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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
極上等しにがみ。「みなとがわのしにがみ」さんです。

みなとがわのしにがみ 湊川の死神

ものすごく高位な死神。
派手ないくさにあらわれるようです。



戯文――柴九郎『屠蘇ノ濫觴』に登場してる「しにがみ」(死神)で、
地獄の幽霊帳で「極上等」の位記をさずかってます。







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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
赤い葉っぱになっちゃうよ。「あかて」さんです。

あかて

赤不浄のあるひとが畑に種をまいたりする作業をしたりすると、
生えて来る作物が「あかて」(葉っぱがみんな赤くてきちんと育たない)に
なっちゃうなどといわれてました。



讃岐の国などにつたわってる俗信でいわれてるものです。








とざい。とーーーーーーーーざいーーーーーーーーーーーーー。



明けましておめでとうございます。
本日より2018年も「和漢百魅缶」へのアップはじまりでございますので
恒例の初春連続アップにてお送りしたいと存じます。




せきしょうく(赤小狗)
いぬどし、ということでワンちゃんがはじまり首座での登場でございます。
わわわんわんわん。
至正22年(1362)に生まれたという記録があったりもするようですが、
紅あるいは火のような赤だった、と記されてるので相当にレッドだったみたい。

かたい(嘉袋)
お正月めいて、おめでたい方向性。
蛇神さまや大黒様や鬼神が持ってたりするたからぶくろです。

おんめばた(御姫機)
2016年に描いた『みどりの魔群星』に登場した新手のデザイン妖怪のなかからの
和漢百魅缶入りであります。
機織りをお正月にやっちゃいけない、というのは俗信からの援用設定。

かまいたち(究奇)
きたないものを地面に埋めて処理するとき、きちんとした処置をしないと
土の中でそれが魔物へんげして、「むぐらもち」とか「まめつま」になったりするよ!
――というながれのなかに記述の出て来たもので、かまいたち錬成方法のひとつ。

おおはちのすむし(大蜂巣虫)
ビニールたべるよ。もぐもぐ。

ややかし
日野巌のまとめた妖怪の語彙(『日本妖怪変化語彙』)のなかに記されてる
「あやかし」の同体異名とかんがえられるもの。ハッキリと「アヤカシに同じ」としてるので
まあ、とりあえず……。

めらりひょん
同様の同体異名もの。先に入ってるぬらりひょんは基本デザインが
絵巻物寄りのものではないので(そっちにあわせて描くときはそっちで描きますケドね)
めらりひょんのほうが和漢百魅缶のなかではいまのところ一番
絵巻物のぬらりひょんらしさのある風貌――という、チョットしたへんな景観でもあります。

こんにゃくなまこ(蒟蒻海蛆)
なまこの字の「海蛆」は、普通の文脈で「こんにゃく」「なまこ」を使ってた
『東京新誌』の用字から採りました。ぺろぺろ。

てにすさあくるえもん(手荷洲早暁右衛門)
今年に入って描いたもの。スポーツものは意外とまだいないのでした。
かんらからから。

ばかがいのおばけ(馬鹿貝のお化け)
べろがでろでろ。馬鹿貝ちゃん。
しおひがりの戯画とかに出て来たりしますネ。(赤貝も仲間にいますネ)

おあぶおっかさん(おあぶ阿母さん)
先年の千穐楽には『妖界東西新聞』に登場したミサイルの妖怪が出ましたので
初春側も主任にはウエポン妖怪さんをお呼びしましたマザーなボムでございます。




以上、11体連続アップにておおくり致しました。
いずれもさまにおかれましては、本年も『和漢百魅缶』はじめ
ご愛顧お引き立てのほど、すみかすみまでべろべろんと、
こいねがい上げたてまつりまする。








とざい、とーーーーーーーーーーざーーーーーーーーいーーーーーーーーー。
明けましておめでとうございます。
本年もおひきたてのほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2018年本年の試筆『紅輪当宇宙』
■登場キャラ名前表
けんじゅうじん(犬戎人)
おおづのだい(大角赤魚)






2017年も、すこやかに
たくさんの絵やはなしをつくることが出来まして
これもひとえにいずれもさまのお蔭でございます。





まだまだ至らぬ技筆ではございますれば
また明年もご鞭撻のほど、
永当永当よろしくお願い申し上げます。







――と、いうことで大みそかの描き納め、
本年は、先々日ころからフイに起こった「もぐらに関する妖怪」という
話題の高血圧ぶりからの、偃鼠ちゃん(偃鼠=もぐら)と造物大女王さまの
組み合わせにて。



造物大女王・偃鼠











とざい、とーーーーーーざいーーーーーーーーーーーー。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
本年もいろいろアップロード納めの千穐楽。恒例の連続アップにて
お送りしたいと存じます。



