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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
吐飯成蜂。「とはんぼう」さんです。

とはんぼう 吐飯蜂

漢字で書くと「吐飯蜂」
仙人がつかって見せたりしたというもので、
ごはんつぶを蜂(はち)にかえて口から吐き飛ばしたりしたというもの。
蜂として普通にぶんぶん飛んだりしますが実体はごはんのままだそうで、
フッと戻せばまたちゃんとしたごはんつぶに戻ったと言います。







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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
げんぷくさして、かみゆうて、「ちょうざえもん」さんです。

ちょうざえもん 長左衛門

ちょんまげを結った二十日鼠(はつかねずみ)で、
おやきを売り歩いたりします。




山のおばさんの飼っているもの、
「やまんば」の飼ってるものとも唄われたりします。





からすに呼びかけるときにうたわれた童謡に出て来たりするもので、
「山のおばさんは子がおらいでさびしかろ 二十日鼠を捕らまえて元服させて髪ゆうて
長左衛門と名をつけて おやきを売りに出したらば となりの猫がチョイと来て
ひっき咥えてひゃんひゃんひゃん」など唄われます。









ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
かみのおとがめビー。「おとがめのはち」さんです。

おとがめのはち お咎めの蜂

むかし、羽後の国の神宮寺村で
禽獣の肉を食べてはならないと言われてたのに
「そんなことは構うことはない」と横手からやって来た荒くれ男が
持って来た鴨(かも)をもぐもぐ旅篭(はたご)で食べたところ、
どこからともなく蜂(はち)がやって来て男の着物の中に入り込み、
ぶすぶすぶすっとわきの下を何度も刺していったんだソウナ。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
鳴声大竹をひしぐが如ごとし。「おおだけ」さんです。

おおだけ 大竹鳥

応永23年(1416)4月、みやこの北野社にあらわれたという怪鳥。
大竹をひしぐような音を発して鳴いたり、
大きな目をぎらぎら光らせてたりしたといいます。




弓で射落とされたそのすがたは、
あたまは猫、からだは雉、しっぽは蛇のようだったといいます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
つくもがみえまきの名前のないひとシリーズ「ずれん」さんです。

ずれん 頭連


あたまが三ッつらなって生えてる妖物。




『付喪神絵巻』に出て来る妖物のひとつ。
呼び名は特に登場してないので付与してます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
西のさきのひと。「おせんにん」さんです。

おせんにん お仙人

西の国に住んでる者たちで、
亡くなったひとや修行をして羽化したり成仏したひとがなるといいます。




雲にのっかって移動したりします。



落語や昔話などに出て来るもので、
「仙人」という言葉が神様とか仏様とかと
どこか混ざってるかんじの感覚のもとで語られてるものです。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
活発なおめだま。「めでたい」さんです。

めでたい 目出鯛

目の玉が飛び出たかたちのめずらしい変な鯛(たい)。
とてもおめでたい。しゃしゃしゃんしゃしゃしゃんしゃしゃしゃんしゃん。



『御大相志目多発鬻』の結末に登場するもの。
戯文などではいくつもパターンがあるものですが
じっさいに絵のデザインがついてる単体のものとしては
ピックアップしておきたい一匹のひとつ。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
でかいぞえ。「めっそうどうじ」さんです。

めっそうどうじ めっそう童子

ぎょうさんおう」(ぎょうさん王)の召使い。
背が高くて62005丈もあるといいます。



てんほうどうじ」は同じ職場の同僚。
『五たいそう』に登場してる背の高い国の住人で、
似たようなすがたの従者は『五体惣〆是程』にも登場してます。










ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おおきいめしつかいさん。「てんほうどうじ」さんです。

てんほうどうじ てんほう童子

ぎょうさんおう」(ぎょうさん王)の召使い。
背が高くて62005丈もあるといいます。




『五たいそう』に登場してる背の高い国の住人で、
似たようなすがたの従者は『五体惣〆是程』にも登場してます。










ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
だいだ法師よりもデカイのかな? 「ぎょうさんおう」さんです。

ぎょうさんおう ぎょうさん王

背の高い「だいだぼっち」の住むというばくだい国の王様で、
背の高さは123456丈7尺8寸9分もあるといいます。




『五たいそう』に登場するもので、
南の海にいって巨大魚になった鮎(あゆ)に食べられてしまった船にのった人たちを
たまたま救い出す(食べようと思った魚の中にいた)などのはなしが描かれてます。


『五体惣〆是程』は『五たいそう』を参考につくられてる絵本で、
だいだほうし」(だいだ法師)の存在設定もコチラがモデルとなってるようです。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
寸法でいえばいちばん大きいほう。「だいだほうし」さんです。

だいだほうし だいだ法師

めっぽう世界に住んでるという超巨大な存在。
背のたけは十万由旬もあるといいます。





息子に代をゆずって隠居をしてるという点から考えると、
息子さんなどもいるようです。



七珍万宝『五体惣〆是程』に登場するもので、
巨大な魚「こん」(鯀)にのみこまれてしまった船に乗ってた人たちを
たまたま救い出す(食べようと思った魚の中にいた)などのはなしが描かれてます。




「だいだらぼっち」をモチーフに採ってるものですが、
デザインには「みこしにゅうどう」(見越入道)が用いられてます。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
鎌なおせー、前へすすめ。「やえうめ」さんです。

やえうめ 八重梅

石見の国の今田につたわるもので、
かみさまの宿ってる梅の木で「やえうめさん」などと呼ばれてます。




この木の前をとおりすぎる時に、
持ってる鎌(かま)の刃が木の方に向いてたりすると、
その後にケガをしたりすると言われてて、
前を通過する際には鎌の刃の向きを改めてから行ったといいます。









プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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