▼本日の妖怪（5538）りうごうだね

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
去年の妖怪絵馬展で描かせていただいた、ひょーせんの分の絵馬から7枚目。
アッポル。「りうごうだね」さんです。



化けた林檎（りんご）の妖怪。ものすごく知識が高いので
滅多なことがないかぎり人間にも手を出しては来ない。





岡田玉山『唐土名勝図会』から画像妖怪モデルを選抜したものは
ひょーせんの選抜には2017年から増えてまして、
この「林檎種」とか、「晃帑獣」などはソコからのリデザイン＋新設定妖怪たちです。

▼本日の妖怪（5537）たきまじり

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
去年の妖怪絵馬展で描かせていただいた、ひょーせんの分の絵馬から6枚目。
「たきまじり」さんです。



滝の水の中に潜んでたりする
魔物の雑兵たち。




蓮っ耳（http://yokaidoyukai.ho-zuki.com/taisayo45.htm）な妖怪なので、そこらへんを強調。
蓮っ耳についての絵馬にまで書き込むテッテイぶりでしたゾ。



（実際の2017年妖怪絵馬展での「交滝」の絵――より）

▼本日の妖怪（5536）ちぶきす

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
去年の妖怪絵馬展で描かせていただいた、ひょーせんの分の絵馬から5枚目。
さかさんぼー。「ちぶきす」さんです。



屋根のほうから逆さまにぶら下がってくる妖怪。
血のかおりが好き。

▼本日の妖怪（5535）しゅんしこ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
去年の妖怪絵馬展で描かせていただいた、ひょーせんの分の絵馬から4枚目。
メデスン。「しゅんしこ」さんです。



名前は「俊士狐」とあてました。

くすりの智識の高い狐（きつね）たちで、
いろいろな効能のくすりをつくりだすことが出来ます。

「俊士」の語は『塵袋』から。学者ハカセのこと。

▼本日の妖怪（5534）こうどじゅう

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
去年の妖怪絵馬展で描かせていただいた、ひょーせんの分の絵馬から3枚目。
おおきいエレクトリカルコミュニケーション。「こうどじゅう」さんです。



漢字は「晃帑獣」とあててみました。
コンセントや電気のコードのようなものがだいすきな獅子のようなけもの。
びかびか光るたすきをまいてます。

▼本日の妖怪（5533）だいふきよ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
去年の妖怪絵馬展で描かせていただいた、ひょーせんの分の絵馬から2枚目。
弗箱をふきふき。「だいふきよ」さんです。



帳面や株券などが収められてる箱にすみつく、
小さいけものみたいな妖怪。

▼本日の妖怪（5532）はたんちょう

今年も東雲騎人さん、しげおか秀満さんとともに講師役を務めさせていただく

深川江戸資料館さんでの「妖怪絵馬展わあくしょっぷ」（7月21日）がひらかれ
本日から「妖怪絵馬展」（7月22日～9月1日）が開催されます。 

明確な妖怪としての名称が付与・認知されてない画像妖怪たちをお題にして

いろいろとみなさんに描いてもらったりする催しで
今年も昨日ひらかれた「妖怪絵馬展わあくしょっぷ」で描いていただいた
参加者のみなさんの多彩な作品がうまれつどいました！

（また今年も、講師3人も10枚ずつ画像妖怪さんたちを画題にして新作をつくりましたゾ） 




――ということで去年の妖怪絵馬展で描かせていただいた、ひょーせんの分の絵馬

「画像妖怪からリデザインをして考えた新手の妖怪さんたち」を改めて描いて、

本日よりの10日間、どしどしご紹介。

さて、1枚目。ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぱたぱたりんごんごん。「はたんちょう」さんです。



漢字で書くと「幡ん貂」
毛皮で出来た幡（はた）のようなかたちの妖怪で、
目や耳や鼻や口がからだな部分にもあります。
鐘だとか鈴を鳴らすのがすき。

▼本日の妖怪（5531）とらちゃん

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
天丼ばくばく氷水しゃりしゃり汁粉ずるずる軍鶏もりもり。「とらちゃん」さんです。



コレラなどをもたらす妖怪で、暴飲暴食をやたらにする
若い職人さんや小僧さんにかぶりついて来ます。

▼本日の妖怪（5530）はなみずぼとけ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
みずばなの中からも出さるる。「はなみずぼとけ」さんです。

鼻水といっしょに出て来てしまうという
変な三尊なほとけ。

名僧智識の発する気や言葉にも三尊は宿ってる、
などといったことを下地にしてあるもので
戯文などにみえるもの。

▼本日の妖怪（5529）だいつういきのせい

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
紋どころぷかぷか。「だいつういきのせい」さんです。

天に浮き立つことのある黒の三ッ紋のようなかたちの
雲気（うんき）で、通人の精だといいます。

北斗先生『雲井双紙』など洒落本の戯文中に登場してる
通客を材料にした雲気。

▼本日の妖怪（5528）こうじんなぶり

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いじってイライラ。「こうじんなぶり」さんです。



くど（かまど）を修理したりするのは
神無月（10月）におこなうもので、ほかの月、
とくに「春三月」（2～4月）におこなうのは
特に荒神さんがいやがって怒りまくるとされてます。

▼本日の妖怪（5527）おろちのしのびみ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
添い寝ぬけがら。「おろちのしのびみ」さんです。



大蛇などが美しい人間の姿に変じて、人間のもとに通って
自分のものにしてしまうもの。



弱点が知れて、退治されてしまう大蛇もありますが、
そのまま相手を自分の棲家につれていって大蛇としてしまうはなしもあります。