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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
袖から払っても払えねぇ。「せんびりむし」さんです。

せんびりむし せんびり虫

お金のかおりの良いところに、どんどん
とっついて来て、袖口から離れようとせず、
次々にお金を持って行ってしまうまるっこい虫たち。
「せびり虫」とも。商売や遊里などで、豪勢なお客や
金蔓の太いお客にたかる者たちを虫に見立ててることばで、
「せんびり虫がとっつく」などと表現されてました。


曲亭馬琴『夢想兵衛胡蝶物語』などをはじめ、戯文やことば遊びなどにも
直接に「虫」としてそのまま登場します。



――河竹黙阿弥『四千両小判梅葉』3幕目
「払おうといっても払われねぇせんびり虫のおれだ、
その気で生涯(しょうげぇ)貢(みつ)ぎなせぇ」
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
うめてあるにらみあいもの。「にちゅうのはこ」さんです。

にちゅうのはこ 二虫箱

術使いが新規にまじないをおこなうときに用いられるとされるもので、
木の箱のなかに蛇と蛙をいっしょに入れて、
いのりを捧げる本尊をまつってる場所の下に埋めるのだといいます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ちからは入れないで。「がきのすみ」さんです。

がきのすみ 餓鬼墨

お腹が減り過ぎてへろほろになってる「がき」(餓鬼)たちが
硯(すずり)で磨った真っ黒い墨で、ちから加減がとても理に適ってるので、
とても善い色や質の墨なのだソウナ。



「墨は餓鬼に磨らせよ、筆は鬼に執らせよ」ということわざに由来するもの。
「磨墨如病夫 把筆如壮夫」(墨を磨する病夫のごとく筆を把っては壮夫のごとくす)と
同様、書家たちに伝えられて来た極意で、墨を磨るときにはちからを入れると
善い色や質の墨にならぬゾというおしえ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぼうぼうばたばた。「むこうずねのひ」さんです。

むこうずねのひ 向脛火

目がまわるほどにいそがしい状態の人間の足から、
ぼうぼうと燃え出て来るふしぎな火。


戯文などに見られるもので「むこうずねから火が出る」
(ものすごくいそがしく働きまわること)をモトに、それを直接に表現してるもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
闇から触れるヨ。「なまぬるいて」さんです。

なまぬるいて 生温るい手

薩摩の国は枕崎の、瀬戸の坂を暗くなってから通ると
出ると言われてたもの。通るひとの顔をなでて来て
びっくりさせてたといいます。


あるとき、剣の使い手がたまたま坂道を夜あるいてたら、
あやしい手が出て来たのでズバッと斬りつけたところ、その正体が
芒(すすき)だったことが知れたと語られます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
飛びあがってアラーム。「やんぼしのかさ」さんです。

やんぼしのかさ 山法師の笠

山法師(山伏)が道中で命を奪われそうになったとき、
かぶってた笠を高く跳ね上げると、その笠は
天にのぼるぐらいに高く飛びあがって、どこであっても
山にいる仲間にそれを知らせてくれるんだソウナ。



英彦山の修験者などが登場人物として出て来る
説話・伝説に見られるもの。日向の国の諸県郡で語られてたはなしでは、
遠く離れた場所で殺されてしまった山法師が、絶命前に跳ね上げた笠が、
高くのぼって行って、英彦山にいる山法師にそれを告げたりしてます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
土地を区切って使いましょ。「があっぱのとち」さんです。

があっぱのとち があっぱの土地

「があっぱ」たちの暮らしてると考えられてる山や、
流れのほとりに馬を繋いで休ませるときには、かならず
地面の四方に柴(しば)の小枝を立てて「ここの土地を借ります」と
宣言してから休ませたといいます。



大隅の国などで言われてたもの。
山のなかで眠るとき、おなじように四方を囲んでから
就寝したりする習わしなどにも近いものです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ちちつつちつみつちみずち。「ぢどん」さんです。

"ぢどん/

大隅の国などに分布するかっぱの仲間。
おじどん」や「がらっぱ」とおなじようなものだといいます。



「ぢっどん」とも。最上孝敬は「ち」は
みずちなどの「ち」であると考察をつけてます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あとからとぼとぼ。「ついてくるたぬき」さんです。

ついてくるたぬき ついてくる狸

道をひとりで歩いてるときに、うしろから
誰かがついてくるような気配を出したりしてくるもので、
狸が背後からついて来て、やってるのだといいます。


肥後の国の球磨郡などでは、狸たちは
酔ってるひとのあとを好んでついてくるものだとも語られてました。





8月の「和漢百魅缶」へのさいしょのアップは、
ぱくぱくおしゃべり。「しゃべりだま」さんです。

しゃべりだま 喋り玉

口のうまい人間のことばに含まれてる玉で、
なかにはころころ変わる五色のけむりなどが入っており、
相手をうまくまるめこむんだソウナ。



戯文などに見られるもので、「ひとを口でまるめこむ」
などのことばから「玉」や「しゃぼん玉」が導き出されてるようです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
沖にうききの見えつるは。「おきえのごぜん」さんです。

おきえのごぜん 沖江の御前

沖にいる女神さま。
「えびすのごぜん」とは大体おなじような存在です。


九州をはじめ各地の神楽に見られる存在で、
「おきえ」には「沖江」のほかに「沖得」や「沖逢」などの用字もみられます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こぶしを食べちゃう人間。「おにのてこぼし」さんです。

おにのてこぼし 鬼の手拳

紅大根(べにだいこん)の輪切りなどのことで、
肥前の国などでは儀式の料理のお膳に
これの膾(なます)をつくって食べることによって
魔除けになるとも言われてたようです。



行事に食べられるものを鬼や魔王の身体の一部とする考え方は、
儀礼の伝書などにあった考え方。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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