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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
頭痛を解決。「あたまのわらじ」さんです。

あたまのわらじ 頭痛草鞋

家のむねあげや屋根の葺きかえの時、
おもちといっしょにばらまいたりするという草鞋(わらじ)で、
鼻緒(はなお)を切ってあるもの。



あたまが痛いときにまくらもとにこれを置くと
治るといわれてました。





俗信に見られるもの。信濃の国では夜泣きの赤ちゃんのまくらもとに
これを置くといいともいわれてました。



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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
寒天は竜王の好物。「じんた」さんです。

じんた

陸中の国などでいわれてるもので、
天草(てんぐさ)を海で採ってるときは「てんぐさ」と呼ぶと
海が荒れるとされてて、「じんた」と呼ばないといけないといわれてました。



海の中にいる竜王たちが天草をものすごく好きで、
奪いたがって海が荒れるから「てんぐさ」と呼んではいけなのだトカ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あしが痛むのは、「きつねのくそ」さんです。

きつねのくそ 狐の糞

歩いてて急に足が痛くなったりするのは、
知らないうちにどこかで狐(きつね)のくそを
踏んづけたりしてたからだ、などといわれるもの。



三河の国などにつたわる俗信にみえるもの。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
しろく咲いたか「うどんげ」さんです。

うどんげ 優曇華

何も無かったところに突然ポッと咲いたりするという
白いふしぎな花で、あれっと思ってるといつの間にか
かげもかたちも無くなってたりするトカ。
これが咲くのは家が没落する前触れとも。



「うどんげのはな」(優曇華の花)に関する俗信のひとつの例。
家運がかたむく前兆としてのもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
がけ懲罰家畜会。「げし」さんです。

げし 崖

むかし、牛(うし)はふつうに野で暮らしてたのですが
人間がこれをつかまえて仕事につかおうと計画。
つかまえようとこころみますがどこまでも牛は逃走します。



しかし、げし(がけ)がぼこぼことしゃしゃり出て来て
牛の行く手をさえぎり、ついに牛は農耕に従事させられる身の上に。



なので牛たちはいまでもことあるごとに
げしを見ればつので破壊しようとするんだとヤラ。




昔話などにあるというもので、がけを
どしどしつので攻撃したりする牛の行動からつくられてもののようで、
そのような習性のある牛を「げしつき」(崖突)と
言ったりもしたそうです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あかいみをたべた。「こうぼく」さんです。

こうぼく 亢木

漢字で書くと「亢木」で、
『山海経』の中山経のなかにでてくる浮戯(ふぎ)山に
多く生えてるという木で、これにみのる赤い果実は
たべると蠱疾(こしつ)をさけることが出来るといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
くわぬもの。「しわすかぼちゃ」さんです。

しわすかぼちゃ 師走南瓜

師走(しわす)の季節にかぼちゃを食べるのはいけない、悪い
とされてたりする俗信でいうもの。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぼわぼわぼわーー。竜宮の火事。「くじらのへひり」さんです。

くじらのへひり 鯨放屁

海の向こうの方から何か真っ黒なけむりが
もくもくもくもく進んで来るといったもの。


実際のところは蒸気船が石炭とかを焚いてるけむりのことを
そう戯称したりしてた様子。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
山姥=山優婆。「やまうば」さんです。

やまうば 山優婆

伯耆大山にいたという妖怪で
山にはいって修行してるやまぶしたちの前にでてきて邪魔をしてたりしました。




山優婆という用字ふくめて『伯耆国大山寺縁起』に書かれてるもので
種智金剛房という行者が修行中これに遭遇し、
焼いた石をうまいこと食べさせて退治したトカ。
(おくすりをくれ、といって出て来た山優婆に「はい」って焼石をあげた)
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
月岑デザインワールド。「じんめん」さんです。

じんめん 人面

凸型の顔をした見た目のふしぎなひとびと。
ひと以外のものもこのかたちの顔や表情の存在も登場したりもする表現。



斎藤月岑(さいとうげっしん)による日記や『人面草紙』にみられるもの。
日記では家族(おれん――月岑の最初の妻・掲載上の女性の人面の参考図――
・おまち・喜之助・おいと等)にのみ用いられているようです。


凸型という形容は森銑三によるもの。▼『大佐用』vol.154「初代人面草紙マニア」
戯文表現に属するもののようですが
何に拠って月岑がこの形状を愛用してたのかは未詳。
村田幸吉や氷厘亭氷泉などは「かぼちゃ」と見ている。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
ほかほかと伽羅の匂ひ来て。「きゃらのおいかぜ」さんです。

きゃらのおいかぜ 伽羅の追風

「こいすちょう」などをふわふわとうしろから手助けする
いいかおりの風の神。
戯文に見られるもので、ことばそのものは
うたの文句などで遊里や色恋の場面に使われたりするもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
聖人在位。「ぼうせいせい」さんです。

旄星精 ぼうせいせい

漢字で書くと「旄星精」
旄星の精霊だと考えられてたもので、
天下が聖人によっておさめられてると
これが地上に獣のすがたをとって出現するといいます。


『輟耕録』では「角端」(かくたん)がこれにあたるものだとされてます。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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