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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ぴかぴか。「かみなりおんな」さんです。

かみなりおんな 雷女

「雪女」の「雪」の字が魯魚された結果、
「雷女」と文字上にのみ発生してたもの。

(◆『日本妖怪変化史』1976・99p)

かみなりの鳴り渡る日に出たりする妖怪かしらん。





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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
有物如蓮華之状。「じょれんげ」さんです。

じょれんげ 如蓮華

たつまきが出現するまえに
水面に出るということがあるという、
蓮華(れんげ)に似たかたちのようなもの。
竜(りゅう)が水から出現するときのしるしだといいます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
国にみだら。「いんび」さんです。

いんび 淫麋

麋(び、おおじか)たちが大量に国に出没するといったもので、
これが起こるのは国が淫らなことによって
迷ってしまう前兆だとされたりしたソウナ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ずっかのむりよりは怖くない。「とうどのとら」さんです。

とうどのとら 唐土虎

山の中にひそんでたりするという
物凄くおそろしい強大なけもの。



「ふるやのもり」の昔話などで語られたりするもの。
「とらおおかみ」などと同種で、
虎を恐ろしい動物の代表として活用したかたち。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いどうみの。「てんぐどんのみの」さんです。

てんぐどんのみの 天狗殿の蓑

てんぐ」(天狗)が用いたりしてる蓑(みの)で、
人間を中にくるみこんで任意の地点に飛ばしたり出来ます。




むかし、畑仕事をすませて
じいさんばあさんがおだんごを食べてたら突然の激しい雨、
あわててるといつのまにかだんごが無くなってた。
ふしぎに思っていると、フワリと古ぼけた蓑が飛んで来て
二人をさらっていき、気が付くとそこはおまんじゅう屋で、
店の者がつぎつぎとたくさんのおまんじゅうを出してくれる。



じいさんばあさんが満腹心地でいると、
いつの間にかもとの畑に帰って来てて、さては腹を空かせたてんぐどんが
だんごを食べた礼としておまんじゅうをくれたのじゃなかろうか、
と思ったんだソウナ。





薩摩の国の鹿児島郡吉田の昔話などに出て来るもの。
「かくれみのみたいなものかな」と語られてたりします。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
魔界だぽぽー。「はとてんぐ」さんです。

はとてんぐ 鳩天狗

てんぐ」(天狗)たちがかたちをへんげさせた状態のもので、
見た目は変哲の無いただの鳩(はと)のすがたをしてます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
暈いくつ?。「にちうんしじゅう」さんです。

にちうんしじゅう 日暈四重

日にかかる暈(かさ)が4重にあらわれるというもので、
これが生じるのはいくさに敗ける兆しと
うらなわれたりしてたといいます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ぜったいこっちむかない。「こびんす」さんです。

こびんす 小びんす

土佐の国の土佐郡などにつたわるもので、
小びんす(こども)がいきなり目の前にあらわれて
とおせんぼをして来たというもの。
誰だと思って顔を見ようと思っても
相手は顔を左右にそむけてしまうので誰なのかはわからず、
誰かほかのひとが来たらどこかに消えてしまったソウナ。



しばてん」がいたずらをして化けてるものだ
とかんがえられたりしてたようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
梅萃開花の時代に来る妖怪。「うめこな」さんです。

うめこな 梅粉
あたらしい元号の発表をとりあつかったきょうの
妖界東西新聞』に新登場した、梅のおはなの化けたもの。



名前の文字は『万葉集』の梅花三十二首の序の
「梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香」から。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
雲如禽獣在中。「げつぼうきんじゅう」さんです。

げつぼうきんじゅう 月旁禽獣

漢字で書くと「月旁禽獣」で
月のそばに出るとされる異気のひとつで、
雲のような中に動物がいるようなものが見えるというもの。
これが出るのは主従関係によくないことが起こる兆し
と占われてました。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
地獄のつよいやつ(しかし専門技術亡者に弱い)「みつめおに」さんです。

みつめおに 三ッ目鬼

地獄にいるという鬼で、亡者たちにきびしい責め苦を与える
獄卒の役割をつとめてるといいます。



くろおに」(黒鬼)などのような、おはなしのなかでの強い獄卒
といった立ち位置のもののようです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
おつきさんごびょうき。「おやぐ」さんです。

おやぐ 御夜具

お月さまやお日さまにかかって出る暈(かさ)のこと。
これがかかるのは天気が悪くなって雨が降る兆しとされてます。


プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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