ふるだのおがさん(蟇のお母さん)
先日アップをした、ふるだのおなのごのママ上。
「姥皮」をさずけてくれる役割を持ってて、山姥とかとキャラクターは少しかぶります。

りんねのわのはずく(輪廻輪葉木菟)
今回の連続アップでは、『妖界東西新聞』で登場した新画像妖怪も多く入れるのが
主題としてあがりましたので、ずいずいと登場です。
火車たちのうろうろしてる六道の辻におられる設定ですホー。

かんげきミサイル(観劇ミサイル)
「迎撃ミサイル」を地口するとこうなるのであります。ズドン。
『妖界東西新聞』での出演時は眠ってたので顔の造作がありませんでしたが
戯場ではパッチリ。

うみおかじ(海おかじ)
いろんなお野菜をお題としていただいて、したがきゼロで画像妖怪つくってく修行で描いた
寄野菜圃魔群星』での登場妖怪さんたちも和漢百魅缶入りです。

すずしろぐも(蘿蜘)
おなじく『寄野菜圃魔群星』でのデザイン妖怪。
修行直後にテケえもんさんがつくってくださった解説の中に川が出て来たところから
今回の改めてのイラスト化では背景に河川を入れましたのです。

さかいぎくちなし(境木梔)
伝承・俗信ものから。くちなしは黄色の色素をとるためによく使われるんですネ。

あかはだか
絵巻物からの画像妖怪。「ちからここ」や「かすくらい」の出て来る
方郁の作品に出て来るのですが、これは完全に「世界の刑天から」のひとつです。断言。

おどろおどろ
絵巻物シリーズの大看板です。いうところの「基本種」でもありますネ。
個人的には「おとろし」という名称のほうが「がごぜ」や「うわん」などの系統
あるいは「こわい」や「おぜえもん」などの系統に近い名称なので
ベースとなった単語としては「おとろし」のほうが先で「おどろおどろ」は
「し」が「くの字点」(踊り字)変化して「おどろおどろ」が出来た経路かな? と思います。

かきのまもの(顆気の魔物)
造物大女王さま(『大佐用』vol.49「五郎左衛門たち魔王」参照)を2015年の年の瀬から
「毎日造物大女王さま」と称して蓮っ耳の普及皷吹のために描いてるわけですが
5月ころ、「~気の魔物」を特集していっぱい描き添えたりしました。
そのなかのひとつからコチラさんも和漢百魅缶入り。

やまぶるかん(山ぶるかん)
『妖界東西新聞』に登場したミサイル妖怪、さきほどの観劇ミサイルの他にも
いろいろいるのですが、こちらさんがかなり最新の登場のもの。
ブルカンはボルケーノ(火山)から来てることはなんとなくでしたが、
山姥とシックリ合ったのでスイスイつくれたのでした。




さて、歳末ですから六月同様に押戻しでございます。
ずどんずどん。

たけかびうるめのすけ(竹加比閣之助)






2018年のお正月には、4日よりまたアップして参ります。
明くる年もあい変わらずのご贔屓ご引き立てをば
いずれもさまにおかれましては、ひとえに、こいねがいあげたてまつります。






とざい、とーーーーーーーーざーーーーーーーーーーーいーーーーーーーー。











ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
蛇退治のあとのパート。「ふるだのおなのご」さんです。

ふるだのおなのご 蟇女子

陸前の国などにつたわる昔話に出て来るもので、
蛇にたべられそうになってたところを助けられた
ふるだ(ひきがえる)が女の子のすがたになって
助けてくれるというもの。




冒頭、蛇に食べられそうになってた場面での
けがのせいで足をひきずってたりするなどの描写があったりもします。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
其目見竜蛇。「けいえい」さんです。

けいえい 桂影

漢字で書くと「桂影」


湖北のあたりにつたわるもので、
この病気(邪病)にかかるとそのひとにだけ
ふしぎな蛇や竜が目の前にみえるようになる、といったようなもの。



道士などに治してもらうソウナ。









ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
がおがおと吠えたりしない。「せいろう」さんです。

せいろう 青狼

大きな川や淵の中にいたりするらしい
狼のようなかたちのもので、
あまり動き回ることはないみたいです。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
せんにんハウスモンキー。「せいえん」さんです。

せいえん 青猿
仙人たちの棲んでるような深山にいるという猿(さる)。



白猿とか金猿とかもいますが
青猿というのもあるみたいですネ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
蝶になる鳥になる。「ちょうかい」さんです。

ちょうかい 蝶怪

明の時代に起きたことがあるというもので、
おおきな蝶が飛んでたかと思うと、それが
たちまち奇妙な鳥に変じたというもの。
大水の前兆だったのではないかと考えられたようです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あっちっちシール。「どういんだいねつ」さんです。

どういんだいねつ 銅印大熱

弘治7年(1494)に蘇州の役所の印(はんこ)が
突然ものすごい熱さになったというふしぎなもので、
誰も持って使うことが出来ずに困ってしまいましたが、
しばらくして、何もなかったかのようにモトに戻ったソウナ。








プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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