▼本日の妖怪（5383）とかくしょうじょう

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
良く言う。「とかくしょうじょう」さんです。

黄色い狗のようなすがたをしてるという獣で
ひとのような顔をしてるといいます。

都郭の字は鄭郭（ていかく）とも書かれます。
『山海経』の注などでは「しょうじょう」（狌狌）と同じ物であると見られてます。

▼本日の妖怪（5382）ぜんじ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おそさるだボギャー。「ぜんじ」さんです。



漢字で書くと「前児」で、
東のほうの国にいるというめずらしい猿の仲間のような獣で、
立って歩き、こどものような声で鳴くといいます。

▼本日の妖怪（5381）びんぼうえのき

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、ひとつきぶりにアプレゲールではなく
アバンゲールにもどってきまして、「びんぼうえのき」さんです。

榎（えのき）の材木を家に用いたりすると
その家はびんぼうになるから、よくない等といわれてたもの。

えのきを部材として用いるのは長者などのすることだから、
といった意味合いもあったようです。

▼本日の妖怪（5380）コロッケばばあ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、ひとつき打ち続けました
アプレゲールな妖怪からの連続アップもいよいよ千穐楽、
去年カラリとあがった？　「コロッケばばあ」さんです。

コロッケを通行人の口や鞄にむきだしでねじこんでくる妖怪。

荒天時にあらわれる「たいふうコロッケばばあ」もあります。

▼本日の妖怪（5379）かしまれいこ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、アプレゲールな妖怪たち
そろそろ一ヶ月の連続もおおづめいっこまえであります。
仮面・死人・悪魔。「かしまれいこ」さんです。



女のすがたをした妖怪。未練をもって死んだ女のゆうれいが
これになったとされるうわさが多い。
足や手など自分に欠けてる部分を奪いに現われたりするとか、
「かは仮面のか、しは死人のし、まは悪魔のま」や「かしまれいこ」と唱えると
消えるとかいわれてます。

▼本日の妖怪（5378）プールばばあ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、アプレゲールな妖怪たちから
いまの季節は不向き？。「プールばばあ」さんです。



小学校のプールに出るといううわさのある妖怪。
プールの底から泳いでるひとの足を引いたり、
夜になるとプールサイドのコンクリートの上を走ってたりするソウナ。

▼本日の妖怪（5377）めさんがわ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、アプレゲールな妖怪のなかから
メコン川のとなり。「めさんがわ」さんです。

現世の人間ではないものが
人間として出没したりするときに
名乗るとうわさされてる苗字。よみかたは「めっさがわ」とも。

朝里樹『日本現代怪異事典』の調べによれば
2005年ころ以後に確認されているもの。
「滅三川と名乗る者すべて異なる世の人間也 丁重に扱う可」
などという記述の古書があると語られるが未詳。

▼本日の妖怪（5376）すきまおんな

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、アプレゲールな妖怪たちのなかから
住所・たんすのうしろ2ばんち。「すきまおんな」さんです。



部屋の中の壁や調度品とのほんの数ミリ・数センチの隙間から
じっと室内の人間を眺めてきたりするという女のかたちの妖怪。

▼本日の妖怪（5375）じゃんけんおじさん

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、アプレゲールな妖怪たちから
飴が好きなのかな。「じゃんけんおじさん」さんです。

「ぼうやじゃんけんしよう」と、子供に向かって
じゃんけんを挑んで来るというおじさん姿の妖怪で、
相手が勝ったら大きなキャンディをくれたりもするけど、
負けたらどこかにつれ去ってしまうトカ。

じゃんけんでは絶対はじめにグーを出して来るので、
パーを出すようにすれば負けることはないといううわさばなし。

▼本日の妖怪（5374）とことこ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、アプレゲールな妖怪のなかから
半身てくてく。「とことこ」さんです。



人間のしたはんぶんみたいな姿の妖怪で、
歩いて来るといいます。

▼本日の妖怪（5373）どくのおばけ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、アプレゲールな妖怪のなかから
咬む咬むがぷー。「どくのおばけ」さんです。



ある小学校に出るといわれてたらしい妖怪で、
人間にかみついて毒をそそぎこんでは殺してしまうといいます。

▼本日の妖怪（5372）しあわせのにんじん

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、アプレゲールな妖怪のなかから
給食の中身。「しあわせのんじん」さんです。

学校給食のなかにつかわれる輪切りのにんじんの中などに、
手をかけたかたちに切ったものを
ほんの数個だけまぜて、当たるとしあわせ、
というたのしみに使われてるもの。

いっぽう、その人間型の物の首だの手足だのが
調理過程でぶったぎれちゃったものが当たったりするのは
えんぎが悪い、などといううわさばなしもあって、
そういうのがでてきたときは、かまずに丸のみしないと
にんじんのかたちと同じになって死ぬなどとされたりしたソウナ。