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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
オフェンス・256。「なぞなぞわかいし」さんです。

なぞなぞわかいし 謎々若い衆

山小屋で仕事をしてるとやってくるという
どこの誰ともつかないふしぎな若い衆で、
「なぞなぞ」で勝ったら相手の頭を叩いてよい、という勝負をいどんできます。



すがたからはちょっと想像のつかないくらいの
ものすごい筋力で叩いて来るので、鉄の鍋などをコッソリかぶっておかないと
頭がばらばらになっちゃいます。


羽後の国の山本郡などにつたわる昔話では、
曲げ物をつくってるひとのもとにやってくる話で、
鍋で防御をして若い衆の頭を叩くときに鉈をつかって退治するのですが、
正体は年をへた大きな蝦蟇(がま)だったという結末になってます。






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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ライスひる。「ひるのめし」さんです。

ひるのめし 蛭の飯

ごはんをたべようとするとお膳の中身が
すべて蛭(ひる)の生きたのになってしまい、
まったくごはんが食べられなくなってしまうというもの。




むかし、ものすごい長者がいたのですが
生活態度がどんどんなまけていって、
朝めしを昼めしにするようになってたのですが、
あるとき飯がすべてこれになるようになって、
ついには死んでしまった――といった昔話に登場したりします。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
すいどうのむし」さんです。

すいどうのむし 粋道虫

色あざやかな粋道管(すいどうかん)のなかを
ぺこぺこ歩き回ってるという
にょろにょろぐでぐでした虫。
長い鼻毛みたいなのが生えてます。異名は「まぶ」ともいうソウナ。




明治ころ、水道の鉄管から蛭とかが水といっしょに出て来たことが
問題になったりしたことがらなどを下敷きにしたもので、
「水」と「粋」の地口。「まぶ」は遊里のお客を示す「間夫」から。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
一志なる岩根にいづる七栗の、「かいいし」さんです。

かいいし 貝石

伊勢の国の一志郡七栗につたわるもので、
山の土の中にあったりするという1尺ちかくの貝のような石。



「土精が凝り固まってこのようなものになった」だとか
「国造りがおこなわれる前に海だったところが地上になって昔の塩沙がなった」
だとかいった説がとかれてたみたいです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
宗清の臣。「あかいし」さんです。

あかいし 赤石

伊賀の国の阿拝郡の東野にあるという石で、
むかし討ちほろぼされた平宗清(たいらのむねきよ)の家臣の冤魂が
なった石なのだソウナ。



『三国地志』には、「大森」という苗字の家臣であった
ということが記されてます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
お米で小判。「こばんうむねずみ」さんです。

こばんうむねずみ 小判産む鼠

竜宮にいるふしぎなねずみで、
お米をひとつぶ食べると、1枚の金の小判を産みだすといいます。
亀をたすけたお礼に
これをもらって帰って来たりするはなしがあります。




羽後の国の山本郡の昔話などに出て来るもの。
欲を出してこれにお米をあたえ過ぎたら破裂してしまった、
それが佐渡の金山になった、などという結末がつくものなどもあるようです。









ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
まっすぐ立てて置いてね。「ころびつるべ」さんです。

ころびつるべ 転び桶

種子島などにつたわる俗信で、
舟につんでおいたりするつるべ(水をいれたりする桶)は
からっぽの時に転がして置いたりするのは非常にえんぎが悪いとされてて、
舟が転覆したりするからよくない、といわれ
必ずまっすぐ立てて置いてたといいます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
いもち病とかいろいろ持ってくるくる。「いねのくせ」さんです。

いねのくせ 稲の病

稲の病気のことで、
たんぼの稲にやまいをもたらすもの。


田のあぜに小正月におかゆを食べたときに使ったおはしを突き立てておくと
稲が病気にならない、など防ぐための俗信は多数あります。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
よろしくないデー。「ザッコ」さんです。

ザッコ

薩摩の国の黒島などにつたわるもので、
よろずのことすべてに凶
とされてる暦のうえの日のこと。



特に火のあつかいは忌まれるようで、
俗なたとえに、縄の綯目(ないめ)みたいなところからも火がたつほど
悪い日とされてます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
照明な宝石。「ピカナイホーセキ」さんです。

ピカナイホーセキ ピカナイ宝石

沖縄の昔話などに出て来るもので、
竜宮にあるという光かがやく宝石。
海の洞窟のような中でも
これがぽこぽこ置いてあったりして昼みたいに明るい。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ぴかぴかじゅわー。「カムイタムメレ」さんです。

カムイタムメレ

かみさまたちがつかうというもので、
光のようなタム(剣)で空から敵方を成敗したりもします。



アイヌの物語などに出て来ます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
どおりでつをひく。「いきうめぼし」さんです。

いきうめぼし 生梅干

まるくてふたつ並んで存在してるという梅干。
ときどき高いところに目撃されたりするとやら。




落語などに見られるもので『正直咄大鑑』では、
庭の桃の木の実をしもべたちにとらせていた時に
屋敷のお姫さまがそれを御覧に出て来て
ふしぎなまるくてぶらぶらしてる桃以外のものを発見、
ばあやに「あれはなんじゃ」とたずねると
ばあやは「いきうめぼしでございます」と答えてたりしてます。







プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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