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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
きもといもとは違うもの。「いかのこうあん」さんです。

いかのこうあん 烏賊の甲庵

竜宮に仕えている烏賊(いか)で、お医者さん。
竜宮城をあつかった絵草紙などに出て来る烏賊。
この「烏賊の甲庵」という名は勝川春朗(北斎)『竜宮洗濯噺』に見えるもの。







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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
群蝦従、声若謳歌。「ぐんかじゅう」さんです。

ぐんかじゅう 群蝦従

漢字で書くと「群蝦従」
いっぱいの数の蝦(えび)の大群が
大勢のひとたちがうたを謳ってるような音をたてて泳いでくる
というもので、巨大な鯨(くじら)のうしろに
これがついて来たりすることが、ふしぎなこととして
五行志などに記されてたりします。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
丹蝦長十丈。「たんか」さんです。

たんか 丹蝦

漢字で書くと「丹蝦」
10丈くらいの大きさがあるという巨大な蝦(えび)で、
そのひげ1本も8尺ちかくあり、大きい杖のようだといいます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
まひるのごときあかるさ。「こうしょうか」さんです。

こうしょうか 光照蝦

漢字で書くと「光照蝦」で
嘉靖27年(1548)に江西の浮梁県でたくさん捕れたという蝦(えび)で、
大ぶりなかたちですがふしぎなことに背中からものすごい光を発してて、
まるで昼間みたいに明るかったソウナ。
しかしひと晩たつともう光らなかったといいます。



この年は、はやりやまいがあったそうで
その兆しだったのではと考えられたそうです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
甲つきたるものは。「ちゅうとうか」さんです。

ちゅうとうか 仲冬蝦

漢字で書くと「仲冬蝦」で
蝦(えび)を仲冬の月(11月のこと)に食べるのは、
長寿をするためには悪く、からだを害するものである
として避けられてたといいます。




『延寿撮要』には月禁のたべものとして
11月に「亀・蝦・蚌」が挙げられてて「一切著甲之物」とも記されてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
腹下通黒。「つうこくか」さんです。

つうこくか 通黒蝦

漢字で書くと「通黒蝦」で
ふつうのものと一見かわらないけど腹が黒いものがある
という蝦(えび)で、これがまじってたりした場合、
食べたりすると死ぬことがあるとして避けられてたといいます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
煮白色。「じゅくびゃくか」さんです。

じゅくびゃくか 熟白蝦

漢字で書くと「熟白蝦」


ふつうの蝦(えび)なのに、ゆでたり加熱したりしても
特有のしましま模様がまったく浮かび上がらず、
すべてが真っ白になるというもので、
これがまじってたりした場合、食べたりすると
死ぬことがあるとして避けられてたといいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
蝦無鬚者殺人。「むしゅか」さんです。

むしゅか 無鬚蝦

漢字で書くと「無鬚蝦」で
ひげが全くついてないという蝦(えび)で、これがまじってたりした場合、
食べたりすると死ぬことがあるとして避けられてたといいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
フルーツおそなえ。「いっぽんあしのさいのかみ」さんです。

いっぽんあしのさいのかみ 一本足の塞の神

道ばたをまもってるという神様で、
みすぼらしい姿の一本足ですが
実はものすごい荒ぶる鬼神の類で、人間の肉を食べるともいわれてます。
人間の味と似てるので柘榴(ざくろ)を供えると、とってもよろこぶと言います。



大黒さまから借金をしてるそうで、
大黒さまとはあまり顔をあわせたくないとも言われてます。



美作の国勝田郡梶並などにつたわるもの。
柘榴が好きだという箇所は鬼子母神のはなしなどとの合流がうかがえます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
欠けて飛び来たる。「ごだいさんのひつじさるのかた」さんです。

ごだいさんのひつじさるのかた 五台山の未申方

綏靖天皇のころ、もろこしの五台山のひつじさるの方角が
欠けて空を飛び、日本に向かって飛んで来たというもの。
そのかけらは途中でふたつに割れて、
ひとつは金峯山もうひとつは筑波山になったのぢゃというハナシ。




『古今和歌集序聞書三流抄』など古今和歌集の古註釈書に登場するもので、
「もろこしの吉野の山に」とか「もろこしの筑波の山の」とかいう和歌の文句にでてくる
「もろこし」の由来を解説する際に語られてた佃承。
みかどの御宇は一定ではないようで、
『古今和歌集頓阿序注』では崇神天皇のときと設定されてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
殺鬼精物。「とうそうどうじ」さんです。

とうそうどうじ 東桑童子

漢字で書くと「東桑童子」
毒を消して鬼精を殺し、ひとびとを守ってくれる存在。
桑の字がはいってますけど桑の木は関係なくて
本義は香料のひとつである青木香(しょうもっこう)の一異名。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
木々の葉ばりばりもしゃもしや。「せごしき」さんです。

せごしき 背五色
大和の国の春日山に元亀3年(1572)に
大量に出たというふしぎな虫。3寸くらい大きさで、
背が五色で体の両端につのがあったといいます。
山の木々数千本を音をとどろかせて食べてしまったトカ。



『永禄以来年代記』に書かれてる記述をモトに。
五色というのが単色で五色模様があるのか、きらきらと玉虫状に五色なのかは
「背ハ五色ニシテ」としか無いのでハッキリしません。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
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