地に敷きまわされて登場した
ふしぎな豪華なる花毛氈(はなもうせん) です。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
くるくるどうぐ。「まわりからかさ」さんです。

まわりからかさ 廻唐傘

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
からかさ(唐傘)がぐるぐる回るように宙でまわってたりしたもの。


『変化画巻』などに描かれてるもので、
「こまどうぐ」(独楽道具)の場面に混ざって登場してたりします。


『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた
『大佐用』vol.173「丹後国変化物語の狐と妖怪5」
『大佐用』vol.174「丹後国変化物語の狐と妖怪6」
『大佐用』vol.175「丹後国変化物語の狐と妖怪7」
『大佐用』vol.176「丹後国変化物語の狐と妖怪8」

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
数千人もめぐるやうに。「すげがさのおどりこ」さんです。

すげがさのおどりこ 菅笠の踊子

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
はねやまぶし」(羽山伏)が召喚した
大規模な踊りを構成してた美しい娘たちで、
数千人が登場して輪になり、たのしげにおどっています。





『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた
『大佐用』vol.173「丹後国変化物語の狐と妖怪5」
『大佐用』vol.174「丹後国変化物語の狐と妖怪6」
『大佐用』vol.175「丹後国変化物語の狐と妖怪7」
『大佐用』vol.176「丹後国変化物語の狐と妖怪8」
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
多しその中に音頭取とおぼしくて。「きんのはうちわ」さんです。

きんのはうちわ 金の羽団子

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
はねやまぶし」(羽山伏)が召喚した大規模な踊りの輪の
「音頭とり」として登場した者たちで、
美しい金の羽うちわを持ち、きょくろく(曲彔)に腰かけ、
華麗なうたを唄いました。




『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた
『大佐用』vol.173「丹後国変化物語の狐と妖怪5」
『大佐用』vol.174「丹後国変化物語の狐と妖怪6」
『大佐用』vol.175「丹後国変化物語の狐と妖怪7」
『大佐用』vol.176「丹後国変化物語の狐と妖怪8」
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
青竹そうびではなくて、筆そうびのほう。「ひとつめにゅうどう」さんです。

ひとつめにゅうどう 一ッ目入道


津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
目のひとつだけある巨大な大入道。



『日本妖怪変化史』をつうじて筆を持ってるかたちとして知られてますが
物語本編に登場する「いちがんのにゅうどう」(一眼の入道)の持ち物は
「青竹」とあったり「青竹」絵をもったすがたで巻物に描かれたりしてるものが大半で、
「筆」と本編で描写されている作例は確認されてません。



『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた
『大佐用』vol.173「丹後国変化物語の狐と妖怪5」
『大佐用』vol.174「丹後国変化物語の狐と妖怪6」
『大佐用』vol.175「丹後国変化物語の狐と妖怪7」
『大佐用』vol.176「丹後国変化物語の狐と妖怪8」


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
一眼の入道となり蟹となり猫となり鼠となり。「いちがんのにゅうどう」さんです。

いちがんのにゅうどう 一眼の入道

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
目のひとつだけある巨大な大入道。
屋敷の女性たちの前におもに出没をして、
散々におどろかしたりして来ました。



青竹を杖のようについて歩いたり、
かぎをかけた戸を勝手にあけたり、
味噌樽をかついで運んだり、
泥だらけの手で顔をつかんできたり、その登場もたびたび。




江馬務『日本妖怪変化史』を通じて
「ひとつめにゅうどう」(一つ目入道)として知られてるデザインの画像妖怪で、
筆を持ってるかたちとして知られてますが物語本編には「青竹」とあったり
「青竹」を持って絵巻物に描かれたりしてるものが大半のようです。




『大佐用』でvol.169から新学期特集紹介をしはじめた
『大佐用』vol.173「丹後国変化物語の狐と妖怪5」
『大佐用』vol.174「丹後国変化物語の狐と妖怪6」
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『大佐用』vol.176「丹後国変化物語の狐と妖怪8」
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かしらには赤手拭おきておどりをり。「あかてぬぐい」さんです。

あかてぬぐい 赤手拭

川瀬伊織の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。
日暮れどきになると家の中に出現した、
赤てぬぐいをあたまにのせて、赤まえだれをつけた美しい女たちで、
おどりを踊ってるのですが、伊織以外の人間には
その存在は一切見聞きされなかったといいます。




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プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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