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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
生霊呑噬。「ゆじゅようま」さんです。

ゆじゅようま 楡樹妖魔

漢字で書くと「楡樹妖魔」で
とうげみちに生えてる楡(にれ)の大きな古木の
うえにすみついた妖怪が、そこを往来する村人たちや商人などを
襲って食べちゃってたりしたというもの。





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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
天からおつかい……グキッ。「ぎゅうせん」さんです。

ぎゅうせん 牛仙

漢字で書くと「牛仙」で、天にすんでたという牛(うし)。 
むかし、この世に雨が降らない日照りがつづき
人間たちが困惑し雨乞いを多発。
竜王が雨を降らせますが、天帝が雨の量はどのくらいがよいか
という調査をさせるため地上の土の具合を牛仙に見させにゆかせました。
その頃、牛仙はいまの牛とは異なった足をしてたのですが
天から地上へ行く途中で足を骨折。



報告が遅れたことと、牛仙が足を折ったという噂から「地上は硬すぎるのでは」
と、必要以上に降った雨のせいで地上は水びたし。
結果、天帝は役目を全うできなかった牛仙に対し「死罪じゃ!!!」ときびしいご沙汰。
太白星のとりなしで死罪はまぬがれましたが蹄(ひづめ)をわられ、地上へくだり、
人間のために農耕にはげむ、という役目に従事することになったのだソウナ。





牛を農耕に使うようになったことについての昔話。
ぎゅうだいおう」(牛大王)などとは似たつくりのものです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
四蛇同処一篋。「しくじゃ」さんです。

しくじゃ 四苦蛇

漢字で書けば「四苦蛇」で
4匹ひとくみの大きなへびで、仏教の「四苦」(生・老・病・死)を象徴したもの。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あの世のおだんご。「そうずのだんご」さんです。

そうずのだんご 葬頭団子

「だつえば」(奪衣婆)などが持ってたりするおだんごで、
本当は正式に死んでないのにあの世に行ったひとなどが
これを食べてしまうと
とりかえしのつかないことになってしまうので
注意が要るソウナ。



「葬頭」(そうず)は「三途川」(葬頭河)のこと。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
さんずのかわの脇に建つ。「そうずのみずぢゃや」さんです。

そうずのみずぢゃや 葬頭水茶屋

葬頭河(三途の川)のかわぎしにいっぱい建ってる水茶屋で、
かわいい鬼たちが働いてます。


平賀源内が死んだことをあてこんだ洒落本『翻草盲目』は
地獄からまがいものの「金」を極楽に仏たちのお化粧用に輸出して
地獄がにわかに好景気にわく部分があるのですが
そこで地獄の鬼たちに人気を集めたりしたのがこの水茶屋。






たけくされきえん 竹草暦閻



本日で今年も半期の総決算。夏越しに向けて
押戻しキャラクターも登場です。
今回は、「たけくされきえん」(武草暦閻)ずどんずどん。ずっしり。










ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
やまんばのファミリア。「ばっぱさま」さんです。

ばっぱさま 婆っぱ様

山の中にすんでるという婆さまで、ひとが来たりすると
家に招き入れてぶりっこぶりっこ食べてしまうといいます。
井戸や谷川でお米をといでたりもするようです。



岩代の国の安達郡などにつたわる昔話などに出て来るもの。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
びゅふーーーーーー。「あくふう」さんです。

あくふう 悪風

悪風で、ふつうにいえば、順風の逆のこと。
お経や仏像などを運んでる船に対して、じゃまをさしこまして
難破させたり沈没させようとしてくる魔物な風。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
けちっとひと鳴き。「いたちのひとつび」さんです。

いたちのひとつび 鼬の一ッ火

鼬(いたち)が一声だけ鳴くのは
「いたちが一ッ火を打ってる」音だといわれてて、
それを耳にしたら火の始末によくよく注意しないと
あぶないゾとされてました。


近江の国の高島郡などにつたわるもの。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
木からフィッシュ。「ごりぎ」さんです。

ごりぎ 石鮎木

木曽の山の中などでいわれてるとされてたもので、
古くなって朽ちた木は「ごり」という魚にへんげするんだトカ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
非保護色。「あかいうさぎ」さんです。

あかいうさぎ 赤い兎

羽前の国などにつたわるもので、雪の上を見た事も無いような
あかい兎(うさぎ)が駈け跳んでったりするというもの。



追いかけてもヒュッと姿を消してしまいますが、
その姿を消すあたりを掘り返してみたら
雪の中で死んだひとが見つかったりしたトカ。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
毎日重箱もってきてけろ。「あずきとぐ」さんです。

あずきとぐ 小豆磨

羽前の国置賜郡などにつたわる昔話に出て来るもので、
森に棲んでて「とんかたなたかかた」と音をたてるといいます。




たぬきがこれを起こしてるとされてて、
ある年、ものすごい日照りで田んぼに水をいれるのを困ってた男が
森で若い女に化けたこれに遭遇。



「毎日重箱につめたやきめし(おむすび)を持って来てくれたら、
田に水かけをやってやる」


と約束。それ以後、重箱を置いておくと水が入っており、
おかげで米も実った。女はたぬきの子供たちの食べるおむすびを得るために
これを持ちかけてたのだソウナ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いきな黒塀。「はなげ」さんです。

はなげ 花毛

黒板塀でかこった中でそだつというふしぎな植物。
ねこのなみだが良い肥料になるとも。



色香に迷ったことを示す「鼻毛をよまれる」
などが下敷きになってるもので戯文などにみられるもの。
黒板塀というのは妾宅の造りを利かせた設定。




プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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